早くも各方面で話題になっている「レオ・レオニ 絵本のしごと」展。

その看板ねずみにもなっている「フレデリック」。
絵本ではグレーですが、会場には赤や緑、ブルーや黄色など色とりどりのフレデリック人形(ストラップになっている)もおいてありまして、赤と緑の子が一目で気に入ってしまいました(600円)。

下にしいてあるのは、同じレオ・レオニの絵本より、うさぎが散りばめられたタオル(700円)。
先にうちにきていたユーリ・ノルシュテインの『霧の中のはりねずみ』のはりねずみととも仲良し。

(よかったら、こちらの写真も見てね)
マグカップや布製トートバッグも非常に素敵でものすごく迷ったのですが、ちょっと高めの値段設定(ともに1800円)なので、今回は自粛しました。
そのほか、ポストカードや付箋、レターセットといった定番グッズはもちろんのこと、スタンプやコンパクトミラー、iPhoneケース、タオル、Tシャツ、くつ下、定規、お菓子類、ポスター、トランプなど、会場オリジナルグッズに加えてそれ以外の商品も多く、かなり広いスペースがあてられています。
年齢にかかわらず、かなり迷うこと必至です。展覧会を見る時間に加えて、ミュージアムショップで悩む時間も念頭に入れてスケジュールをたてることをお薦めします(もちろん予算も!)。
ここで、「レオ・レオニ」展について少し。
すでに京都で開催され、先週末から渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催されていますがしょっぱなからミュージアムグッズ売り場が大混雑といううわさも飛び交い、予定を繰り上げて早めに行ってまいりました。わたしが行ったのは金曜の夜でしたが、まあまあの人出で、まだそれほど混雑はしてませんでした。
「レオ・レオニ(Leo Lionni)」(この名前からしてすでにポエティック)という名前にピンとこなくても、『スイミー』を描いた(書いた)人といえばおわかりでしょうか。
小学校低学年の国語教科書でもおなじみの『スイミー』。
海の中の世界を描いたあの淡くも豊かな色彩と、一丸となった小魚たちのダイナミックな表現に目を奪われたのを昨日のことのように覚えています(実際には何十年も前ですけど!)。
個人的にはそれ以外の作品についてはそれほど思いいれはなく、「ねずみがかわいいな」というくらいの印象しかありませんでした。
ですので、会場で現物を目の前にして、原画の質の高さに圧倒されてしました。
なんといっても、コラージュの作品がすばらしい。
行くまでは、「フレデリック」をはじめとする、ねずみが活躍する一連の絵本シリーズがコラージュによるものだということにすら気づいておらず、絵の具かなにかで描いたものだと思っていたのです(お恥ずかしながら)。
しかし実際には多くの作品が色紙や日本の千代紙、作者が色を塗ったり加工したりした紙など、材質も、色も異なる素材を貼ってつくったコラージュ作品。
色や形のすばらしさはもちろん、個々の素材の質感も、はさみの切り口も、何もかもが美しく、うっとりします。
ねずみたちが運ぶ小麦からはらりとこぼれる麦の穂のような、さりげない表現が絶妙な(『フレデリック』)、
黒い背景に透明感のある色とりどりの紙を重ねることで、闇に浮かぶ満月の光の豊かさを表現した(『アレクサンダとぜんまいねずみ』)、
「色」をテーマにしているだけに、色使いとグラデーションが美しすぎる『じぶんだけのいろ』、
を
王様に成り上がったシオドアの得意満面な表情がほほえましい(『シオドアとものいうきのこ』)
さまざまな鳥たちのフォルムに造詣のセンスが遺憾なく発揮された『ひとあしひとあし』など、
どの絵本もどの一場面も、完成度の高さに驚かされます。
ただ、コラージュ作品の醍醐味である質感も、水彩や油彩の作品に見られる微妙な色調も、印刷ではなかなか表現しきれないようなので、それだけに今回、現物を実際にご覧になることを強くおすすめする次第です。
これまでレオ・レオニの絵本にあまりぴんときていなかった方でも、現物をご覧になると見方が変わるかもしれません(わたしがそうでした)。
若いころ、未来派の旗手マリネッティに認められ、その後グラフィックデザイナーとして不動の地位を築いてきたレオ・レオニならではの卓抜したデザインセンスがいたるところに輝いています(光るどころのだんではない)。
「大人も楽しめる絵本展」というキャッチコピーの通り、子どもも大人も文句なく楽しめます。
会場には、国内外で出版されているレオ・レオニの絵本もいたるところに置かれていて、座って読むことができます。
壁一面が海の世界の『スイミー』映像作品もあります。
ぜひ、たっぷりと時間をとってレオ・レオニの世界にひたってみてください。

