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【民主・細野政調会長「砂を噛む日々…」と1年を回顧】
≪「抵抗路線選択の民主にも責任の一端」とも≫
産経新聞 12月25日(金)21時40分配信
民主・細野政調会長「砂を噛む日々…」と1年を回顧 「抵抗路線選択の民主にも責任の一端」とも
民主党の細野豪志政調会長=25日午前、東京・永田町の衆院第二議員会館(斎藤良雄撮影)(写真:産経新聞)
民主党の細野豪志政調会長は25日にブログを更新し、「今年ほど砂を噛むような日々を経験した一年はなかった」と振り返った。1月の党代表選で岡田克也代表に敗れた細野氏は、政調会長に就任したが、先の通常国会で「安保法制で民主党の案をまとめることができなかった」と反省した。
さらに「安倍政権にブレーキをかけることも、選択肢を示すこともできなかった」「国民に対する責任を果たすことができなかった無念の年」と後悔をにじませた。安全保障関連法に反対した党の対応に関しては「国会論戦で抵抗路線を選択した民主党にも責任の一端がある」と総括した。
維新の党と結成した統一会派については「新党への流れが顕在化してきたのは前向きな動きだが、問題は政党の離合集散ではなく、掲げるべき旗だ」と強調した。その上で「まだ生まれていない世代を含めた『未来への責任』を果たす勢力を結集しなければならない」とし、持論である野党再編に重ねて意欲を示した。