アメリカ海外生活ブログ 大草原の小さな家

アメリカ🇺🇸ニュージャージーの生活を綴っていきたいと思います。

自分の置かれた場所

2024-09-07 22:45:00 | 日記
金曜日の夕方に突然上司から、他の部門のかなり役職の高い方が突然解雇されたと告げられました。上司も彼女を長く知っているので、とてもショックを受けてました。

私は彼女と一緒にそこまで仕事をした事は無いもの、メンターとして指導を受けたこともあり、自分が思った以上に衝撃を受けました。衝撃を受けた理由は、私が彼女とても尊敬していたからだと思います。

彼女が一度、大きく部門を移ったことがあって、きっかけを聞いたら、彼女のプレゼンテーションをプレジデントが気に入って、プレジデントから直属の部下になってほしいと頼まれたとの事でした。その後そこの部門での実績を買われて、彼女は比較的新しい部門で同じような仕事をするために、これまた相手に望まれて移ったのです。なんて格好の良い人なんだろう、自分もそんな存在になれたらいいのにとずっと憧れていました。

アメリカの会社は仕事の実績で解雇する場合は、相手に訴えられないために、訴えられた場合に対応できる書類と、会社側も、その人の仕事のパフォーマンスを上げるために、最大限の努力をしたという証拠の残さなければいけないので、かなりの時間が必要となります。でも、それがいわゆるリストラ、コストの削減、ビジネス戦略の変更、という理由になると、雇用は双方の意思であってどちらからも関係を断ち切ることができる “at will”なので、何十年と会社に勤めた人であっても、あっさりと解雇することができてしまいます。

私の会社でこういったアグレッシブな行動起こすケースはとても珍しいので、きっと何かあったんだと思いますし、たまたま悪い場所に良くないタイミングでいただけだで、誰にでも起こりうる事だと思いますが、25年以上働いたトップパフォーマーの終わり方としては余りにもやるせなく、本当に府に落ちないと思いました。もっと一緒に仕事をしてみたかったと言う気持ちと、もっといろいろ学びたかったと言う気持ちもあり、せめて自分がどれだけ彼女を尊敬していたかと言う事は伝えたいなと思いました。

つい最近、前の会社で一緒に働いていた人と15年ぶりに会う機会がありました。彼女はとっても賢く、人としてもとても素敵で、誰もが知っている有名な音楽業界の会社でそれなりの地位にいるのですが、業界を変えたいと言っていました。音楽業界は、技術の進展が著しく、若者の流行に左右されるので、その変化についていくのが大変で、コロナ後業績が伸び悩み、それこそCレベルのトップ(CEO/CFO)が最近解雇されたばかりで大変な事になっていると。年齢的にも業界を変えるのであれば、今がチャンスだと思っていると。

私はそれほど深く考えて、この業界を選んだわけでも、今の会社を良く知ってて就職した訳でも無いのですが、私のいる業界は今景気がいいサイクルです。私の会社の業績が良いのはCEOがとても賢い人だと言う事実と、親会社がとても賢い人たちによって経営されてるからだと思います。

私の置かれた場所は実は結構ラッキーな場所なんだと思います。その事実にもっと謙虚に感謝しようと思いました。今仕事は忙しく、毎日集中するように心がけています。自分の与えられた役割りを真っ当するために、相手の会社にウザイと思われようが、uncomfortableな会話も下手に出て、フォローアップを重ね、ようやく形になってきてます。仕事は向上心を持って常に新しいことを学んでいきたいですし、実績を公平に評価してほしいですが、家族もバケーションも大切です。どんなに努力して時間を費やしても会社には会社の都合があるように、私も何のために働いているのかを常に念頭において、バランスを失わずにやって行きたいです。

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