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今日も晴天。昨日より気温は低くなるという予報が出ていたけれど、日差しも強く十分暑かったです。
午前中は先週録画したきりになっていた【世界ふしぎ発見!】京都特集をやっと観ました。京都も宇治の平等院へもまた行きたいです。できれば海外からのお客さんがあまり戻らぬうちに——なんて言っていいんでしょうか
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さて、せっかくのお天気ですし、家にばかりこもっているのも不健康なので、お昼頃に駅前スーパーやコンビニまで買い物に行きました。今日の夕食や明日の朝食になりそうなものを少々。お昼ごはんは買って帰ったヘルシー(?)弁当でした。
帰宅後は洗濯したりゲームしたり本を読んだり、いつも通りのんびりと。
夕方から、久しぶりにきんぴらごぼうを作りました。しかし、ごぼうより蓮根の方が多かったような気が……蓮根炒めも好きだから、それはそれで良しです。もちろん、にんじんも一緒に炒めますよ。きんぴらごぼうについては、マクロビオティックのレシピに従っています。野菜をじっくり炒めて甘みを出し、砂糖もみりんも加えず、醤油のみの味付け。変に甘くならず、自分は好きです。
それとカニかまとキュウリとわかめの酢の物に、生協で買った揚げ出し豆腐、お弁当から半分残しておいた雑穀入りご飯で夕食にしました。
夜はいつも通り大河ドラマ『青天を衝け』を観ました。いよいよ東京で、民部大蔵省大輔大隈重信のもと「改正掛」としての活躍を始める渋沢栄一。度量衡の制定、地租改正、そのための測量、郵政事業、新たな産業の立ち上げ等々、次々と制度改革や新事業に取り組みます。特に、静岡から呼び寄せた前島密、杉浦譲(愛蔵)中心に郵便制度がスタートするまでのエピソードに胸躍りました。栄一が「はじめてのおてがみ」を送った相手が、駿府の慶喜公だというのもジンときます。
一方、官営製糸場(富岡製糸場)創設のため、栄一は従兄・尾高惇忠を招聘。長七郎や平九郎の非業の死を思い、新政府のために働くことを拒絶しようとした惇忠ですが、栄一の熱意に打たれ、新しい時代に踏み出すこととなります。その前段階として、生糸がどうして作られるかなど何も知らない同輩や大隈に対し、養蚕農家に生まれた者として「お蚕さま」について熱く語る栄一も面白かったです。
しかし、新政府がまともに機能しない傍らで、旧幕臣を中心とした改正掛が次々と新事業に着手し、成果を上げることを苦々しく思う大久保利通や岩倉具視らの新政府首脳。改正掛取り潰しを目論む彼らの暗躍も気がかりです。
もっとも、大久保が改正掛を目の敵にするのは、島津久光公のような過激守旧派を抑えるためという理由があったそうです。西郷さんが薩摩から戻って来られないのも久光公のせいだったとか——
それにしても、新事業立ち上げや仲間たちとの新たな取り組みを描くだけで、こんなに楽しくワクワクする「ドラマ」になるとは!これまで多くの幕末大河や明治維新ものでは、幕臣など維新と共に滅んだか反政府活動に身を投じたような描かれ方をされてきましたが、実際はそんなことはなく、きわめて有能な人材が新たな時代の推進力となっていたことを知らしめてくれたのが嬉しいところです。作中で言及があるかわかりませんが、大隈重信公は「明治政府の近代化など、殆ど小栗忠順(上野介)の構想の模倣でしかない」と語っていたそうです。今作でも小栗は理不尽に斬首されてしまいましたが……
思えば栄一たちの活躍も、大隈公という公正な目を持つ闊達な上司あればこそ。今後そこに新政府内の権力闘争がどんな影響を及ぼすかが心配です。
その後はEテレで【クラシック音楽館】視聴。やっと再開したN響定期演奏会から、パーヴォ・ヤルヴィ指揮のバルトーク作品。おまけコーナーでは、小曽根真とチック・コリア演奏による、モーツァルト「2台のピアノのための協奏曲」でした。
緊急事態宣言が一応明けて、演奏会やコンサートなども少しずつ以前に近い形で開催されるようになれば良いですね。