アメリカ海外生活ブログ 大草原の小さな家

アメリカ🇺🇸ニュージャージーの生活を綴っていきたいと思います。

家を売りました

2023-05-28 07:52:00 | 日記
家を買って引っ越しをして家を売りました。

この5月忙しすぎてあんまり記憶がありません。精神的にも忙しかったですが、体力的にも最初の2週位はとてもきつかったです。

まず家を購入してから新しい家の床のRefinishing とメインベッドルームの家のペンキを塗って貰いました。

この床をrefinishing すると言うことを私はよく知りませんでしたが、つまりは傷ついたハードウッドフロアを上からサンドペーパーなどで磨いて、きれいにする工程のことをいい、引っ越しをする前の家具のない状態の方が好ましいということでやってもらうことにしました。なるほど木目が出て綺麗な状態になりました。

5月5日金曜日に引っ越しをしました。引っ越しの日程は、売る予定の家のペンキ屋さんの予定で突然決まり、5月4日の木曜日に私は有給を取って、引越しの準備をしました。この日でもう私の腰はガタガタになりました。残りの日々はぎっくり腰にならないように、重いものはなるべく主人にやってもらえました。

家の引っ越しが済んだ翌週の月曜日から四日間、ペンキ屋さんが来て売却予定の家のペンキ塗りが始まりました。壁、天井、ドア、クローゼット。ペンキを塗る前に、絵をかけるためにあった壁の釘等を全て抜いて穴を塞いでいきます。電球も全て新しいものに変えてくれました。私は背が高くありませんし、リビングの天井の電球は特別な梯子を借りてこない限り変えれるものでは無いので、助かりました。

庭はパワーウォッシュで洗って貰いました。見たことのない丸い石が出てきました。子供たちもびっくりです🫢


そしてカーペットも洗って貰いました。カーペットの業者の方に、年に3回は洗わないとダメですよと言われましたが、家具を取り除いて洗ってもらって乾くのに1日以上かかるので、住んでる限りは絶対に無理ですよね。


そこから大掃除以上の掃除が始まりました。床はすべて雑巾で拭き、バスルームのタイルのつなぎめで汚くなっているところは、グラウトペンを買ってきて、全てきれいに塗り直しました。タイルの穴が空いてるところは専用の粘土を買ってきて穴を埋めました。YouTubeのビデオを見ながらいろんなことを学びました。この学んでいく過程は時間の制約さえなければ結構楽しい過程でした。

1番苦労したところは暖炉です。全く使ったことがなかったのに、ある日バケーションから帰ってくると暖炉の上の所の大理石が全部落ちてきて破れてました。売却に当たってさすがに修理しないわけにはいかず、いろんな業者さんに電話をすると、同じマーブルは30年以上流通が止まっているので、全部を取り替えなければいけないと言われました。全部取り替えたら30万かかると言われ、1番似たマーブルを購入してきました。このマーブルを購入するのさえ、まずホームデポに行き、次にホームデポのお勧めの石屋さんに行き、石屋さんに大理石の取り扱いは無いと言われ、石屋さんからちょっと離れたところの大理石専門の業者を紹介されました。専門家すぎてほとんどスパニッシュしか話せない人たちでしたが、何とか大理石を日本円で大体2万円で買うことができました。でも取り付けは自信が無いからできないと言われ、知り合いのタイル職人の人に貼って貰いました。よく見ると模様が違うのですが、ぱっと見はわからなったと思います。



この全てが写真撮影のあった前日の5月15日の月曜日に終わり、以下の日程で全てが進みました。

5月16日火曜日、写真撮影
5月18日木曜日、不動産のウェブサイトに売却の告知
5月19日金曜日からマーケット、プライベートショーイングをスタート。
5月21日日曜日、オープンハウス
5月23日火曜日、オファー申告最終日

19日の金曜日からオファーの申告の最終日の火曜日まで、実に5日間です。家を見せる期間が短すぎるのではないかとちょっと不安でしたが、最近の不動産の売買はこんなもので、逆に短期間で売れないとこの家には何かあると思われてしまうのです。

16のプライベートショーイングとオープンハウス。オープンハウスは日曜日の1時から4時まででした。3時半ごろに様子を伺いに家の近所に行ってみましたが、多くの車が駐車場を探して家の周りをぐるぐる回っているのがわかりました。4時半ごろに家に行ってみると、ものすごく疲れ放心状態のJudyがそこにいました。3時間の間に40グループ以上の見物客が来て、途中からは入場制限をしなければいけなくなり、家の前に列ができたそうです。どの家族も子連れで来るので、中には子供が頭をぶつけてしまったケースもあり、本当にハラハラしてオーバーウェルミングだったと言っていました。

重要なのはもちろん写真になります。私たちのエージェンシーのJudyは、プロフェッショナルの写真家に頼んで、引っ越した後の空っぽの空間と、バーチャルデザインでステージングした空間を載せてました。


















すごくセンスのあるデザイナーさんです。もはや自分の家ではありません。

家を売るのに準備する費用は大体50万位かかりましたが、一番かかった費用はペンキ屋さんです。でもペンキ屋さんのおかげで築30年の家がまるで新築のようにピカピカ。とても清潔に見えました。新しい入居者が自分達の家を描けるまっさらなキャンバス状態に戻すことと、清潔さをアピールすることが大事なんだと思いました。

アメリカの不動産の価格は現在急上昇していて、リスティングプライス、希望価格より高い金額をオファーするのが慣例になっています。あまりに高い希望価格をつけると、購入者が家を見に来なくなります。私達の場合は、この団地で最近過去一年に売れた家の価格を参考にし、良心的な価格設定になるよう心がけました。

結果的にオファーは8件ありましたが、どれも似たような価格で、一番条件の良いものを選ぶ形になりました。希望価格よりも400万円上の価格のオファーを貰い売却決定。私達の希望価格が控えめだったので差額が大きいと言うのも事実ですが、過去の同類の家の実績から250万上で売れれば上出来だと思っていたので満足です。

私達が家を売った週は、3件隣の同じモデルの家もオープンハウスをしていたり、車で2、3分のところでこれまた同じモデルのオープンハウスがあったのですが、希望価格はそれぞれ私達よりも、300万、750万(これはやるすぎ)上でした。ですからちょっと不安でした。自分達の価格設定が低すぎて逆に損をしているのではないかと思ったりもしました。数週間前に2軒隣の家が売りに出ていたのですが、希望価格が高すぎ、オファーが希望価格のよりも下の値段で一件あっただけでした。

契約書のレビューの最中にも、選ばなかった7件のオファーから、金額を上乗せしたオファーも来ましたが、バックアップとして使わせて貰う事にします。アメリカは今住宅ローンの金利が高いので、購入者の家のローンの申請が上手く行くことと、家の審査が上手く行けば、7月の半ばに全てが完了します。

本当に体力的に疲れて、今週いっぱい休みを取ることにしました。体力的な疲れが、精神状態にも影響していて、飲まずにはいられない日々が続きましたが、やっと今朝大好きなアメリカの夏を満喫したいと思えるようになりました。アメリカ🇺🇸のメモリアルウィークエンドを満喫したいと思います❣️









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