今朝、朝錬の時に見た光景である。その光景を見て勝手な想像をした。
多分、地元地主の“大おかあさん”だろう、か。草むしりをしていた。朝錬の休憩を兼ね、声は掛けず暫く見ていた。ゆっくりとゆっくりとした動作で雑草を採っていた。昔からの農地、畑だったかの土地で、少し不自由になったような身体を動かしていたが、なぜか楽しんでいるようにも見えた。愛着ある土地を耕しているようにも見えた。
バブル期以降、都内近郊のそのような土地はあっと言う間に建売の小住宅ができているのを朝錬の途中に見てきた。今は建設のスピードが落ちたようだが宅地開発は続いている。切り売りで狭くなった農地、事情はいろいろあるのだろう。形だけの生産農地も多い。“大おかあさん”もそんな事情は知っているのだろうが関与していないように見えた。
時代、形は変わっても土地に愛情を持って接しているのがわかるような気がする。早朝、草むしりのその姿にはなぜか安らぎの光景がある。“大おかあさん”の姿を継ぐ次の世代はもういないだろう。
雑草をとった後どうするかは知らない。
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