ビール番長の上海ビール記録;シーズン1(2013~2017)

2013年~2017年の間、上海で過ごした筆者ことビール番長によるビール好きのためのビール記録(シーズン1)です。

黄山で飲んだビールたち[中国ビール]

2015-12-08 | FOREIGN BEER
週末を利用し、中国華東地区で屈指の観光地、黄山に行ってきました。会社の同僚や関係者と一緒のグループ旅行だったので、食事は毎回軽い宴会状態に。そのため何度かビールを飲む機会があり、幸いなことに2日間で計4種類の中国ビールを飲むことができました。


黄山泉啤酒
デザインが青島っぽいです。


黄山啤酒
なんだかビールっぽくないデザインです。


青岛啤酒/冰醇
このタイプの青島は初めて見たかも。青島ビールって目茶苦茶たくさん種類があるようです。(中身はほとんど一緒な気がしますが)
冰醇の意味は、冰が氷、醇がアルコールですので、氷結製法!と言う奴でしょうか。良く分かりませんが。


千岛湖啤酒
杭州のビールだそうです。
良く見ると、ネックのラベルと下のメインラベルの中心線がずれてますね。これがチャイナクオリティです。(^-^;
ガイドの言い値は15元でしたが、テーブルの上のメニューには6元と書いてあることに気がついちゃったけど、日本人価格&ガイド料の一部ということで払ってあげましょう。


感想・・・
味、色、香り、アルコール度数、全てがうすい。。。。東海地方の方言で言うと、しゃびしゃび(*)です。(笑)
アルコール度数は2.5~3.1%と、とても低く、飲んだ気がしません。

*:「しゃびしゃび」とは、主に東海地方で、液体状の物が本来期待する濃度や粘度よりもその液体が水っぽくてゆるゆるな状態のことを表現するときに使う、擬態語(?)である。
使用例;水を多く入れ過ぎたカレーを見た名古屋人「なに?このカレー、しゃびしゃびだがね。まっとカレールー足さなかんがね。」
比較級や最上級の使い方として、「しゃびんしゃびん」、「しゃっぴしゃび」というのもあります。(笑)


話を戻して…

どのビールも似たり寄ったりの味だったのですが、そんな中でも4つ目の千島湖ビールは比較的美味しかったような気がします。それでも小コップに3杯も飲めば飽きるんですけどね。

なぜ中国の一般的なビールはしゃびしゃびなのか。これにはそれなりの理由があるわけでして、中国の料理はどの地方の料理でも大抵味が濃くて脂っこいです。比較的淡白とされる広東料理でも脂っこいものが多いですね。で、こんな料理にはさっぱりしたこの手のビールは口直しにはちょうどよいので、中国人も時々食事時にビールを飲んでいる人を見かけます。但し、日本人のように冷やして飲むことはありません。脂っこい料理に冷たい飲み物は胃腸に良くないということを彼らは分かっていますから、食事中に冷たいものを飲む日本人を不思議がっています。(そして多くの日本人は中国で腹を壊すのです。)

また、この国では飲料水に気を使う必要があります。出所が分からない下手な水を飲むくらいならビールの方が安全でしょう。炭酸の殺菌効果がありますから。この手のビールは中国では一定の需要があるんですね。


★参考★
黄山ってこんなところ。
このブログで旅レポートを書く気はないので、詳しくは上記リンク(トリップアドバイザー)へ。
1枚だけ画像を貼っておきます。
前日に降った雪のおかげで奇跡(ガイドいわく、ラッキーだそうだ)の雪景色と雲海を堪能できました。
1000段以上の階段を昇降する雪中行軍は大変でしたが。。。

「まるで水墨画のようだ」・・・いや、違う。「この風景から水墨画が生まれたのだ。」と聞いて、納得できました。
「五岳归来不看山,黄山归来不看岳」(五岳に登ると他の山を見る気にならないが、黄山に登ったら五岳すら見る気にならない)
「黄山を見ずして山を語ることなかれ」
だそうです。

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