その看板ねずみにもなっている「フレデリック」。
絵本ではグレーですが、会場には赤や緑、ブルーや黄色など色とりどりのフレデリック人形(ストラップになっている)もおいてありまして、赤と緑の子が一目で気に入ってしまいました(600円)。

下にしいてあるのは、同じレオ・レオニの絵本より、うさぎが散りばめられたタオル(700円)。
先にうちにきていたユーリ・ノルシュテインの『霧の中のはりねずみ』のはりねずみととも仲良し。

(よかったら、こちらの写真も見てね)
マグカップや布製トートバッグも非常に素敵でものすごく迷ったのですが、ちょっと高めの値段設定(ともに1800円)なので、今回は自粛しました。
そのほか、ポストカードや付箋、レターセットといった定番グッズはもちろんのこと、スタンプやコンパクトミラー、iPhoneケース、タオル、Tシャツ、くつ下、定規、お菓子類、ポスター、トランプなど、会場オリジナルグッズに加えてそれ以外の商品も多く、かなり広いスペースがあてられています。
年齢にかかわらず、かなり迷うこと必至です。展覧会を見る時間に加えて、ミュージアムショップで悩む時間も念頭に入れてスケジュールをたてることをお薦めします(もちろん予算も!)。
ここで、「レオ・レオニ」展について少し。
すでに京都で開催され、先週末から渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催されていますがしょっぱなからミュージアムグッズ売り場が大混雑といううわさも飛び交い、予定を繰り上げて早めに行ってまいりました。わたしが行ったのは金曜の夜でしたが、まあまあの人出で、まだそれほど混雑はしてませんでした。
「レオ・レオニ(Leo Lionni)」(この名前からしてすでにポエティック)という名前にピンとこなくても、『スイミー』を描いた(書いた)人といえばおわかりでしょうか。
小学校低学年の国語教科書でもおなじみの『スイミー』。
海の中の世界を描いたあの淡くも豊かな色彩と、一丸となった小魚たちのダイナミックな表現に目を奪われたのを昨日のことのように覚えています(実際には何十年も前ですけど!)。
個人的にはそれ以外の作品についてはそれほど思いいれはなく、「ねずみがかわいいな」というくらいの印象しかありませんでした。
ですので、会場で現物を目の前にして、原画の質の高さに圧倒されてしました。
なんといっても、コラージュの作品がすばらしい。
行くまでは、「フレデリック」をはじめとする、ねずみが活躍する一連の絵本シリーズがコラージュによるものだということにすら気づいておらず、絵の具かなにかで描いたものだと思っていたのです(お恥ずかしながら)。
しかし実際には多くの作品が色紙や日本の千代紙、作者が色を塗ったり加工したりした紙など、材質も、色も異なる素材を貼ってつくったコラージュ作品。
色や形のすばらしさはもちろん、個々の素材の質感も、はさみの切り口も、何もかもが美しく、うっとりします。
ねずみたちが運ぶ小麦からはらりとこぼれる麦の穂のような、さりげない表現が絶妙な(『フレデリック』)、
黒い背景に透明感のある色とりどりの紙を重ねることで、闇に浮かぶ満月の光の豊かさを表現した(『アレクサンダとぜんまいねずみ』)、
「色」をテーマにしているだけに、色使いとグラデーションが美しすぎる『じぶんだけのいろ』、
を
王様に成り上がったシオドアの得意満面な表情がほほえましい(『シオドアとものいうきのこ』)
さまざまな鳥たちのフォルムに造詣のセンスが遺憾なく発揮された『ひとあしひとあし』など、
どの絵本もどの一場面も、完成度の高さに驚かされます。
ただ、コラージュ作品の醍醐味である質感も、水彩や油彩の作品に見られる微妙な色調も、印刷ではなかなか表現しきれないようなので、それだけに今回、現物を実際にご覧になることを強くおすすめする次第です。
これまでレオ・レオニの絵本にあまりぴんときていなかった方でも、現物をご覧になると見方が変わるかもしれません(わたしがそうでした)。
若いころ、未来派の旗手マリネッティに認められ、その後グラフィックデザイナーとして不動の地位を築いてきたレオ・レオニならではの卓抜したデザインセンスがいたるところに輝いています(光るどころのだんではない)。
「大人も楽しめる絵本展」というキャッチコピーの通り、子どもも大人も文句なく楽しめます。
会場には、国内外で出版されているレオ・レオニの絵本もいたるところに置かれていて、座って読むことができます。
壁一面が海の世界の『スイミー』映像作品もあります。
ぜひ、たっぷりと時間をとってレオ・レオニの世界にひたってみてください。
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