イギリスの詩人が「エデンの園」と称えたシントラの町は、
リスボンから西28kmのところにある。 景観全体が世界遺産となっている。
シントラへはリスボンから電車で40分ほどなので、日帰り旅行にちょうどいい。
電車は1時間に4本ほど出ていて、最終駅だから間違うことはない。
私達はメトロと接続のいいセッテ・リオス駅から乗ったけど、
出発駅はいくつかあるのでホテルで聞けばいい。
到着したらすぐにインフォメーションで地図をゲット。
この日は霧がかかっていて天気が悪かったので、
ユーラシア大陸・最西端のロカ岬に行くのはやめた。
もし行くならリスボン中心部からの周遊パスをオススメする。
まずは駅から434番バスでヴィラを通り過ぎて、ムーアの城壁へ。
ここではインフォメーションでまずチケットを買わなきゃいけない。
知らない私達は誰もいない入り口に入っていってしまった。
歩くこと約5分。 別の入り口で 切符は? と係員に聞かれて初めてわかった。
その場では買えなかったので、壁だけだし、まあいいかといって、
そこにいた猫の写真だけ撮って引き返した。(笑)
置物のような猫の写真は 4Travel.jp
さて次はペーナ宮殿。バスを待ってもいいけど、
城壁からは近いので十分歩けると思う。
霧雨が降ってなくて、天気が良ければさぞ見晴らしがいいだろうという高台に
ある。 大西洋の一大パノラマが見たかったな。
しかしこのゴテゴテ具合はどうだろう。 趣味悪くね? と思ったら
建築を指示したのはドイツ人で、イスラム、ゴシック、ルネッサンス、
マヌエル様式の寄せ集めだって。 どおりで統一感がないわけだ。
内装は外の悪趣味とは違って、まあ良かったんだけど、撮影禁止だった。
特にキッチンにはたくさん当時の銅鍋や銀食器などがディスプレイされていて、
すごく素敵だった。 写真撮りたかったなぁ。
次にまたバスでヴィラへ戻った。ここには14世紀に建てられた王宮がある。
白鳥の間。 天井の27羽の白鳥が見事
写真撮影禁止とは知らず(ほんと)注意されたけど、消せとは言われない。
リスボンに帰る前に、シントラで有名なケイジャーダというチーズのお菓子を
食べた。散歩しながら、適当に入ったカフェはちょっとお洒落な感じだったけど、
正直お菓子の味はあまり覚えていない。 う~ん…
ところでシントラをはじめポルトガルの美術館や宮殿は60歳以上のシニアには
入場割引があるところが多いので、パスポートを持っていくとよい。
だれもパスポートの中をチェックしなかったけどね。
ポルトガルはこれが最終回で~す。 珍しく長かった。
その他の写真は 4Travel.jp
でもマーヤちんも言ってるけどムーアの城壁は石積みフェチの心もわしづかみです。上の方、たぶん銃とかを構える所?きっちり凹型になってるのが何とも言えません。絵本で見たよ!!って感じで。
グロなおじいちゃんの装飾も、あれは魔よけかな。
そうそう、凹のところに銃を構えるの。リスボンでもたくさん見ました。
石積みフェチならアルベロベッロとローマ見たら感動で失神するかもよーどんな感想がでるか楽しみです。