全く軽いニュースじゃなくって、とっても重いニュースだけど、
もう一つのブログよりもこっちの方が断然アクセス数が多いので
今回はあえてこちらに書きます。
先週、会社であるメールを受け取った
「いらない毛布があったら、パキスタン地震被災者に寄付して欲しい」
というものだった。
そっか、山岳地域だから冬に家がないと凍え死ぬ恐れがあるな....
しかしうちにはいらない毛布はない。
何も出来ないのが気になって、代わりにイーバンクから寄付をした。
日本赤十字の報告を読むとこう書いてある。
10月8日午前8時50分、パキスタン北部でマグニチュード7.6の地震発生。被害は、パキスタンのほかに隣接するインド、アフガニスタンに及んでいます。犠牲者は約8万6,000人、被災者は400万人にのぼり、家屋を失った人315万人以上とスマトラ沖地震の被災者100万人を大きく上回っています。
被災者はスマトラ沖地震の4倍もある
ことを知ってるだろうか? という私も調べて初めて知った事実。。。
スマトラ地震と比べると死者こそ少ないということは、
援助により助かる人が多く、また援助がないことで二次被害にあう人が多い。
今年は衝撃的なスマトラ地震の後、大型ハリケーンと自然の大災害が続いて、
マスコミの注目度が低く、ニュース頻出度は圧倒的に少なかったように思う。
飽きたから報道が少ない=寄付金に影響する。
視聴率や津波被害という珍しい事象と頻度が高い地震という事実があるから、
一方的に決め付けるのもなんだが、これはマスコミの功罪の罪にあたる部分ではないか?
私の会社もスマトラ地震では寄付金を募ったのに、パキスタンはなかった。
アメリカのように寄付疲れというのもある。
寄付のしすぎで“チャリティー疲れ”? 自然災害の多発で米市民
10月にパキスタンを襲った地震では、寄付金の集まりが鈍く、米国内での募金集めにブレーキがかかり始めた。いまのところ寄付金額は4300万ドルにとどまっている。この寄付金額は、インドネシア地震・津波被害への寄付総額の4%足らずだ。この地震では8万7000人が死亡し、冬場を迎え多数の人々が被災地で依然厳しい生活を余儀なくされている。
私は特にブッシュ政権以降、アメリカ批判をしてきたけれど、
一般アメリカ人の積極的なボランティア参加とその教育は常に見習うべきところ
が多いと認めている。 しかし、さすがにカトリーナ被害も重なって、
スマトラ地震のたった4%以下の寄付金となっている。
日本はどうなのだろうと調べてみたけど、各団体の総額は見つからなかった。
おそらくかなり少ない(10分の1以下か?)のは確かだろう。
どなたか見つけたら教えてください。
マスコミ、そして大きな影響力を持つようになったブログの影響はすごいもので、
あやかちゃんを救う会への寄付はたった2週間で
目標額の1億3000万円を超えた。
それはそれで素晴らしいとは思うけれど、
私は両親を亡くし、人知れず死んでしまうかもしれない、
そんな注目度の低い人たちに援助したいといつも思う。
そして、もしこれを読んで賛同してくださる方がいらしたら、
下記へアクセス、寄付、リンク、TBなんでも結構です。
出来る範囲でご協力ください。
UNICEF パキスタン緊急募金へご協力をお願いします
JANIC NGOセンター パキスタン大地震 緊急支援募金
こういうことって実生活には関係ないから、なにかのキッカケやモチベーションがないと難しいですよね。
私の場合は今回、あやかちゃんの募金収集の驚異的な速さと、会社に来た毛布寄付のメールでした。比べるとその違いに驚きます。
この記事がたまたま来てくれた方が考えるキッカケになればとても嬉しいです。
ぜひご覧になってみてください。
http://www.osaka-gaidai.ac.jp/%7Esas/Urdu/zalzala.htm
先日、山谷のホームレスの方に毛布や衣類をお届けするボランティアをしてきました。東京でさえ外で寝る際に毛布がなければ死んでしまいそうなくらい寒い夜です。
パキスタンの豪雪地帯で暮らしている人たちのことを想像するだけで、悲しく、どうしたらいいのだろうと考えています。どんなことでもそうですが、お金や力はあるのにどうして動かない世界なのでしょう?
