心の自由

被曝を最小限にして命を繋ごう!

<親と子>カリール・ジブラン 『予言者』より ☆移住の決意表明 

2013年10月06日 | 日記

    『親と子』

あなたの子はあなたの子ではありません。

自らを保つこと、それが生命の願望。

そこから生まれた息子や娘、それがあなたの子です。

あなたを通ってやってきますが、あなたからではなく、

あなたと一緒にいますが、それでいて、あなたのものではありません。

子に愛を注ぐがよい。でも考えは別です。

子には子の考えがあるからです。

あなたの家に子の身体を住まわせるがよい。でもその魂は別です。

子の魂は明日の家に住んでいて、あなたは夢の中にでも、

そこには立ち入れないのです。

子のようになろうと努めるがよい。

でも、子をあなたのようにしようとしてはいけません。

なぜなら、命は後へは戻らず、昨日を一緒に留まってもいません。

あなたは弓です。その弓から、子は生きた矢となって放たれて行きます。

射手は無窮の道程にある的を見ながら、力強くあなたを引きしぼるのです。

かれの矢が遠くに飛んでいくために。

あの射手にひきしぼられるとは、何と有難いことではありませんか。

なぜなら、射手が、飛んで行く矢を愛しているなら、

留まっている弓をも愛しているのですから。

                      カリール・ジブラン 『予言者』より


私は子供二人を育ててきた。

十数年前、この言葉に出会って、自分を叱咤激励して生きてきた。

この言葉は強い味方であった。

3・11から、息子達に働きかけるも、失敗してメールの返事さえ来なくなった。

被曝の危険を正確なデータで伝え、避難しかないと勧めても聞いてくれない。

それでも諦めないで、祈りをもって立ち向かうことにする。

二度と逢えなくてもかまわない。

この言葉に支えられて、小雀を育てた古巣を片付け、困難な移住の道を踏み出す。

 


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