仕事から帰ってから洗濯したり
干してた物を取り込んだりしてると
れおんが遠慮がちにまとわり付いて来る。
ふと気づくと洗濯物の間からじーーーっと見上げている。
「散歩いく?」
シッポを嬉しそうに振ってオスワリ。
(^_^;)
はいはい、ちょっと待ってね~。
いつものお散歩コースをまわって帰ってきたら、
遠くから犬の吠える声が響いてきた。
あれは確かにせっちゃんの声だ。
さっきまでハアハアいってたれおんが耳をぴくぴくさせて
声のするほうと私の顔を交互に眺め
「行く?行こー!」
っていう顔をする。
仕方ないのでせっちゃん家まで散歩を追加。
せっちゃんはれおんを見つけるとすぐに寄ってきて
嗅いで~~~とばかりに体を横たえる。
哀しいかな、ふたりの間には絶対に越えられない塀がある
束の間の逢瀬を済ませて
れおんは満足して家に帰る。
あ~あ、あんた達は永遠に塀のあっちとこっちのままなんだろうね。