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日本はゴールデンウィークとのことですが、こちら英国北アイルランドは通常営業です。
突然ですが、英語プレゼンテーションなんて嫌いです。
いきなり身も蓋もないことを言っていますが、日本語でのプレゼンも嫌いなのに、非母国語である英語でなんて好きなはずがありません。しかし、嫌いなこともやらないといけないのが、大人というものです。好きなことだけやればいいというのであれば、私はずっと家で寝ていますが、もちろんそういう訳にはいかないのが辛いところです。すなわち、この世は生老病死であります。
英語プレゼンテーションも、「Do it」と言われたら、「Sir, Yes, Sir」と叫びながら、やらなければならん訳です。
英語のプレゼンテーションと言っても、基本的には日本語で行うものと同じです。
しかし、幾つか違いというか、日本語プレゼンターが注意しなければならないことがあるように思います。
私もこれまでに様々な方々のプレゼンテーションを拝聴してきましたが、はっきり言って、日本人が日本語で行うプレゼンと比べても、欧米人の英語でのプレゼンの多くはとても上手だと思います。
なんとなれば「面白い」からです。
ユーモアを尊ぶ文化の違いもあるのかもしれませんが、欧米人のプレゼンの多くは面白いです。トークも聴衆をいかに引きつけるかという点で、やはり洗練されているように感じます。さらに、私のような非英語圏出身者にも判りやすいようにスライドも視覚的な主張が強いように工夫されており、あまり聴き取れなかったとしても十分楽しめます。
しかし、最近、よく聞いてみると、けっこうハッタリをかましている方々が多いことに気付きました。つまり、「いやいや無理だろべ」というようなこともサラリと言ってのけている研究者というのがそこそこいるわけです。面白ければいいというか、夢を語るのもアリというか、つまるところ「懐が広い」ということなのかもしれません。
おそらくですが、彼らは長期的な展望に立って、研究を進めているということなのでしょう。つまり、遠い将来の目標を見据えて、今の研究を進めているわけで、現在のデータを「針小棒大に語る」ことで将来の発展性をアピールしているわけです。もちろん、過大妄想を語っても説得力に欠けますが、現在のデータに則って論理的にプロセスを説明することで「針小棒大」を可能にしています。
そして、スライドの図も秀麗なものが多いです。これはおそらく「目で見て判る」ということを重視しているからです。ごまかしが効かないというか、どんなバカでも一目で判るようにするという配慮なのでしょう。
英語でのコミュニケーションは、たまに「一々そこまで言うんかい?」と思うようなことまで一々説明することがありますが、バックグランドが多種多様な方々に接するときにはやはり基本的なことから話さないといけません。それと同じで、どんなに知識がない人でも判るよう噛み砕いて説明することにこちらの人たちは慣れているといいますか、つまりある意味で「親切すぎるほど親切」です。
そういう配慮がスライドの図にも反映される結果、「多くのデータを詰め込んでいるにもかかわらず、とても判りやすい」という秀麗なフィギュアにつながるのではないかと思います。
ぐぬぬぬ、それでは、どういう風に私はプレゼンしたらいいのでしょうか。
「彼を知り己を知れば百戦殆からず」です。まあ、ごたくはいいから、「早く英語プレゼンテーションの準備をしなさい」と自分で自分を叱咤しつつ…
今日も今日とて頑張りますorz
突然ですが、英語プレゼンテーションなんて嫌いです。
いきなり身も蓋もないことを言っていますが、日本語でのプレゼンも嫌いなのに、非母国語である英語でなんて好きなはずがありません。しかし、嫌いなこともやらないといけないのが、大人というものです。好きなことだけやればいいというのであれば、私はずっと家で寝ていますが、もちろんそういう訳にはいかないのが辛いところです。すなわち、この世は生老病死であります。
英語プレゼンテーションも、「Do it」と言われたら、「Sir, Yes, Sir」と叫びながら、やらなければならん訳です。
英語のプレゼンテーションと言っても、基本的には日本語で行うものと同じです。
しかし、幾つか違いというか、日本語プレゼンターが注意しなければならないことがあるように思います。
私もこれまでに様々な方々のプレゼンテーションを拝聴してきましたが、はっきり言って、日本人が日本語で行うプレゼンと比べても、欧米人の英語でのプレゼンの多くはとても上手だと思います。
なんとなれば「面白い」からです。
ユーモアを尊ぶ文化の違いもあるのかもしれませんが、欧米人のプレゼンの多くは面白いです。トークも聴衆をいかに引きつけるかという点で、やはり洗練されているように感じます。さらに、私のような非英語圏出身者にも判りやすいようにスライドも視覚的な主張が強いように工夫されており、あまり聴き取れなかったとしても十分楽しめます。
しかし、最近、よく聞いてみると、けっこうハッタリをかましている方々が多いことに気付きました。つまり、「いやいや無理だろべ」というようなこともサラリと言ってのけている研究者というのがそこそこいるわけです。面白ければいいというか、夢を語るのもアリというか、つまるところ「懐が広い」ということなのかもしれません。
おそらくですが、彼らは長期的な展望に立って、研究を進めているということなのでしょう。つまり、遠い将来の目標を見据えて、今の研究を進めているわけで、現在のデータを「針小棒大に語る」ことで将来の発展性をアピールしているわけです。もちろん、過大妄想を語っても説得力に欠けますが、現在のデータに則って論理的にプロセスを説明することで「針小棒大」を可能にしています。
そして、スライドの図も秀麗なものが多いです。これはおそらく「目で見て判る」ということを重視しているからです。ごまかしが効かないというか、どんなバカでも一目で判るようにするという配慮なのでしょう。
英語でのコミュニケーションは、たまに「一々そこまで言うんかい?」と思うようなことまで一々説明することがありますが、バックグランドが多種多様な方々に接するときにはやはり基本的なことから話さないといけません。それと同じで、どんなに知識がない人でも判るよう噛み砕いて説明することにこちらの人たちは慣れているといいますか、つまりある意味で「親切すぎるほど親切」です。
そういう配慮がスライドの図にも反映される結果、「多くのデータを詰め込んでいるにもかかわらず、とても判りやすい」という秀麗なフィギュアにつながるのではないかと思います。
ぐぬぬぬ、それでは、どういう風に私はプレゼンしたらいいのでしょうか。
「彼を知り己を知れば百戦殆からず」です。まあ、ごたくはいいから、「早く英語プレゼンテーションの準備をしなさい」と自分で自分を叱咤しつつ…
今日も今日とて頑張りますorz