私たちは当たり前のように毎日普通に生活しているけれど、世界には苦しんでいる人が沢山いるんですよね。そういうところに少しでも目を向けて、ひとりひとりが自分にできることを考えることが大切だと思います。
日本政府はその場で1億ドルの円借款による支援を表明しており、今は事務的な詰めをしているところです。
概要はこちらをご参照。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/asia/donor_gaiyo.html
現地までいかれたとは、その行動力素晴らしいですね。サイトを拝見いたしました。
>お金や力はあるのにどうして動かない世界なのでしょう?
アフリカしかりですが、パキスタンはアメリカやバリなどと違って日本人に利害関係が少なく、遠い地なのでどうしても注目されにくいんですよね。報道されなくなった今は一般人にとってなおさらで、実際に見てないものには伝わりません。
ブログのほうにももっとkayoさんが撮られた生の写真を載せてみられてはいかがでしょう?余計なことだとしたら申し訳ないのですが。
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コンペイトウさん、
世界に注目されていないところほど、本当は援助してあげないといけないんですけどね。まずは日本の教育にボランティアをもっと取り入れるべきだと思います。私が子供の頃はそんな機会は皆無でしたけど、今はどうなんでしょう...
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dairaさん、
情報ありがとうございます。
国の支援となると多額すぎて足りてるんだかどうなんだかわかりませんが、ちゃんと現場にいってるのかどうかが気がかりです。
寄付するにしても、1箇所集中でなくて、NGOも含めて分散する方がリスクが少ないように思えます。特に東南アジアやアフリカなどへは。
Ravさんのマーヤの〝あやかちゃんを救う会〟のコメントで
>両親に生きて欲しいと願われ、多くの人の支援を受けているだけであやかちゃんは幸せかもしれません。ユニセフ通信を読むとアフリカをはじめ世界には満足な栄養も取れずにひっそりと亡くなる子供がなんと多いことか。それほどの大金があればいくつワクチンが買えるんだろう…
…そのコメントを読んで色々考えさせられました。Ravさんの言う通りだと思います。
でも、もし〝あやかちゃん〟が身近の人だったら?もし〝あやかちゃんが〟自分の子供、兄弟、家族だったなら、私はきっとなりふり構わず、人に何を言われようと、どんな手段を使っても、大切なその人を助ける為にお金を集めるんだと思います。そして、パキスタンの人達の事も同様に、〝自分の大切な家族〟と考えれば同じ行動になるのだと思います。でもそう出来ないのは、常に自分の事の様に受け止めていないから…。反省しました。〝自分の大切な家族〟も、〝あやかちゃん〟一人の命も、パキスタンの大勢の人の命も、どれもかけがえのない大切な命。だから助けなくてはいけない、助けてあげたいと思います。
〝人類皆兄弟〟…。本当にそうですよね。みな同じ人間、自分の兄弟だと思って行動すれば助けられるはずだと思いました。
Ravさんの記事で、知らなかったパキスタンの現状を知りました。自分に出来ることはしよう、行動に移していこうと思いました。
>皆の心を一つにすれば救えるんだと思います。
あやかちゃんの場合は、ご両親が日頃サッカーサポーターとして沢山の仲間がいたことで色々な協力と共感を得られたのが功を奏したんでしょうね。一人だけを救うためにならできるでしょうが、世界中しかも長期的となると心を1つにするのは非常に困難です。(実際には無理と断言していい)
ただ今回のパキスタン地震でよかったのは、救済のための国境開放など、インドとの関係が改善したことだと思います。
>どんな手段を使っても、大切なその人を助ける為にお金を集めるんだと思います。
私も同様ですよ。阪神大震災のときは地元だったこともあって、今までで最高額の寄付をしてますしね。いとこや親友の子供が難病でお金が必要だったら、今の何百倍も親身になるでしょう。
だからといって、自分のことのように考えられないのを反省する必要はないですよ。私は↑のkayoさんのように現地まで行って救済活動したわけじゃないけど、反省はしてませんし、今の生活に余裕があるからやってるだけなのです。
実際元々のきっかけはあやかちゃんのブログで、直後に来たメールでした。その注目度の差に愕然として、何か出来ないかと、ちょっと調べて記事にしてみました。メールが来るまで私もパキスタン地震のことはすっかり記憶から落ちてましたから。世界には他にもたくさん忘れられた存在がいるはずです。でも全てに注意を向けることは不可能だから、今自分に出来ることをするのが一番だと思ってます。マザーテレサもそういってたことですしね。
ボランティアは気楽に長く続けるつもりです。
>閻魔大王の審判を受ける時がきたらはっきりいってやります
いってやってください。てか、AJさん面白すぎます。
なにか閻魔様に審判されるべきことを過去にしでかしたんでしょうか?
