第7話「渦巻く陰謀」
陛下の部屋がら自室にウキウキしながら戻るヒュッレムが、可愛く見えた。
なんか、

そこへ、マヒデブランが錯乱状態で、ご登場。
バチーンッッ
その平手打ちで、ヒュッレムは後ろへと倒れ込むと既に鼻から血が垂れている。
「お前が殺したのよ」
もう一回、バチーンッと叩く。
「お前のせいで赤ん坊が死んだ」
バチン、バチンと。繰り返しながら。
「人殺しめ、よくも…」
……どのくらい殴ったのでしょうか。
グッタリとしているヒュッレムに更に暴言を吐いているマヒデブラン。
そこへ、ギュルシャーが通りかかり、慌てて部屋へ戻そうとするがなかなか戻らないマヒデブラン。
その現場をニギャールが通りかかってこれまた慌てて、ダイェに報告をする。
ダイェとその場にいたスンビュルを連れて、その暴行現場にやって来ると、まだ喚き散らしている
マヒデブランとすれ違うことで、加害者はマヒデブランと分かる。
ニギャールと、ダイェと、スンビュルは、廊下でピクリとも動かないヒュッレムをみて息をのむ。
痛々しい姿をみてとりあえず、ひっそりと部屋へ運ぶことにした三人。
まだ、マヒデブランの暴行を知らない陛下やハティジェは、優しい。
そうよね。
誰もが流産したっていうのに、罵倒したりする訳はないものね。
寧ろ、励ますよね。
そうこうしている内に母后さまがね、マヒデブランの部屋にやって来て、怒るのよね。
そこで、マヒデブランのウソがさく裂。
「暴言を浴びた」
「母后さまも、自分も、ムスタファも追放」
「宮殿をヒュッレムのものにする」
「みんなを有名する
……とまぁ、なんと嘘八百。
おいおぃ、何でそんなすぐにばれるウソをつくかな、マヒデブランは。
そのヒュッレムは晴れて赤黒くなったままうなされているのですが、其処にね
スンビュルが調理室から生肉をゲットして、なんと。
顔に張り付けた。
こうすることで、早く良くなるって。
……えー、本当なの?
腐るまで一日張り付けておけば、顔の晴れが引くとか。
えぇ~…ソレ、本当?(2回目)
スンビュルのダイェに対する言い分としてはこう。
陛下がヒュッレムを呼んで、その姿を見て誰のせいだと言われたらどうするのか?
で、ワタクシとしては
「……だったら、女医に早く診せてよ~」
です。
そんな民間療法なんかしないでよって言いたいのよね。
そうこうしている内に、ヒュッレムは目覚めるけれど…。
自分の顔を見て泣き叫ぶ。
そりゃあね。びっくりするよね。
自分の顔をみて力の出ないヒュッレムは、食欲もなくしていた。
珍しく母后のお世話ではなく、ヒュッレムの世話をしていたダイェだけど、
食べないからと言ってそんなにカリカリしたらダメでしょ。
そんなある日の夜。
皇帝が夜伽にヒュッレムを呼ぶんだけど…。
勿論、まだ顔に傷がある側女を連れてなどいけず、なんとかスンビュルは拒んでいるけれど。
ウソが下手すぎる。
「ヒュッレムが拒んでいる」だけじゃ、怒らせるだけじゃないよ。
全く。
案の定、「無礼だ」と怒った陛下は、ものすごい勢いで自室の扉を開けていざヒュッレムの部屋へ。
其処では、ヒュッレムが陛下を待っていた。
ここで、この回は終わりなんだけど。
もう、毎回いい所で終わるね。