K・T質問
Q1:事務局長に質問です。ネット犯罪が年々酷くなってきて、今回上の記事にも書かれていますが、石川県が初のネット監視チームを作ったとありますが、この記事を見て事務局長はどう思いましたか
A:当連合会もネット犯罪について、散々前から危ないと訴えてきましたが、あまり理解をしてもらえないのが現状でした。
危ないとわかっていても、どのようにしたらいいのか?自分が被害に遭うわけがないと思っているのか、良く判りませんが、重い腰を上げてくれませんでした。
今回の石川県のネット監視チームを作った事は「いまさら」という感じを受けますが、しかしこれをきっかけに他県もネット犯罪に目を重点的に持つようになるのではないでしょうか。
神奈川県も各団体ネット犯罪の監視に力を入れて頂きたいと、思っております。
当連合会もネット犯罪の被害に遭わない為に、各施設でセミナー(講演)「被害に遭ったらどうすればいいか」「被害に遭わない為には、どうすればいいか」「防衛策はどのようにすればいいのか」等を開きます。
ご要望、ご依頼等は連合会まで連絡して下さい。
Q2:ずばり聞きますが、この問題を無くす為にはどのようにしたらいいのか、教えて下さい。
A:かなり難しい質問ですが、悲しい事ですがネット犯罪は完全に無くならないと思います。
しかし、完全にはなくならないにしても、当連合会は完全撲滅の為に県、市、他団体と連携し頑張っていきたいと思っています。
上の記事は石川県ですが、他県も積極的に講演等を開き取組んでいます。
以前、静岡県の教育委員会から頂いたメールの一部を紹介致します。
静岡県教育委員会では、出会い系サイト、架空請求、学校裏サイト等の青少年にとって有害な情報から、青少年を守るため次のような事業を実施しています。
(青少年を取り巻く有害情報環境講座の開催)
平成17年度から19年度までの3年間「おとうさんおかあさんのための情報環境講座」を実施しました。この講座では小・中学生のお子さんを持つ保護者がインターネットへの理解が不十分であったことからネット社会の現状やインターネットを活用する場合のマナーやフィルタリングソフトの導入など安全な利用対策を学習してもらおうと実施し、3年間で約3千人が受講していただきました。
さらに本年度から、小・中学校のPTA等を対象に、県内50ヶ所で、「青少年をめぐる環境整備のための緊急対策事業」という事業を実施しています。
この事業では、携帯電話をめぐる危険性や最近の事件等を説明するだけでなく、「子どもから携帯電話がほしい」、「子どもから、友達みんな携帯電話を持っていて、持っていないのは私だけ。仲間はずれにされる」と言われた時などのケースを想定し、親が子どもとどう話し合ったら良いか、演習を交えて学んでいただいております。
(携帯電話所持率等について)
県教育委員会では、平成20年9月に小学校6年生、中学校2年生、高校2年生の保護者に対し携帯電話に関するアンケートを実施しました。
その結果、携帯電話の所持率は、小学6年生で15.7%、中学2年生で37.3%、高校2年生で91.4%であり、高校への進学にあわせ携帯電話の所持率が上がることがわかりました。
また、「子どもが携帯電話を所持している」と回答した中学2年生の親に、持たせる理由を聞いたところ「外出時の安全」や「子どもとの連絡用」が大多数を占めました。
また、来年度から、携帯電話を子どもに持たせる時は、親子で携帯電話の危険性、他人を傷つけないなどのマナーを話し合ってもらい、我が家で携帯電話を使う場合のルールを各家庭で決めてくださるよう、県民の皆さんに要請する「静岡県のケータイルール」というパンフレットを作成する作業を現在進めています。
現在、県教育委員会青少年課では、子どもがインターネットの情報社会で加害者にも被害者にもならないよう親子で考えてもらおうとし、上記のような考えで事業をすすめています。
以上、静岡県教育委員会のメールの内容です。
上の内容の通り携帯の所持率は年々増え続け、ウェブの使用も当たり前の時代になってきました。
ネット犯罪被害を未然に防ぐ、撲滅の為には神奈川県、市と各団体が連携して監視チームを持ち、犯罪被害を未然に防ぐ活動をしていきたいと望んでる次第です。
どうぞ宜しく御願い致します。