■ジャパンカップ’23予想
今年、競馬ジャパンカップは第43回になります。外国馬に挑む日本馬だった頃が懐かしい…。
先に言いますがほぼ人気通りの予想です。
出馬表(JRAサイトより、オッズは25日2時頃のもの)
■枠順
やっぱり目を引く1枠の2頭。当初から1、2番人気と思われていたイクイノックス(以下イクイノ)とリバティアイランド(以下リバティ)が最内枠で同枠となりましたね。ちなみにこの時点(25日2時過ぎ)での枠連11オッズは2.1倍、馬連は2.0倍です。そしてその外にタイトルホルダー(以下タイホ)が入りました。逃げ馬2頭はタイトルホルダーが内、パンサラッサ(以下パンサ)が外ですね。
もう一頭上位人気が予想されたスターズオンアース(以下スターズ)は大外と言っていいくらいの17番。さすがに外過ぎて僕はスターズオンアースにとってマイナス要素と考えます。東京2400mだけでいうと8枠は不利どころかむしろ若干良い枠なのですが、このジャパンカップはダービーと同じく内側(1枠のさらに内)が普段より1頭分余分に開くのでさすがに距離ロス的なものがあるでしょうし、後方待機するにせよ内に切れ込まないといけないので不安要素があります。
■位置取りや展開
当然パンサラッサの逃げでしょう。2番手はこれも普通ならタイトルホルダーだと思います。パンサラッサの理想で言うと3馬身程離す(間2馬身)くらいになるんじゃないかと思いますが、予想外に間が空かない可能性も十分にあると思います。3番手は比較的上位人気のディープボンド(以下ディープ)かな、人気薄が1頭2頭絡むかもしれませんが、結果にはさほど影響しないでしょう。逃げ馬2頭の枠順がパンサが外、タイホが内なのでお互い同じスタートを切った場合、枠が逆に場合に比べて若干ペースが上がる要素があると思います。
イクイノは普通ならこの直後だと思います。逆に言うとイクイノが宝塚記念やダービーのように中団より後方となってしまった場合はイクイノックスに黄色信号が灯ります。今のイクイノックスはどちらかというと王道競馬に近い位置取りがベストです。今思えばドバイSCの逃げ位置もそんなにおかしな事ではありませんでしたね。天皇賞のスタートが最高だったというのはある意味不安要素ではあるんですけど。
で、その直後に多分リバティがイクイノックスをじっくり見てるでしょうね。どっちかというと上手く外に出してイクイノにいつでも被せられる位置取りになった方が勝機はあると思います。鞍上川田なので仕掛け遅れはないと思います。イクイノの鞍上ルメールが仕掛けを出来るだけ遅らせて、それにリバティがワンテンポ遅らせて仕掛けるみたいになったら他の馬にもワンチャン出てくると思います。イクイノが負ける事はほぼ無いと思いますが(フラグか?)、あえて負けパターンを予想すると、後方に位置取ってしまった場合だと思います。中3週で体調が万全でないのではないかという疑いがあります。リバティは中5週?空いているので体調は万全でしょうけど、展開により仕掛け遅れ、早仕掛け、どちらの負けパターンもあると思います。
勝ち負けはもうこの2頭だと思います。イクイノが勝率9割、リバティが1割みたいな。まぁそんな数字で表せるようなものでは無いですが、これまでいろんな競馬をしてきたイクイノックスはパンサラッサの逃げが成功しようが微妙だろうが、”普通なら”優勝でしょう。古馬と初対戦のリバティは他の馬との力関係を示す判断材料がないというのもあります。秋華賞では着差1馬身ほどでしたが、この馬と同世代の牝馬との差はオークスの6馬身(以上)でしょうね。ただイクイノの内枠になってしまったのは鞍上ちょっと苦労するかもしれません。
…なので本命:イクイノックス、対抗:リバティアイランド
スターズオンアースは基本来れないと見てます。天皇賞秋のダノンベルーガやプログノーシスみたいな感じで後方からいって着を拾える…かなぁ?くらい。なぜかというとスターズはこれまで7回1番人気に支持されていますが勝利は1勝だけという不安定な競馬。大阪杯は見事な差し脚で惜しくも2着みたいな感じでしたが優勝したジャックドールは天皇賞秋であの様、およびVMで距離不足とは言え牝馬にあっさり敗戦したので戦ってきた相手関係が微妙。なので印象程強い馬じゃないのかなって僕は考えています。
…なのでスターズオンアースは抑えまで、連下:スターズオンアース
