5人と1匹~お気楽家族~プラスα

らぶらどーる寝とり~ば~のれおんとその他大勢のにんげんのくらし。

定禅寺ジャズフェス

2006年09月10日 | いろいろ

今年で16回目になるという定禅寺通りジャズフェスティバル。

何日もまえから TVや新聞の情報で

母T子が「行ってみたい、行ってみたい」

     「あたしはジャズ すきなんだよね~」

じゃあ、行ってくればいいじゃん、と心の中で思う私。

でも、私は知っている。この人ひとりでなんかでかけたりできないのだ。

つまり!私に『連れて行け』とあんに言ってるにすぎないという事。

もしも私が「行ってくればいいんじゃない?」

なんて言ったものなら

「やれ行き方がわからない。」だの「 道に迷うから」だのと聞きたくもない御託を並べ立てられるのが関の山。

ここはひとつ!親孝行ということで お昼過ぎに仙台に出掛けることに。

母T子はむか~~し仙台に少しばかり住んでいたことがある。

だけど、生来の方向音痴なのか 自分が今 どこをどっちに向かって歩いているのか・・・まるでちんぷんかんぷんな人。人はそれでも強く生きて行けるのだと、思ったりするけど。この能力は私の妹にしっかりと引き継がれている。

仙台駅から市営地下鉄に乗り継いで2駅目で降りると メイン会場だ。

何年か前に1度、ダーリンと散策してて偶然このジャズフェスに遭遇したことがあった。

小さな路地のお店の前の駐車スペースが とあるグループの会場になっていた。

観客は十数人、こじんまりとした空間に流れるジャズの生演奏♪

別にジャズが好きってわけではなくとも 思わず足を止めて 聴き入ってしまった。

そんな思い出のあるジャズフェス。

このケヤキ並木の下をそぞろ歩くのはとても気持ちがいいもの。

でも9月も10日だというのに 今日は32度もあって おまけに 数年前とは比較にならないほど ものすごい人出になっていて、どこもかしこも 演奏会場の前はヒトダカリ・・・。

 

このへんで ようやく腰掛けられる場所をみつけて、しばしこのお姉さんのスローバラードを堪能した。

 

せっかく来たんだからと 取りあえずこの定禅寺通りは端から端まで 会場チェックしながら歩いてみた。

そろそろ 足の悪い母T子も限界かな・・・・ということで

仙台駅方向に向かって 昼間の国分町から一番丁へと行くことにする。

これまた 七夕まつりの時にも負けないくらいの人の多さにびっくり。

さすがに私も足取りが重くなってっきていた。

ただただわたしの歩くほうについてきてるだけの母に

「ねえ、いまどっちに向かって歩いてるかわかる?」

「??わかんない」

ああ(ーー;)

ここが県民会館だよ~、ここが市民会館でね~。ここから西公園。

三越ね!藤崎デパートだよ・・・等と説明しながら歩いてきたけど、

きっと 次に来た時も何もわからないで歩くんだろうなあ・・・ちょっと悲しい。

なんとか仙台駅に辿り着いたときには もう二人ともくたくたで 腹ペコで。

夕方の4時なんて中途半端な時間だったけれど

地下のレストラン街でおいしいもんでも食べて行こうか!

って、こんな時だけは意気投合している母子。

私は牛たんのお膳もの、母T子はオマールえびとほたてのなんたら・・・・(忘れてしまった)それに 殻牡蠣の香草焼きを二人前ね、なんて太っ腹な お母上さま。

わたしは遠慮がちに生ビールの小を1つ。

こうなるとなんだか ジャズフェスってのはただの口実で 美味しい物を食べに出掛けてきたような気にさえなってくるから 不思議だ。

 

「あと15分で駅につくからお迎えお願いね~」

と、家にいるお兄ちゃんに電話して 気分よく帰りの電車に乗った。

今夜の夕飯は午前中に作ってでかけたので もう何もすることはないのが嬉しい。

あ・・・っとちょっとニュアンスが違ったわ。作ったのではなく「作らせた」が正しいんだった。3兄弟にいつもの『キッチン体験学習』でカレーを作らせておいたんだった。

たまには こんな親孝行な休日もいいよね。

親孝行のチェーン現象。