きのうオーラの泉を見ていたら、美輪明宏さんの言葉でこんなのがあった。
『幸せを全部手に入れようとしたら命と引き換えになる』
これを聞いた瞬間、アイルトン・セナを思い出した。
彼が亡くなったのはF1ドライバーとして絶頂期、神様とまで呼ばれていた。
ブラジルでは国葬され、その日は休日になった。
そのことからどれだけ偉大だったかがわかる。
彼の心の内はわからないから、
精神的な幸せを持っていたかどうかは不明だけど。
私は事故の1週間前のパシフィックグランプリのパドック内で、
彼に話しかけたこともあって、テレビで事故を見た瞬間、
間近でみた彼のくもり顔が頭に浮かんできた。
そしてニュースで亡くなったと聞いたときはしばらく唖然とし、
(皆忘れてるだろうけど)前日の予選で亡くなった
ローランド・ラッツェンバーガーの姿も想い出して、
一人で泣いた。 あまりに生々しい鮮烈な記憶だった。
さて、美輪さんの言葉を自分に置き換えてみると、
愛情運、仕事運、家庭運、金運、 これらの1つか2つでも恵まれていると
感じられる私は幸せで、やはり全てを欲してはいけないんだと再確認した。
愛情運、仕事運、家庭運、金運…。どれももっと満たされたいけど、それは欲張った時の思いで、本当は既に全て満たされているのかも知れない(自分なりに)…と欲張りな自分を反省しました。
どのあたりで折り合いをつけるかが一番難しいです。
ただ、世界のニュースをみたり旅行中に色々見たりすると、日本人に生まれてきたこと自体、すでに半分は幸せなんじゃないかと思ってます。