2021年6月25日(金)~9月12日(日)まで 新宿 SOMPO美術館で開催中の
「ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ」
先週、内覧会に参加しました。(※会場内写真は許可を得て撮影しています)
SOMPO美術館は 2020年7月に「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」が移転・リニューアル。
アジアで唯一ゴッホの『ひまわり』が見られる美術館であり、自分にとっては東郷青児やグランマ・モーゼスの収蔵品に親しみを感じる美術館。リニューアル後は初めて訪問しました。
↓ 新宿駅西口より徒歩5分。美術館正面前庭に設置された『ひまわり』の陶板を目印に。
見どころは
1.ランス美術館の風景画コレクションが来日
ランス美術館は、19世紀絵画のなかでもとりわけ風景画コレクションが充実しています。特にカミーユ・コローの作品は、フランス国内ではルーブル美術館に次ぐ規模を誇ります。
2.フランスにおける近代風景がの成立過程を余すことなく展観
フランス近代風景画の成立過程を、19世紀の主要画家の作品を通じてたどります。関連する資料や版画もあわせて展示します。
3.19世紀フランス絵画の巨匠たちが一堂に
近代風景画の先駆者ミシャロンやベルタンにはじまり、コロー、クールベ、バルビソン派、ブーダン、そして印象派のモネ、ルノワール、ピサロら、19世紀フランス絵画の巨匠たちが勢揃いします。
5章から成る展示です。
第1章 コローと19世紀風景画の先駆者たち
企画展タイトル(一部)にもなっている カミーユ・コローの作品は16点が出品されています。
第2章 バルビゾン派
戸外に出てフォンテーヌブローの森の自然を直接観察し、風景画として描いた画家たち。
1820~30年代のフランスの風景が ふと日本の農村の風景とも重なり感傷的な気持ちになりました。
コロナ禍で国内旅行もままならない今、車窓の風景を見ているようで あーいいなぁ、と癒されたコーナーです
手前:テオドール・ルソー『沼』(1842-43年)
第4章 ウジェーヌ・ブーダン
カミーユ・コローが『空の王者』と呼んだブーダンの作品。
一番ずっと眺めていたくなった空と海の風景。
絵画に合わせて考えられた壁の色も素敵で しばしほーっと見惚れる…
第5章 印象主義の展開
19世紀 クロード・モネ、オーギュスト・ルノワール、カミーユ・ピサロら若い世代の画家たちの生き生きとした風景。
コローから比べると一転、画面が明るくなり 荒いタッチも楽しく感じました。
(手前: クロード・モネ ベリールの岩礁 1886年)
3階展示室ににて収蔵品の ゴッホ『ひまわり』、ゴーギャン『アリスカンの並木路、アルル』も鑑賞。
ショップコーナーに広々とした休憩スペース
この日の気分で購入したポストカード
原画の接写はできなかったので 行ける方はぜひこのブルーをご覧くださいませ~
ショップには東郷青児のポストカードやグッズも豊富です
風景画が好きなので癒されました
↓ 予約方法等は 公式サイトでご確認ください。
ランス美術館コレクション
風景画のはじまり コローから印象派へ
会期:2021年6月25日(金)~9月12日(日)
会場:SOMPO美術館 新宿区西新宿1-26-1