引っ越しの準備がようやくスタートした。
ダンボールに、次のウチのどの部屋に運ぶかを記入するところがあって、
そんなところを書いたりしているうちに、
だんだん、次のウチが楽しみになってきた。
それと同時に、段々裸になってゆく我が家を、寂しくも感じる。
例えば、今日は、晴樹のプレーマットを全部取り外した。
そしたら、むき出しの、ダークブラウンのフローリングが出てきて、
すごく、懐かしくも思ったし、とても寂しい気持ちにもなった。
ここに住んで、丸3年半。
一言で言えば、楽しかった。ホント、シンプルに、そう言える。
二子玉川にだって、表参道・青山一丁目にだって気軽に行けたし、
自由が丘にだって、代官山にだって、広尾・恵比寿方面だって…
どこへ行くにも、適当な場所だった。
銀座も、400円圏内だった。
そういうことだけじゃないけれど、でも、
やはり、それは最大の魅力だった。そう、今までは。
今後は、もう、そういった場所には、簡単には行けなくなる。
けれども、この三年半で、十分すぎるほど、楽しませてもらったから…。
自分の中で、もういいや、次。
って、そんな声も、少し前から聴こえてきてた。
そんな矢先の引っ越し。
次 ってのは、腰を落ち着かせて、創作やピアノなんかの時間に充てること。
買い物や、オシャレスポットに繰り出すのは、
月に2~3回でいいじゃないか。
きっと、最初は、薬が切れたみたいに、禁断症状を覚えるだろう。
たぶん、毎日のように本厚木駅周辺に行きそうな気もする。
それじゃ、せっかくの変化を、マイナスのエネルギーで満たすことになる。
そんな風に、できればなりたくない。
まぁ、最初は、何かと物入りだし、無印辺りで寝具なんかを見る程度ならいいかなと思う。あまりストイックにしたら、ただでさえ、環境の変化で異変が起きるのに、自分をコントロールするためなら、少々そんな誘惑も乗らないと、、。
何はともあれ、これからは、旦那がずいぶん近くなる。
だから、安心は安心かもしれない。本当に。
私には、誰かしら、保護者が必要なのだ。
旦那に、そんなことは言ったら悲しまれるかもしれないけれど…
私は、一生、誰かに迷惑をかけながら、生きていく。
その代わり、何人かに、愛を、溢れるほどの愛を、注いで
生きていきたい。