「不可視の両刃」放射線に挑む~英国大学院博士課程留学~

英国に留学して放射線研究に取り組む日本人医師ブログ

Londonにて 其の2

2018-06-16 | 2018年イベント
今日は英国の首都ロンドン Londonを流れるテムズ川 River Thamesの船旅を楽しみました。

私は幾度かLondonに来ていますがテムズ川クルーズをしたことがなかったので、今回は家族を連れてウエストミンスター Westminsterからグリニッジ Greenwichまでテムズ川の旅を楽しみました。ロンドンをご存知の方でしたら「ああ、そのルートね、はいはい」と思うのかもしれませんが、普段ベルファスト Belfastみたいな田舎にいる私は、大都会の真ん中を船に乗るだけでなんだか嬉しくなってしまったのでした。この時期のロンドンはとにかく花粉(?)が酷くて船旅中もHay feverが辛かったですが、それさえ除けば実に素晴らしい体験でした。
私が医学生だった頃、同学年の方がオックスフォード Oxfordに海外派遣留学されたことがあって(オックスフォード大学ではなく、ブルックリン大学の方)、その時に彼女がロンドンでテムズ川クルーズに乗った写真を見せてもらったことがありました。その時も好天に恵まれて、楽しくロンドン市街を見学できた様子でしたが、それを見て私も「羨ましいな」と思ったものです。そして、いつか自分も乗ってみたいなと。
その想いがようやく実現できました。

ウエストミンスターといえばたいへん有名な大聖堂がありますね。そこからビッグベン時計塔(残念ながら現在改修中でした)を横目にして、テムズ川の方に進むとロンドン・アイという大観覧車があります。天気の良い日に乗ることが出来れば街を一望できます。
ウエストミンスターから船に乗り、テムズ川から両岸のロンドン市街をゆっくり見物し、上の写真にあるようなタワーブリッジ Tower Bridgeをくぐりながら、1時間弱をかけてロンドン南東部のグリニッジまで到達したのでした。
グリニッジは王立天文台が有名で、現在最も世界で広く用いられているグリニッジ標準時GMT (Greenwich mean time)の基準となる経度0度線は、この天文台を通るように設定されています。まさに大英帝国の首都こそが「世界の時間の基準である」というわけですかね。中学受験の対策時に、「経度は英国のグリニッジ天文台が基準である」という問題がよく社会科で問われていたのを思い出しました。

昨夏、うちのラボに短期滞在していた某日本人留学生は「ベルファストには1ヶ月もいれば十分ですね」と言っていました。たしかにベルファストはこぢんまりとしていてすこし物足りない感があるかもしれませんが、ロンドンはベルファストと比べると見るところが一杯あり、さすがは世界屈指の大都市というべきなのでしょう。いつ来ても、色々な発見があって、楽しいです。

どの街にも、それぞれ固有の顔があるものです。英国の色々な街の顔をもっともっと見てみたいなと改めて思いました。


 


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。