何度かこのブログに書いたかもしれないのですが、休日を利用してちょこちょことオープンハウスに去年、今年行っていました。
私の家はいわゆる3ベッドルームなのですが、1部屋を自分のオフィススペースとして使っています。今後もオフィスに毎日通勤すると言う事は考えづらいため、2人の子供にそれぞれ別の部屋が必要になったときにどうしようかとずっと思っていました。今の家には1階に外に部屋があるわけでもなく、ベースメントもありません。
コロナで自宅で働く人が増え、このまま家で働き続けるためには家にもっとスペースが必要だと考える人たちも増えています。
私の地域では近年に売られる家よりも、購入者の需要の方が上回っているいわゆる在庫不足の状態が続いています。在庫不足のために家の価格はなんと30%以上去年よりも上回り、クレイジーだとは思いながらも、待てばこの傾向が収まると言う気配もありません。気持ちは焦りながらも実際に家の買い替えをするのはもっと先になると思っていました。
将来的に家を買い換えるにしてもある程度家を見ていかないと、環境、家の善し悪しを決めることはできません。
最近はオープンハウスを一回だけして、その週のうちに競売が行われる、新しいニューノーマルが定着しています。たいていの家は木曜日にリストが上がり、金曜日からプライベートツアー。日曜日にオープンハウスをして、翌週の火曜日までにオファーを提出。同じ家を2回見たい場合は、オープンハウスも含めてブローカーさんにプライベートツアーをこの短い期間中でスケジュールしてもらわなければなりません。このニューノーマルが以前の競売形式に戻ると言う保証はどこにもなく、家の買い替えが本当に難しくなってます。
先週の日曜日、今自分が住んでいるタウンハウスのオープンハウスと、お世話になっているブローカーさんのお勧めの一戸建てを見に行ってきました。
タウンハウスというのはつまり写真のように隣の家と壁を共有している家です
見に行ったタウンハウスは、家の前に人工的に作られている池の前にあって、ウオークアウトベースメントがあります。walk out basement とは下の写真のように、ベースメントから直接外に出られるベースメントのことを言います。ベースメントとは言いつつも、窓やテラスがあり、物件によっては外から直接手入りできたりするので、実際には地下室というより、一階の下にあるリビングスペースです。よく窓のないベースメントで仕事をしていてちょっと鬱になると言う話を聞くのですが、そういう心配もありません。1階と同じスペースがベースメントとしてまるまる使えるので、とっても便利です。
購入した家の場合は、このベースメントに池に向かう感じでテラスがあり外に出ることができます。そしてもう一つの魅力は池に家の片方が面しているので自然にプライバシーがあることです。カーテンやブラインドが無くても誰かに見られる心配はありません。
オープンハウスに行ったときに、この池がもたらす何とも言えない落ち着き感にとても心が惹かれました。違いはウオークアウトベースメントだけとは言え、今自分が住んでいるユニットよりも、キッチンバスルームも更にアップデートされていて、本当に素敵だなぁと思いました。一緒に来た主人も見てとても気に入ったようでした。
私はその後ブローカーがお勧めする一戸建てを見に行ったのですが、沢山の家が密集する地域なので、一戸建てなのにプライバシーは見に行ったタウンハウスよりもありませんでした。5つの家と庭が面していて家の敷地を分ける塀も無く、犬がいたらどうするんだろうなぁと言う感じでした。
私は日曜日のオープンハウス、主人とは別にもう一度このタウンハウスを見に行きました。やっぱり好きだなぁと思いました。
ブローカーさんのJudyがオススメする一戸建てよりもこの間ハウスの方が気にいったと言うことを伝えたら、義理父、義理母、Judyを含めて4人で月曜日の11時にもう一度家を見に行くことにしました。
私が驚いたのは、私よりもむしろこの3人の方が、物件をものすごく気にいったと言うことです。Judyはこのリスティングプライスは安過ぎる、多分わざと低めに設定して、たくさんの人に来てもらうようにしたんだと思うと言い始めました。ちょっと心配していた池が家の前にあると言う事実も、池の水面がはるかに下のほうにあるので、洪水の心配は無いとJudyにも義理父にも言われ安心。
