熊本地震の時に
愛用の食器がことごとく割れてしまったので
しばらくは、
奥にしまい込んで欠けることすら免れた
どうでもいい食器、こっちが割れてくれたら良かったのにホント世の中ついてないわ
と、手に取り無事な姿を確認して、唸った(←?)
そんな食器でご飯を食べておりましたが (説明長いわ)
「ご飯茶碗だけは、ちゃんとしたので食べたいね」
ということで、粉引茶碗を買った話は以前載せておりましたね
(「描いた絵が傾いて見えていたがホントにグラグラする茶碗」を参照)
↑ そんなタイトルではない
天草の丸尾焼のお店までドライブがてら出掛けた時に
やっぱり粉引茶碗に目がくらみ惹かれ
「息子の茶碗も買わないとー」
購入~
その時に、お店の奥さんがコーヒーを御馳走してくださいまして
熊本大震災の話になったのですよ
天草は殆ど地震の被害はなかったらしいが
熊本の陶磁器職人の窯もあちこちやられたらしく
益城や西原に窯を置いていた職人さんたちは
店を閉めたらしい
「もう、わざわざお金を出してまで陶磁器を買おうという客は
いないのではないか・・・」
と、転職を考えている人がいる
「なんと励ましていいのか、わからなくてねぇ」
と、話してくれました
震災の後で
残った食器でご飯を食べていたんだけど
縞粉引のご飯茶碗を買って
ご飯をよそって
食べた時に
「あぁ、ご飯が甘くておいしい」
と、純粋に思ったほど
余裕がなくなってたのにも驚いたけど
五感全体で食事を摂っていた そんな発見があった
という話をしました
手に伝わる陶磁器のフォルムをも味わうところが
日本人なのかなぁ
また、食器を買う時は
熊本の作者さんのにしたいです
いつもありがとうございます
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