物をつくること。確かに、子どもの頃から好きだったけど。
音楽には形がない。
形のないものを、信じることは、難しいけど、形のないものほど尊い。
娘が寮から帰って来た。夏休み。
夏休みの間は、休みをとる生徒さんが多いから、経済的に厳しい。パンデミックで仕事が減って、ただえさえ大変なのに。
この日曜日に歌うバッハのカンタータ。2つ歌うのだけど、一つは比較的簡単なのだけど、もう一つは結構ソプラノにとっては難しい。高い音が続く。更に、なかなか集中できなくて。心配事が多くて、物事に集中できなくなってる。
男の人って、こういうの、得意なんですよね。他のことを忘れて、一つのことに集中できるから。悪く言えば単純。
だけど、仕事のこととか、色んなことがあると、男に生まれたかったって思うことがよくある。
ただ単に、ない物ねだり。
生徒さんを教えてくると、いつも元気になるんだけど、今日はあんまり元気が出ないなあ~。
明日のお昼に、息子が来る。パンデミックの規制がなくなって、息子の活躍の場も戻ってきた。仕事だけじゃなくて、音楽の方も。オルガンだけじゃなくて、バンドも再開。明日の夕方はCeilidh Bandでピアノを弾いてくる。場所がうちの近くだから、ギグの前に遊びに来るって。
たぶんね、我が家で一番まともな人間は、息子だと思う。娘は私に似過ぎてるから。確かに、私よりも娘の方がしっかりしてるけどね。
我が家の人間に、常識は通じない。
仕事のこと、なんとかしなくちゃ。まだ養わなくちゃいけない娘がいるから。
生きていると、辛いです。