義理母はウォークアバウトベースメントに行った途端、I want you to have this house、この家をあなたの家にしてあげたいと何回も言い始めました。。。義理父と義理母は、現金でこの家を買えるかどうか、家に帰って銀行残高を見たいと言い始めました。これには私の方が驚き、義理母や義理父の、他の息子さん達と揉めたくないので、無理しないでほしいと止めに入ろうとしました。義理父義理母は私の発言を気に留めることもなく、Judyとオファーするプライスについて話し合いを始めました。私の中では、オファーをするつもりであっても、実際にオファーが通るのがいかに難しいのかを知っていたので、まぁいいか、let us tryとちょっとたかをくくっていました。そして内心、みんながこの家を気に入ってくれてうれしいなと思いました。
主人が家に帰ってきて、オファー金額を決定。今住んでいる家のローンの返済は終了していて、新しい家を購入する金額の差額の現金もあり、義理父義理母から現金を一時的に借りることになっても、現在住んでいる家を売ったらすぐに返済出来て、新たにローンを組む必要もありません。自分達が今住んでいるエリアも、タウンハウスも、実際かなりの需要があり、売る心配はあまりありません。
義理父義理母にしてみれば、私たち夫婦に遠くに引っ越されると言うのが嫌なので協力してくれると言う背景もあります。入札は火曜日の12時までとあらかじめ決められてました。月曜日の夜オファーを出すコントラクトにサインをしました。
オープンハウスが一週末の日曜日のみで、翌週の火曜日の正午までにオファーを入れると言うのはすごく急だと思います。でもこれがニューノーマルとして定着しつつあるのです。
そして水曜日の夕方にJudyから電話があり、25のオファーから私達のオファーが選ばれたと言う連絡がありました。私たちのオファー金額に近いオファーは複数あったけれども、結局現金決済というのが決め手になったようです。
義理父義理母にはとても感謝しています。
売り手買い手のお互いの弁護士による契約書のレビューを3日以内に終了させなければいけないと言うことで、水曜日の夜から契約書のレビューが始まり、金曜日の朝にデビューが終了しました。次は月曜日にインスペクションです。クローズ、家の引き渡しは4月27日となってます。ほぼ一か月。ひえー、めちゃめちゃすぐだとびっくりしました 😅😅😅。
私の家探しは、真剣ではあったのですが、もっと長くなると思っていたので、思いがけない良い形で終焉して、今でもちょっと驚いています。
今の家を購入した時も、一年以上家探しに時間がかかると思っていたのに、あっさりと1ヵ月以内で決まりました。その時のマーケットは今のようにクレイジーではなく、同じ家を何回でも見に行けましたし、オファーも、ブローカーが電話で私たちの金額を提示して、売り手からカウンターオファーがあり、カウンターオファーを反映した金額をもう一度提示して、売り手からオーケーをもらうと言う、もっとシンプルで普通な感じでした。
正直、同じタウンハウスの、歩いて5分で行ける違うユニットに引っ越すだけなので、安心感があります。そして今の住んでいる家と引っ越す家の差額もそこまで多くないので、出費こそは増えますが経済的な不安感がそこまでありません。そして、このタウンハウスの中で、walkout basement がある物件が10件以下しかないので、同じような物件が将来売りに出される保証も、売り出されたとしても競売で、オファーが通ると言う保証もありません。前のオーナーは、このタウンハウスが建設された時から、実に31年住んでいるので、住んでいた場所は気にいっていたはずです。
一戸建てのオープンハウスを見に行って帰ってきた時、自分の今の家、1.5倍から2倍の値段がついてるよ家よりも、自分の家の方が好きだなぁと思う気持ちがありました。今回購入した家と現在住んでいる家の値段の違いは、大体1.2倍以下で、今住んでいる家よりもはるかに改築、アップデートされ、とてもいい感じでした。
実は今仕事がものすごく忙しい時期に差し掛かっているので、嬉しい悲鳴です😆😂🥹。また月曜日にインスペクションは残っているものの、家のガラクタを取り除くには良い機会なので、今週末はとりあえず不要なものをどんどん集めて行くことから始めようと思います。