第10話「ハンガリー進攻」
カスム師の息子は、降嫁してくるヒュッレムを今か、今かと待っているが、
なかなか姿を現さないのにやきもきしている。
その姿なんか、可愛い。
そんな事も露知らず、スンビュルとニギャールは「妊娠」が本当は「偽り」だという事を
言わせようと、あの手この手で仕掛けているが、これまた中々うまくいかない。
そりゃ、そっか。
そんなに、ホイホイ言う訳がないよね。頑張れヒュッレム。
そんな待てど暮らせど来ないヒュッレムに、流石にどうしたのだろうと思ったカスムは、
何時頃になるのか、と催促するわけだが、本当の事も言えない母后さまは、日延べを伝える。
ここまでは、とってもうまくいっているヒュッレムだけど、そうは問屋が卸さない。
母后の指示で医女の内診を受けさせられる。
内心、ハラハラしたでしょうね。
だって、この時まではウソなんだし。
だけど、医女の診断は…。
「懐妊」
ウソから出た誠よね、これって。
その真実に、母后さまの対応はさすが。
懐妊を祝って後宮の者たちにソルベとお菓子が振る舞われた。
けれど、この人は違う。
マヒデブラン。
懐妊を知ったら、卒倒しつつも流産させようと企てる。
自分も流産したから、その辛さを知っているだろうに。(自然だけど)
なんだかなー。
と思った回でした。
マヒデブランが嫌いになりそう。
母后さま、どうしてこんな人側についているのだろう。