是非、読んでもらいたい新聞の投函記事
政治志す人は原点に立ち返って
無職 長坂 昌男 77 (愛知県豊橋市)
次期参院選挙にタレントや元スポーツ選手など有名人が何人も立候補を宣言しています。民主国家ゆえ、原則として誰でも立候補できるわけで、誰それはすべきでない、という理由がありません。 ただ、これまで全く政治とは無縁と思われる人が、ただ名前が知れれているという理由で票が集まり、バッジをつけることになるのかと思うと、国民感情としてどこか違和感を持ってしまいます。 世襲議員が目立つ中、政治家を志す人はこの際、もう一度、政治家とは何なのか、その原点に立ち返って真摯(しんし)に考える必要があるのではないでしょうか。政党や一部政治家の策動に左右されることなく、自主独立の見識をもって活動してもらいたいと思います。 もちろん私たち有権者も、この国の政治をよくするために、立候補した人たちをしっかり見極めて良識ある1票を投じていかねばなりません。
毅然としかって
主婦 榎田 冨子 65 (茨城県つくば市)
今の父親は子供に甘すぎるのではないでしょうか。時には、「悪いことは悪い」と毅然とした態度でしかったほしいと思います。 何年も前のことですが、夫は、娘の帰宅が遅いことに対し何かと不満を言うのに、いざ娘を目の前にすると、「まあいいじゃないか」と言ってしかりません。私の方が感情的になり、しかってしまいました。我が家では、しかり役もなだめ役も母親がやってきました 世のお父さんたちも、本当に子供を愛するのなら、ここぞと思う時は逃げないで、ぜひ心の底から子供をしかってほしいと思います
憤りを覚える子供への虐待
主婦 福家由樹子 36 (高松市)
最近、よく殺人事件について報道されています。そのつど、人の命をなんだと思っているのかと腹立たしくなるばかりです。中でも特に憤りを覚えるのが子供の虐待です。 虐待事件のニュースを見るたびに涙が出ます。虐待を受けて死んでいった子は最後に何を思っていたのだろうと考えます。きっと、もう一度、抱きしめられたいと願って旅立ったと思います。恨み言でも罵倒でもなく、きっと愛を求めて行ったのしょう。 そんなこと深く考えるようになったのは、不妊治療を始めてからです。不妊治療は高額で痛みも伴います。それでも赤ちゃんが欲しいのです。そういう努力をしても赤ちゃんに恵まれない人もいれば宝物を自分の手で壊すようなことをする人もいるのです。とても悲しいことです。 せっかく生まれてきたのに、愛してもらえないなんて・・・。数々の奇跡をつかみ取って生まれてきたのにね、と空に向かってつぶやきます。
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