一時
今日は関東地方一帯で雪が降り、東京南部も大雪の恐れあり——ということで、すっかり巣ごもりの構えでした。妹と話し合って、母のいる施設への訪問は今週もパスです。
しかし雪は午前中にやや多めに降った後、次第に粉雪に、やがて霙へと変わり、夜には雨になりました。夜間の路面凍結は心配ですが、明日には回復してくる模様です。
朝食と夕食は昨夜作ったキムチ鍋。昼は、どうせ家にいるのならと、10年ぶりくらいにスコーンを焼きました。大原照子さんのレシピをベースにして、型抜きではなく丸めて作るタイプ。元レシピでは薄力粉だけ使っているところ、強力粉も加えてみました。そのためか砂糖を入れないからか、仕上がりはちょっと「パン」っぽくなりました。焦げ目も少し強かったし、温度設定は一考の余地ありです。次回は、昔よく作った別レシピで試みようかと思います。どちらにせよ、卵は使わないのがポイントです。
スコーンを作ったり食べたりしつつ、昼前からNHKで冬季オリンピック北京大会のフィギュアスケート男子シングル・フリースケーティングをずっと流していました。
上位の結果だけ記しておくと
1位:ネイサン・チェン 332.60
2位:鍵山優真 310.15
3位:宇野昌磨 293.00
羽生結弦はトータル283.21で4位でした。
あれだけ嬉しそうなネイサンを見るのは初めてな気がするし、パーフェクトな演技で圧勝の彼に続くのが日本の2選手(羽生を入れたら3選手)というのもすごいです。特に鍵山くんの初五輪とは思えない堂々たる演技には目を見張りました。メダルに相応しい構成の選手が、そのプログラムをきちんとこなし、その通りの結果になったというハイレベルな戦いでした。皆さん、おめでとう!
カナダのキーガン・メッシング選手や中国のボーヤン・ジン(金博洋)選手が良い演技を見せてくれたのも嬉しいし、ジェイソン・ブラウン選手の、一分の隙もない完成度高い演技にも感動しました。スピンもステップも美しく、4回転ジャンプなしでも6位入賞は当然と思います。
さて、羽生選手。公約(?)通り冒頭4回転アクセルに挑戦。転倒はありましたが、IOC公認大会で史上初の認定を受けました。3Aへのダウングレードではなく、あくまでも4Aでの転倒(アンダーローテーション)という扱いです。その後の4回転サルコーでの転倒もありながら、ショート8位から巻き返しての4位入賞は立派でした。
試合後のインタビューでは、足の感覚が殆どなかったとも語っていたそうですが——
率直に言って、FS演技前後の彼からはいつもの「鬼神のごとき」オーラを感じられませんでした。一視聴者の感覚的な表現でしかないけれど、SPで4Sが抜けた時に、彼の「何か」も確実に抜けてしまったのだと思います。過去の試合のどんな不利な状況でも保っていた「何か」。その何かが表面に顕れた時、人はそれを闘志と呼び、オーラと呼ぶのかもしれません。
こんなことを言うと怒られるかもしれませんが、この約10年間、彼は男子シングル界最強の「ヒール」でした。ほぼ氷上のラオウ様と呼んでも過言ではありません。勝手な願いですが、いつか敗れるにしても「我が生涯に一片の悔いなし!」まで全うしてほしい(ほしかった)と思わずにいられません。
関連あるかどうかわかりませんが、今大会に於いてはオーサーコーチが全く帯同せず、「彼のことは彼自身に任せている」と言って、ウォームアップやキスクラにさえ姿を見せなかったことも気がかりです。教え子が多い中で羽生のことは良い意味で「心配していない」から、と言うのも何か無理があると思ってしまうのですが……
そして、夜のハイライト放送やニュースなども全く観る気になれないくらいには、自分は彼のことが好きだったんだな……と実感しています。
気を取り直して(毎日そんなことを言っている気がしますが)——
オリンピックの合間を縫うように今夜は『科捜研の女』の放送がありました。
「デジタル舞妓」という存在、デジタルだからこそ成立する女装少年舞妓、様々なアイテム等々ちりばめつつ、根本にあるのは人の感情、というのが科捜研らしかったです。ネタバレすると、ちょっと——と言うより、はっきり「百合」でした。殊更それを強調したり好奇の目で見るのではなく、当たり前の感情として描いていたのが良かったです。もっとも科捜研は、以前から割とそうでしたが。
科捜研の後はEテレで【ソーイング・ビー4】。SF風衣装も1920年代のフラッパードレスも楽しかったです。挑戦者は皆さん大変そうで、今回はリズが脱けました。ドレスが素敵だっただけに残念です。残るはクレア、ニコール、マットの3人。いよいよ決勝です。
