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デュピルマブ(デュピクセント)使用報告

観光客がいない白川郷は…

2005-10-07 | 旅行

名古屋からバスで9時に出発して、白川郷に12時ごろ到着。
さきにお昼ごはんと思って、バス停そばのおみやげ物&お食事処に入る。
どうやら朴葉(ほうば)みそというのが名産らしく、メニューで目立つが、
どんな味噌なのか見当がつかない。

「ほうばみそってどんなものですか?」
「朴葉っていう葉の上に味噌をのせて焼いてあるんです」
と答えた若い女性は、忙しいのか、かなりイラついたご様子。
ただの味噌だと普通はしょっぱいから、何か入ってるのかどうかが知りたかった
けど、それ以上聞く気にならず(そんなスキもなく)、
あきらめて山菜定食を注文した。 むろん店内は一見さんの観光客ばかり。
何度も聞かれてうんざりしているのだろうな。

 土産物&食事処

店を出て、地図で民家園を探しているとおじさんが、展望の良いところへ行く
バスの案内をしていた。 そのバスの中で聞いたのが先日書いた茅葺屋根は高い
というお話だった。5分ほどして展望台に到着。
写真をとった後、村に下りようと思うけど表示も無く方向がわからないので、
団体バスガイドの女性に聞いてみたら、遠いのでタクシーで行ったほうがいいという。 
歩いて10分ほどと聞いたのに、ありゃ?
見た感じとは逆の方向を教えられたので、怪しいと思って、
地元の人らしきおじさんに聞いてみると、案の定全く逆方向だった。
あのバスガイドさんは車でしか移動したことが無いのだろう。
一人目で鵜呑みにしないのは、イタリアで習得した術(すべ)だ。

細い坂を降りたところにナショナルトラスト所有の文化館がある。
中には機織り器が数台あり、お婆さんが実演販売していている。
2階も自由に見学ができて、人が全然いないので写真も撮りやすかった。

 文化館2階の屋根裏

白川郷の合掌集落は世界遺産になったからこうして今も残されているんだと思う。
生活観はまったくなく、テーマパークのように昔の村がポンと出現した
感があった。 のんびりした村に暢気でやさしい村人という
旅行者の勝手な想像は最初のあわただしい食事であえなく壊れさった。
観光客がいなくなった状態でもし自分が住んでいた場合を想像してみると、
哀愁の漂う過疎の村で、鬱屈した生活になりそうな気がする。 
うーん、姉妹村のアルベロベッロでは思いも寄らなかった感想が浮かんだ。
地元の子供を一人も見なかったせいかなぁ。 天気のせいかもしれない。 
合掌家屋の民宿に泊まって生活感を味わえば、こんな感想は生まれなかったかも
しれないし、逆に有名観光地と減り続ける地元民という現実の寂しさをもっと
感じたかもしれない。 どうだろう。。。

屋根を葺き替えないとこんなになる 

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3 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (yuta)
2005-10-07 21:56:55
こんばんわ。



>のんびりした村に暢気でやさしい村人という

旅行者の勝手な想像は最初のあわただしい食事であえなく壊れさった。観光客がいなくなった状態でもし自分が住んでいた場合を想像してみると、哀愁の漂う過疎の村で、鬱屈した生活になりそうな気がする。 



月並みな感想で申し訳ないですが、なんかさびしい話ですね。

過疎化した観光地の維持、というのはどこでも全部地元の方の負担になるんですかね。不勉強ですが。

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Unknown (マーヤ)
2005-10-08 11:08:05
 朴葉味噌ってねぇ~…マーヤの実家とは違うかも知れないけれど、朴葉の葉っぱに味噌を包んで焼くから、味噌に朴葉の香りがついて〝いい香りがする〟って感じです。 地方によって違うかも知れないけど…。

 でも、もっと親切に対応して欲しいですね。ほんのチョッとした事で旅行の雰囲気が台無しになってしまうもんね
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Unknown (Rav)
2005-10-08 20:15:44
yutaさん、



サッカー見ながら書いてます。



寂しいんだけど、若い人が暮らすにはあまりにも何もなさすぎですしね、仕方ないのかもしれません。

まあでも白川郷については“世界遺産”というお墨付きがあるんで、村自体が無くなったりすることはありえない。 何も無い村はどんどん無くなっていくのでしょうけど。地方だけの負担でなくて、国家の負担にもなってます。一人当たりの税金投入額をみたら、都会と田舎の差はすごいですから。



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マーヤさん、



朴葉の香り?なんかミソの香りしかしなかったような  鈍い!

あの程度の女性の態度なんて東京では3件に1件くらいありますし、ごくふつ~なんですが、勝手な思い込みによりそんなことでも印象に残るんですよね。そのことを書いてみたくなりました。
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