第8話「燃える野望」
立って待っているヒュッレムに陛下は「何故命令に逆らう」とと問いただす。
かなり怒ってもいるけれど。
「こちらをみろ」
「こんな顔、皇帝にはみせられない」
っていうやりとりがね、冒頭にあるけれど、なんか。
キュンキュン。
(いや、当事者同士は、どうだか分からないけど、観客はそう思うのよね)
「どういう意味だ」
顔が傷だらけのヒュッレムに驚いた皇帝。
「いったい誰が、こんなひどいことを。誰の仕業か言うのだ。…そやつの命をその涙にささげよう」
なんて言われちゃって、ヒュッレムは本当に愛されていますね~
スンスン泣いている。しおらしいヒュッレムも変だけど(笑)
その相手の名前、言いにくいよねー。
本当はすらすらと言いたいんだけど、ここら辺は悪女を感じる。
流石、と言わざるを得ない。
でも、皇帝の寵を得る為の戦略ならこういう事をしたらダメだよね、ということですかね。
一方、マヒデブランは落ち着かない様子。
そりゃ、そうだけど。身から出たさび、といいましょうかね。
「今頃、被害者ぶってる。かわいそうな女を演じて、陛下にすがりついている」
と、うろうろとしているのはまぁ、わかるけど…。
でも、さ。次の言葉にワタクシは耳を疑う。
「あの女はうその塊よ」
お前が言うのか、ソレをっっ。
そう言いたい。
今回の件に関しては、嘘をつきまくっているのは、誰よっ。
陛下に、「その声も顔も憎々しい」と言われたマヒデブラン。
そして更に…。
「我々の関係は終わりだ」と告げられて、大泣きしているんだけど。
なんでだろう。ワタクシ、マヒデブランに関しては余り
可哀そうっては思えないのよねー。
その足で皇帝は、母后の元に行き「マヒデブランは旧宮殿へ追放させる」というけれど、
母后の計らいで追放は免れたようです。
良かったね、マヒデブラン。
だけど、本当のマヒデブランの試練はここからだからそれがね続くのかと思うと、
それならばいっそ旧宮殿に行った方が良かったかもしれない。
ヒュッレムは、陛下の部屋で、陛下自らが看病して全快して自室に戻ったら、マリアが駆け寄ってきた。
「お帰り~」って、喜んでいる様がとてもかわいい。
後宮の様子を教えてってヒュッレムは言うと教えているしね。
今更ながらに思うのが、どうしてヒュッレムはこう、孤立していたのでしょうか。
粗暴行為が多いから?
それだって、マヒデブランもだと思うし。
やっぱりムスタファが居るから、言えなかった、という事かしら?
なんだろうな。
母后さまのお部屋にいるマヒデブランは、ヒュッレムの状況について、「ツライ」と
母后さまに伝えるが、その母后は冷たく言い放つ。
「追放を免れただけでも感謝なさい」
「息子(皇帝)は激怒していた」
「助けてやったのにまだ文句いうの」
「子育てと祈りに専念して忍耐強くなれ」
……確かに。仰る通りです。母后さま。
マヒデブラン、ちょっと貴女おかしいよね。自分があんなことをしなければ、
陛下に言われることもなかったでしょうに。
今以上の関係は作れないでしょうけど、子どももまだ可能性はあっただろうに、と
思うとちょっと愚かだよ、と言いたい。
そして、皇帝を独り占めしたがっているヒュッレム。
イブラヒムにも、けん制しているけど…。
やきもち、程度ならまだかわいいぞ。度を超すと、駄目だぞ、と言いたい。
そうして、遠征に旅経つ時に、家族に挨拶をする皇帝。
勿論まだヒュッレムは、この場に居られません。
その場所にくる日は、何時なんだろうかな。
という所で、この回は終わりでした。
ワクワク感は特に感じない終わり方でしたー。
でも、マリアってかわいいね。
何時もヒュッレムの事を考えている。
「あんたは私のダイェね」
とヒュッレムが言っていたけど、それだけ信用していたって事。
勿論、マリアも色々とあるけれど。
こういう友情もハレムに末永くあって欲しい。
きれいごとか?