令和元(2019)年 に開館した「勝海舟記念館」を訪問しました。
池上線洗足池駅を降りると目の前にすぐ 洗足池のボート場が広がります。
洗足池の畔には、かつて勝海舟の別荘「洗足軒」がありました(現大田区立大森第六中学校)
近くに夫婦の墓所も建立されるなど、海舟ゆかりの地になっています。
勝海舟記念館(旧清明文庫)
旧清明文庫は、海舟関係の図書を集め公開することなどを目的として、1928(昭和3)年に建てられました。2000年(平成12)年に国によって有形文化財に登録。
現在は大田区の所有になり、令和元(2019)年に、「勝海舟記念館」としてリニューアルオープンしました。
コンクリート造りの洋風建築で、外観正面のネオゴシックスタイルの4本の柱が特徴的。
旧玄関は手押し扉で「アール・デコ」様式である草花の紋様がデザインされています。
勝海舟の資料は撮影禁止なので こちらのみ。
階段 木製の手すりは、アールデコ調の装飾が施され、なめらかな曲線を描いています。
綺麗ですねー
慶応4年(1868年)勝海舟は、中原街道経由で池上本門寺に向かう途中で、洗足池のそばを通ったと伝わっています。この地に魅せられた海舟は後年の明治24年(1891年)、海舟はこの地に別荘「洗足軒」を構えました。
西郷隆盛留魂詩碑
勝海舟が、親交のあった西郷隆盛の死をいたみ、詩とその筆跡を遺すため、三回忌にあたる明治12年(1879)に自費で建てた碑が池のほとりにあります。
幕末を彷彿させるような風景は跡形なく消えてしまっていますが、大きな池だけは昔と変わらないのかなとふと偉人たちに思いを馳せ… ふっと のんびりできる時間でした。
東京都大田区南千束二丁目3番1号
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