すっかり忘れていたけど、イングランドの大聖堂は、未だに男の人しか聖歌隊に入れないんだった~!今日、指揮者とバーミンガムの音大の話をしていたのだけど、突然、バーミンガムの大聖堂は、男の人だけだよ~って話になって。そういえば、そうでした。女が教会で活躍できるようになったのは、本当に最近の話。未だにイングランドでは女の主教がいないはず。
他の宗派でも、スコットランドでは10年ぐらい前まで、女のバプテスト派の牧師はいなかったし。
そういう所で、私が白い聖職者の襟をつけたら、びっくりされそう。
昔、アメリカから来た牧師が、女性が教会でしゃべっているのを見て、びっくりしたのを覚えている。
って言うことは、バーミンガムでは、歌での収入は無理かも。
バーミンガムでピアノを教えることができるかなあ。仕事がないと、やって行けない。厳しいなあ~。やっぱり無理なのかなあ~。
バーミンガムの知り合いに、相談してみようかなあ。
今日は、息子が来ました。久しぶりに楽しかった。お好み焼きを作りました。花粉症がひどいけど、元気そうで何より。今年は給料が上がらないって文句言ってるけど、まだ1年目で上がるわけないし、ボーナスもらえたんだから、親よりも良い生活してますよ。
夕方は、機嫌の悪いティーンを連れて、聖歌隊のリハーサルへ。行きのバスで娘は居眠り。一体昨日の夜、何時まで起きてたんだか!昼まで寝てたし。
今日は、母親スイッチが入ってました。たまにはいいですね。子どもが二人とも揃っていると。
母親であることが嫌なわけじゃないんです。ただ、母親になった時に、自分のアイデンティティーを失ったなあ~って思うだけで。それと、私は普通の母親にはなれない。だって、どうやったって、英国の母親にはなれないです。だからと言って、日本の母親みたいに、朝の4時に起きてお弁当作りなんて、できないですよ。
それに、他のお母さんたちと仲良くできなかったから、うちの子ども達は、パーティーに呼ばれることが少なかった。いつも、子ども達には申し訳ないなあって思ってます。子どもは親を選べないから。
子ども達には、いつも感謝してます。私の宝物。
娘に一度、聞いたことがある。あなたのお母さんは、いわゆる「普通」のお母さんじゃないけど、嫌になることない?って。娘は、「お母さんはお母さんだからいい。他のお母さんだったら嫌だ。」って言う返事が帰って来ました。
一応、二人とも、まともな人間に育ってるから、なんとかなってるんだろうなあ。
自信がなくなったり、生きていることが辛くなったりすることもあるけど、まだ生きてるし、まだきっと、私がやり終えていないこともあるんだろうなあ。
求めよ、そうすれば与えられる。マタイの福音書に書かれている。門を叩き続けて。神様はきっと、良いものをくださるはず。私にとって良いものではなくても、神様にとっては良いもの。
諦めようと思っていたことがあるのだけど、もうちょっと頑張って、信じてみようかなあ。自分の心に従って。形のないものほど、尊い。尊い物、大事にしたい物。自分の感覚を信じて。