今日は関東地方一帯で雪が降り、東京南部も大雪の恐れあり——ということで、すっかり巣ごもりの構えでした。妹と話し合って、母のいる施設への訪問は今週もパスです。
しかし雪は午前中にやや多めに降った後、次第に粉雪に、やがて霙へと変わり、夜には雨になりました。夜間の路面凍結は心配ですが、明日には回復してくる模様です。
朝食と夕食は昨夜作ったキムチ鍋。昼は、どうせ家にいるのならと、10年ぶりくらいにスコーンを焼きました。大原照子さんのレシピをベースにして、型抜きではなく丸めて作るタイプ。元レシピでは薄力粉だけ使っているところ、強力粉も加えてみました。そのためか砂糖を入れないからか、仕上がりはちょっと「パン」っぽくなりました。焦げ目も少し強かったし、温度設定は一考の余地ありです。次回は、昔よく作った別レシピで試みようかと思います。どちらにせよ、卵は使わないのがポイントです。
スコーンを作ったり食べたりしつつ、昼前からNHKで冬季オリンピック北京大会のフィギュアスケート男子シングル・フリースケーティングをずっと流していました。
上位の結果だけ記しておくと
1位:ネイサン・チェン 332.60
2位:鍵山優真 310.15
3位:宇野昌磨 293.00
羽生結弦はトータル283.21で4位でした。
あれだけ嬉しそうなネイサンを見るのは初めてな気がするし、パーフェクトな演技で圧勝の彼に続くのが日本の2選手(羽生を入れたら3選手)というのもすごいです。特に鍵山くんの初五輪とは思えない堂々たる演技には目を見張りました。メダルに相応しい構成の選手が、そのプログラムをきちんとこなし、その通りの結果になったというハイレベルな戦いでした。皆さん、おめでとう!
カナダのキーガン・メッシング選手や中国のボーヤン・ジン(金博洋)選手が良い演技を見せてくれたのも嬉しいし、ジェイソン・ブラウン選手の、一分の隙もない完成度高い演技にも感動しました。スピンもステップも美しく、4回転ジャンプなしでも6位入賞は当然と思います。
さて、羽生選手。公約(?)通り冒頭4回転アクセルに挑戦。転倒はありましたが、IOC公認大会で史上初の認定を受けました。3Aへのダウングレードではなく、あくまでも4Aでの転倒(アンダーローテーション)という扱いです。その後の4回転サルコーでの転倒もありながら、ショート8位から巻き返しての4位入賞は立派でした。
試合後のインタビューでは、足の感覚が殆どなかったとも語っていたそうですが——
率直に言って、FS演技前後の彼からはいつもの「鬼神のごとき」オーラを感じられませんでした。一視聴者の感覚的な表現でしかないけれど、SPで4Sが抜けた時に、彼の「何か」も確実に抜けてしまったのだと思います。過去の試合のどんな不利な状況でも保っていた「何か」。その何かが表面に顕れた時、人はそれを闘志と呼び、オーラと呼ぶのかもしれません。
こんなことを言うと怒られるかもしれませんが、この約10年間、彼は男子シングル界最強の「ヒール」でした。ほぼ氷上のラオウ様と呼んでも過言ではありません。勝手な願いですが、いつか敗れるにしても「我が生涯に一片の悔いなし!」まで全うしてほしい(ほしかった)と思わずにいられません。
関連あるかどうかわかりませんが、今大会に於いてはオーサーコーチが全く帯同せず、「彼のことは彼自身に任せている」と言って、ウォームアップやキスクラにさえ姿を見せなかったことも気がかりです。教え子が多い中で羽生のことは良い意味で「心配していない」から、と言うのも何か無理があると思ってしまうのですが……
そして、夜のハイライト放送やニュースなども全く観る気になれないくらいには、自分は彼のことが好きだったんだな……と実感しています。
気を取り直して(毎日そんなことを言っている気がしますが)——
オリンピックの合間を縫うように今夜は『科捜研の女』の放送がありました。
「デジタル舞妓」という存在、デジタルだからこそ成立する女装少年舞妓、様々なアイテム等々ちりばめつつ、根本にあるのは人の感情、というのが科捜研らしかったです。ネタバレすると、ちょっと——と言うより、はっきり「百合」でした。殊更それを強調したり好奇の目で見るのではなく、当たり前の感情として描いていたのが良かったです。もっとも科捜研は、以前から割とそうでしたが。
科捜研の後はEテレで【ソーイング・ビー4】。SF風衣装も1920年代のフラッパードレスも楽しかったです。挑戦者は皆さん大変そうで、今回はリズが脱けました。ドレスが素敵だっただけに残念です。残るはクレア、ニコール、マットの3人。いよいよ決勝です。