ドウデュースは秋2戦目なのでさすがに天皇賞のようなしくじりは無いと思っています(多少願望あり)。前回は武豊からの急な乗り変わりでしたけど、今回は2週間くらい前にはもうほぼ鞍上戸崎で決まってたろうし陣営で十分に話し合う時間はありました。きちんと折り合えばリバティが早仕掛けか仕掛け遅れの場合に2着まではあると思っていますし、もしかしたらを感じるのはリバティ以外ではこの馬です。
…なので単穴:ドウデュース
それに続く人気であろうパンサラッサやタイトルホルダーは、内が新しい馬場になるとは言え直線で耐えられるかどうか…うーん、少なくともイクイノの脚を抑え込むのは無理でしょうw どんなに高速で逃げてもイクイノックスが普通に走れば捕まるのは今年の天皇賞秋で証明されました。2頭とも連下候補かな。
他の馬について。
・ダノンベルーガ:無理、直線いい感じできても最後で垂れる、距離長いんじゃ疑惑
・ディープボンド:無理、直線でのキレ負け必至
・ヴェラアズール:無理、去年のJC以降全くいい競馬が出来ていない
■まとめ
基本はイクイノックス優勝、リバティアイランド2着という順当な結果予想です。なんのひねりもありません。レースが始まってまず見るポイントはイクイノックスの位置取り、そしてイクイノックスとリバティアイランドの位置関係です。前リバティ、後イクイノなんかになった時はちょっとざわつくかもしれませんが、この場合でもやっぱりイクイノの優勝は動かないと思います。小波乱があるとすればイクイノが後方になってしまった場合、1着リバティ、2着3着逃げ粘りもしくはスターズやドウデュース強襲は十分にありえますね(波乱か?w)。
本命:イクイノックス
対抗:リバティアイランド
単穴:ドウデュース
連下:パンサ、タイホ、スターズ
後は当日の状態を見てという事で。
■買い目と結果(202311/26 16:06更新)
結果
買い目:2>1>3+5+17+8の3連単4通り、5単勝、1-2-3の3連単
展開はスターズオンアースが先行してきたのだけが意外でしたが、他はほぼ予想通りでしたね。スタートでイクイノックスがリバティの前に位置取りっていうのが最大のポイントでしたがその通りになってくれました。予想の時にも書いたけど今のイクイノックスは先行馬なので後方になったらヤバいかと思ってました。
最初1000m57.6。流石にハイペースです。が、飛ばしているのはパンサラッサだけと言っていい。2番手のタイホはスタートからがんがん押してましたけど結局先頭にはいかずむしろ3番手のイクイノックスに2馬身差も無かったと思う。結果イクイノックスが優勝してるので、去年の天皇賞秋のイクイノックスがそれより前にいたというような感じですかね。
直線ではイクイノックス【本命】が残り200mでもう独走状態で優勝。2着争いは少し先に仕掛けたっぽいリバティアイランド【対抗】が残り100mくらいでちょっと2着怪しくなりかけましたが、スターズは先行したのが効いたのかそれ以上伸びず、ドウデュースは伸びきれず、タイホは徐々に後退。結果リバティアイランドが2着を確保しましたね、やっぱりこの馬もそれなりに強いですね。先に仕掛けたから最後怪しくなりかけただけでイクイノックス以外の馬とは少し差があると思います。
3着は先行策のスターズオンアース【連下】。ルメールとともに鞍上ビュイックはこのレース1番の好騎乗だったと思います。これ、日本人ジョッキーには無理ですね。有馬記念にくるなら人気になりそうですが要注意です。その好騎乗をもってしてもリバティアイランドにも届かなかったので牝馬2強の力関係ははっきりしました。
4着はドウデュース【単穴】。ん~個人的にはもうちょい脚を溜めてほしかった気がしますね。道中6番手から3コーナーまでずっと手綱を引きっぱなし。鞍上武豊だったらなと思わずにはいられない。それでも上りタイム33.7は2番目なんだけど、1番目が前に居たイクイノックス33.5という…。そしてその割に直線遅れてきて1着争いどころか2着争いにも届かず。
5着に一応タイトルホルダー【連下】が粘り込み。逃げたパンサラッサは12着。そしてお約束のような6着に毎度伸びきれないダノンベルーガ。7着のヴェラアズールも妥当かなと。
収支的には1万5000円使って3万3900円回収みたいな感じです。
すこし豪華な夕食が食える程度ですが、馬券を買ったのは久々なので良かったです。
頑張れタイトルホルダー!君にはまだ有馬記念がある!!
今年中に取り戻せるぞ。
■下位の馬は…何しに来たのか
13着以下の6頭はずっと後方のまま終わっただけ。中には重賞勝ってない馬も居るし、乗って回ってきただけ、馬数合わせなのか。