ずいぶんアップするのが遅くなりましたが
島人文化祭の続きで
第二部は夜開催され舞台にて西表島の郷土芸能が発表されました。
小学生による『わらべうた』
方言で唄われました。
とても頑張ってました。
西表島のエコツーリズム協会のメンバーによる踊りや西表島の三線の研究所の発表、古い歴史のある集落の出し物など充実した内容で素晴らしかったです。
実は私も『踊りデンサーの会』という踊りの研究所に所属しており、
今回の舞台でデビューさせて頂きました。
演目は上原集落に伝わる『デンサー節』です。
まさにデンサーの会によるデンサー節だったわけで緊張しました。
しかも私の師匠はデンサー節の踊りを作ったかたの娘さんです。
そんな方に教えていただいたデンサー節。
上原地区の青年会に所属している際に何度か踊ったのですが
今回は本当に緊張しました。
ですがとても楽しく、そしてこの舞台でデンサー節でデビューできたことをとても誇りに思います。
11月16日土曜日
西表島中野地区にある「わいわいホール」にて第六回西表島人文化祭が行われました。
昼間には展示の部が行われ、西表島の織物や木工の工芸品など
手仕事グッズや他の島からの展示物、小学生の絵画などが展示されました。
西表島には器用な方々がたくさんいて見るのが楽しいです。
写真におさめ忘れてしまったのですが、今回60年ぶりに作られた船が展示されていました。
祖納地区で昔利用されていた松の木で作られた「松木船」です。
昔ながらの製法で忠実に再現されたそうです。
会場では今回松木船を制作するにあたってのドキュメンタリー動画も放映されていました。
他にはアダンの葉を用いて風車を作る体験コーナーもあり、うちの村長も子どもと一緒に作っていました。
島に伝わる手技の継承に力を入れている 星公望さんという方がいて
、アダンや月桃の葉で編んだ日用品も展示されていました。
とってもかわいい作品でしたよ。
昔はみんなこのような日用品を自分で作っていたのですね。
村長も気に入って見てました。
村長によると、村長の母方のおじいちゃんはとても手先が器用で
よくこういった日用品を作っていたそうです。
今ではもう亡くなっているので教わることはできないのが残念です。
でもきっと小さいころにおじいちゃんの作業を見ていた村長にも
そういう感覚が伝わっているのだと思います。
そういう感覚、大事にしたいですね。
星 公望(ほし きみもち)さんの作品。
保育所生や幼稚園生がお絵かきした 手作りの凧。
私の友人が制作したヤギの皮脂で作られたお肌に優しい無添加せっけん。
となりは「アカショウビンと桑の実」をモチーフにした手ぬぐい。
デザインを木彫りにして版画のように写して作ったそうです。
クニオカ工舎さんという工房です。