ジャパンネットバンクからあれよあれよという間にできるので意外と簡単ですね。以前寄付しようとネットからやったときはややこしい手続きがたくさんいるサイトだったので面倒になって途中でやめたことがあります。
マンスリーサポートもせっかくだからブログに紹介しようかと思ったのですがリンクする時はメールか何かで知らせなければならないようです。そこら辺が面倒くさいなー。簡単にリンクさせてくれればどんどん紹介できるのに。Ravさんリンクの許可ってもらいました?勝手にリンクしたらやっぱまずいのかなーw。
山古志村でも、役場前のマスコミのクルーが邪魔で物資を届けるトラックが通れなかったりいろいろありましたが、役場には毛布も食糧も割りと早い段階で大量に届いたものの、道路が寸断された地域にはなかなか行き渡りませんでした。
狭い日本ですらそんな状態ですから、パキスタンではもっと混乱していると思います。資金力のあるNGOは、国連や軍と同じようにヘリを調達して物資を運んだりしています。
また、公的な資金も、国連経由、世銀経由、各国政府経由、日本の中だけでも外務省経由、JICA、JBICなどなどそれぞれが連携をとりながら活動しているので、分散の効果はある程度出ていると思います。
公的ではない活動の意義を否定するつもりは全然ありませんし、私が寄付をしているMSFも現地入りしています。
ちなみに私の会社では募金を募って在京パキスタン大使館に届けました。
読んだ後に調べて、さらに募金、とご賛同いただけてとても嬉しいです。ブログをはじめネットって最近悪評が目に付きますが、こういういい所も沢山ありますよね~ いいなぁこういうつながり。
>ジャパンネットバンクからあれよあれよという間にできるので意外と簡単ですね。
ネットで手数料なしはハードルが低いですよね。
>マンスリーサポート....リンクする時はメールか何かで知らせなければならない
そうなんですか?もちろん許可なんてもらってません。そういやユニセフはリンクに関しては厳しいんですよね。たとえば企業がどこかに載せるのもかなりチェックが入る。理由は簡単で、ユニセフや赤十字=有名慈善団体=好イメージに繋がるからで、悪用するものが多い。(ということで見てみたらやはりNGOの方はリンクに関して何も記述がありませんでした)
ここのテーマが特に道徳に振れるわけでもなく、勧誘・営業やアフィリエイトさえしていない個人ブログであれば問題ないように思います。利害関係が全くない場合は容認してくれるのではないでしょうか?と勝手に理解して、リンクしたんですが、まあ文句が来るほどここに人は来ないんで大丈夫でしょう。(笑)
もちろん万が一にもなにかあったら外しますけどね。
>連携をとりながら活動しているので、分散の効果はある程度出ていると思います。
個人的にする募金先の分散の意味です。というのは、日本政府が北朝鮮への物資援助である米が闇市場で高額で売られてたりとか、国経由のODAなんかが政府高官の懐に入ったりという記事をみると、募金することに疑念を抱いてしまう。自己満足でしかないのかと。自らの手をくだすことなく(現場での活動などのこと)人にお金を預ける限り、嫌でもある程度仕方がないとは思うんですよね。だから今後はNGOを含め分散することで多少のリスクは回避できることを願ってます。
パキスタンの地震についての報道は確かに少ないです。ネットでの募金活動は目にするのに。私のいる茨城県南地方は、多くの研究所や大学、JICA等があるので、地震後は比較的目に付く所での募金活動がありました。私もある団体を通じてスマトラやパキスタンの地震被災者に僅かながら寄付をしましたが、日本のメディアであまり報道されない事への中東出身の方達のフラストレーションもここにいて少なからず感じました。
これはたぶん世界的に同じだと思います。
スマトラ津波ではバリなど有名観光地だったことで欧米人の被害者も少なからずいたことや、たまたまビデオカメラを持っていて衝撃的な映像を撮影、それが放映されたこと。逆に無名のパキスタン山岳地は惨状が映像としてメディアに流れなかったのが、大きく影響したんだと思います。メディアの影響が大きすぎるのね、何とかならないものかと思います。