自分の気持ちに素直に生きることができなかった時代もある。
日本には、時代錯誤も甚だしい戸籍というものが未だに存在する。だから、女性や子どもを自分の所有物だと勘違いする男性がいる。日本の夫婦に関する法律も、女性の人権を無視したものが未だに存在する。
でも、日本だけじゃなくで、男性の中には、未だにそういう古い考え方がどこかにあるんだと思う。
私が、バーミンガムの音大へ行くための奨学金を探しているという噂をどこからか聞いた人が、昨日、声をかけてきた。彼女が持っている情報を教えてくれたから、ありがたいのだけど、彼女がその情報を得るには、彼女の旦那様にその話をしなくちゃいけなかったらしく、彼女の旦那様は私の行動が理解できなかったらしい。
「家族を置いて、イングランドに勉強に行くの?」
女性がやりたいことをしようとすると、未だに風当たりが強いのかな。
先週、スコットランド長老派の教会が、ようやく、同性同士の結婚を認めることを決めた。ちなみに、私が所属しているスコットランド聖公会は、スコットランドで一番早く、同性同士の結婚を認めた教会。反対派は、同性愛は罪だと聖書に書いてあるって言うんだけど、そもそも、キリスト教において、我々、みんな罪人です。私たちの罪を背負って、イエス様が十字架にかかって死んだというのがキリスト教。だから、私たちは救われたわけだから、同性愛が罪だからと言って、排除するのはおかしい。同性愛者が罪人って言うけど、私も罪人。罪は罪。そこに変わりはない。
好きになった相手が、たまたま男性だったとか、女性だったとか。それって、好きになった相手がたまたま日本人だったとか、英国人だったとか、そういうのと変わらなくない?
同性愛が死刑だった時代に比べると、大きな前進なのだけど、まだまだ平等になるのは先なのかもしれない。
私はやっぱり、自分の心に正直に生きる道を選びたい。理解してもらえないことも多いけど、それは仕方がないんじゃないかな。この先、何年生きれるかわからないけど、心が喜ぶことをしていきたい。「いつ死んでもいい。」って思う生き方をしたい。きっとそれが、死から自由になるって言うことなんじゃないかな。
永遠の命が、少し見えてきたような気がする。
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