本当にこのページにアクセスすること自体が久しぶりです。最近、金曜日にいつも仕事で嫌なことがあり、ちょっとそれを週末に引きずってしまったりする変な周期が続き、なるべくネガティブな事をブログに書かないようにしてたのですが、ちょっと日本語にして、一息つきたいと思いました。
皆さんは海外で働くというとどういうことを想像されますか?若い頃の私はカッコイイって単純に思っていました。今の私は、日本で働いても、アメリカで働いても、働くこと自体の大変を乗り越えていける人達がカッコイイと感じます。
管理職になって今感じるのは、ポリティックの難しさです。日本の会社のポリティックも独自の難しさがあると思いますが、アメリカの会社のポリティックは、複雑で、面倒で、正直努力しても良く分からないというのが感想です。実力社会だと思って来たアメリカですが、アメリカの会社の方がポリテックは格段に凄いです。前の会社は、日本からの駐在の方がいらっしゃる会社でしたが、ポリテックの凄さに驚いていました。例えば、リクルーティングイベントに影響力のあるパートナーが行くとなると、突然管理職のリクルーティングイベントの参加率が飛び上がるとか、”長い物には巻かれろ”といった分かりやすいポリティックです。つまりポリティックをマネージできることも実力に含まれていると思います。
私のメンターに、どうポリティックに対応したらいいのかと聞いたら、正直じゃなくなることがポリティックに対応することではないんだよとも言われました。アメリカ人達の行動が計算だかけにしか見えないと思っている私を見抜いた、まさに正攻法のコメントだと思います。
私はあるプロジェクトをやりますと申し出て、”全ての人の了解が出るまで”二週間近く立って、やっと”この仕事を私のグループを中心にやっても良いという”GOが出ました。このバケーションシーズンの最中の八月の初旬から始まり九月の半ばに終了されなければいけないという、結構面倒な状態になってしまいました。それなのに、いざ始めようと思ってメールをすると、”私の方が立場が上なのよ”と言わんばかりの嫌なトーンで、なぜ、どうして、あなたにこのファイルを渡さなければいけないのか説明してほしいと言われました。ああ、どんなに正当な方法を取っても、私のグループがやるのが面白くないんだなということが透けて見え、本当に嫌な気持ちにさせられました。トレーニングでも、ライバルだと思っている人の仕事を遅らせるために、情報を提供しない人に対応する方法、の対処の仕方が乗っていたのを思い出しました。
トレーニング”Navigating Politics”では、こういう状態が以下のように説明されています。
- Some people will not have approval authority over your idea, but they still seek to sabotage them nonetheless (They are doing this to advance their own interest).
- Some people do not want you to advance your career in the organization. To slow down, they will deliberately withhold approval for my idea, if they have in the position of decision making process.
彼女は私に対しての承認権限もないですし、私が彼女に従う必要は全くありません。とにかく私のグループが”いい仕事”をするのを遅らせて、私が昇進されたり、評価されるのを邪魔するといいう別の観点から、プロジェクトの邪魔をしているのです。対処法としては、下記が上げられます。
- Remain fact based as you address their concerns in public
- Bring forth your data and let people know the logic behind your idea
- That takes out emotion out of situations
- Ask them to come directly to you with concerns instead of speaking others
- Are these all concerns? If we address all your concerns, will you approve the idea?
- Seek out their objections
彼女のような人と一緒に働くのはいい気持ちはしませんが、このリストを見るとそういう思いをしている人はアメリカ人でも案外沢山いて、自分は一人じゃないんだなってちょっと安心します。やっぱりネガティブなコメントや環境にいると、自分が仕事をする目的さえも忘れ、仕事の好きな理由も忘れそうになりますが、そういう人達に構っている時間は勿体ないと思えてきました。どの会社にも彼女のような人はいるでしょう。このトレーニングの結論は、あまりにポリティックが自分の肌に合わない会社は、転職したほうがいい、驚きの解決策でトレーニングが終焉していました。確かに、周囲が敵だらけであれば仕事自体もできず、プライベートライフにまで影響があるのでそうかと思います。私の場合は、私のことを好きで応援してくれる人達もいて、外国人の私を上司に持って一生懸命働いていてくれる優秀な部下達もいてくれてます。そしてのためにも、ネガティブな気持ちに負けずもうちょっと頑張ってみようと思えました。金曜日は特に、自分に対してネガティブな気持ちを持っている人には、アプローチをしない、というのも手かとも思います。
デックからの夕焼け。
子供たちは、ウォーターパークも楽しんでいましたが、シュノーケルが普通にできるようになり楽しんでました。