短歌エッセイ〜桃色の夢の底〜

気づいてしまう幸せな日々、恋する私と花たちのささやきをつづります

毘盧遮那〜あなた一人の花〜

2019-06-29 10:26:46 | 日記
濃く深く
あなた一人の
花がいい
まるで毘盧遮那(ビルシャナ)
覚めないで夢


毘盧遮那(大日如来)は宇宙の中心仏であり、宇宙そのものといってもよいような存在のこと。

インドでは神に捧げる花ならば、私はあなた一人の花になりたい……

。。。。

2008年の6月、その瞬間まで知らなかった毘盧遮那(大日如来)という言葉が降りてきて詠んだこの歌。
とても好きでこの時期になると毎年アップしてしまいます。

不思議なものでこのころから急にお坊さんと縁があるようになり、
たまたま訪れたお寺で声をかけられることが多くなりました。
縁側でいろいろお話しをした方が普段は高野山にいらっしゃる方だったとか京都で修行して住職になるために戻って来たばかりとか、塗香をいただいたり、食事にさそわれたり他にもいろいろ。

ある時、そんなことはつゆほども知らないスピリチュアルなお友達に「あなたの歌はすごく綺麗なお坊さんが書かせてるんだよね〜」って言われました、不思議。

言葉はどこから生まれるのか……

でも、その言葉が現実を連れて来るのは不思議なことです。

。。。。

言葉はどこから生まれるのか……

その頃たまたまあるお店で話した方が日曜礼拝に行くと言うので1度だけ行ったことがあります。

その時、うとうとしてしまって(笑)
耳元で「人じゃなくてイエスを追いかけろ」と聞こえびっくり!

お友達に話しました。

子供の頃教会に通っていた友達が「私の聖書にイエスは“言葉”って鉛筆で書いてた」と教えてくれました。

“人”(男性)ではなくて“イエス”(言葉)?ようするに“言葉”?
そうか、恋には恋したままで(笑)このまま短歌を詠んでいきなさいってことだなと感じたのを思い出します。

自分の歌にときめく不思議な私(笑)💖

白ゆり〜堕落〜

2019-06-29 10:18:09 | 日記
インドでは
神に捧げる
花ならば
あなたを愛し
堕落したゆり

コンソールの上の百合の花

硬かったつぼみが全部ひらいて

目覚めたてのリビングはその香りでむせかえるよう・・・・

聖母マリアの花である白ゆりの香りに催淫作用がある不思議。

朝、ピンセットで雄しべを取りながら(紅い花粉がつくので)

もう一度夏目漱石の「それから」を読んでみようかなってふと思う(この歌のモチーフになった小説)・・・・

知り合いのダンサーが

「学生時代文芸部に入っていて夏目漱石とか菊池寛とか読んでた」と・・・・

ちょっと意外、でも、そんな感じ、で、そこが魅力

やっぱり読もう。

毎日思いがけないところに、気分が高揚する瞬間があって、

その瞬間に遭遇するために“今日”が始まる

何もわからないまま始まる今日が素敵☆

睡蓮〜封印〜

2019-06-29 09:41:59 | 日記
睡蓮の
香り絡まる
白い肌
逢いにいきたい
封印解いて


自分さえも気づいていない想い。
封印されてる想いって結構いろいろあるかもしれないですね。

睡蓮の学名は Nymphaea (ニンファー)というのですが、これは、水辺の妖精(ニンフ)が由来です。
 
水辺のニンフは人が近づくと睡蓮に化け、通り過ぎると、また妖精の姿に戻ってしまう。

むりやり手折ろうとすると、魔物により水中に引き込まれてしまうそうです。

この美しい花がどうしても欲しいなら必ず呪文を唱えてから、という伝説。

封印を解く呪文・・・・

まずはこれを探すのが先

睡蓮の花言葉は「浮遊する愛」「信仰」「純粋」

。。。。

近くの公園、黄色い睡蓮が咲き始めまさした。

睡蓮の香りは近くよりも遠くにいる方が感じる、これもパラドックスと言えるのではないだろうか……

どこかで読んだ文章。

パラドックス(paradox)とは
ギリシャ語で「矛盾」「逆説」「ジレンマ」を意味する言葉。 
数学・哲学の分野では「一見間違っていそうだが正しい説」もしくは「一見正しく見えるが正しいと認められない説」

よくわからない

でも「どうせパラドックスなんだから〜」と思えば、人生も恋も美しいイルージョンかな💖

よくわからなくてもいいんじゃない

朝の公園を歩いているとそんな大らかな?いいかげんな気持ちになります(笑)

でも、黄色い睡蓮はなんとも清浄、そして確かに手を出せないニンフ✨

くちなし〜あまりにも幸せ〜

2019-06-29 09:06:15 | 日記
唇を
押しあててみる
くちなしの
花のようだと
君が言うから


雨に濡れたくちなしの花にはとても上品な色気を感じます。

上質なミルク色はふっくらとやわらかい、美しい女性の肌のよう・・・・

甘い香りはふさいだ心をこれから訪れる明るい夏に誘います。

花言葉は「優雅・私はあまりにも幸せです」

言霊はパワフルです。

今日も心の中でつぶやいてみる。

私はあまりにも幸せ☆

官能の海

2019-06-17 16:04:17 | 日記
穏やかな
封印といて
薄絹に
巻かれて沈む
官能の海


ルールは破るため、封印は解き放つため・・・・

官能とは単純に耳・鼻・目など,感覚器官の働き、という意味でもあります。

自分の5感を使って、自分にしかできないことを形にする、そこにどっぷりハマっているときこそ「薄絹に巻かれて沈んでいくような官能の海」

でも、そこにたどり着くには自分の殻を破る必要が・・・

「殻」って例えば年齢
もう○○歳だから。

でも、でも・・・・
アンパンマンの絵本が出版された時やなせたかし氏は54歳、初めてテレビ放送され人気が出るようになった時は69歳。

67歳で夫と死別、75歳で絵を描き始めたグランマ・モーゼスが初めて個展を開いたのは80才、ホワイトハウスに招待されたのは89才。

日本でも日本地図を作成した伊能忠敬は56歳で実測を始め72歳で完成させました。

いろいろ知ると、それはもう「殻」じゃありませんね。

「殻」もただの幻想かもしれません。

この世はイリュージョンってよく言われますものね。

ルールは破るため、封印は解き放つため。

紫陽花①

2019-06-17 07:43:22 | 日記

かたつむり

泣き出しそうな

空の下

夢の外へと

君の元へと


あなたへの道のりはとても遠くて

このまま今の場所にいることだってできるけど・・・・
少しづつ、少しづつ
やっぱりあなたへ向かって歩みたい


。。。。


大好きな歌があります。
ミニー・リパートンの【Loving you】

〜あなたは素敵だから誰でも好きになってしまう他の人では感じることのできないあなただけの色があるわ一緒に年を重ねていきましょうあなたを愛することは夢が叶う以上のこと〜


あなたは夢の外あなたを愛することは夢が叶う以上のこと


そのくらい大好き💖


……っていうのが好き(笑)



夏の恋〜花ざくろ〜

2019-06-03 08:55:17 | 日記

キラキラと

夏の恋かな

花ざくろ

君を見つめる

あと少しだけ

 

「成熟した美しさ」「結合」という花言葉をもつざくろですが、

八重咲きの美しい「花ざくろ」は実を結びません。

キラキラと輝くようなオレンジ色の花が実を結ばないなんて

まるで夏の恋のよう

目に焼きついて離れない・・・・

。。。。

実を結ばないことを悲しいことだと思っていたけど、

次の季節また美しく咲くことだけ考えて。

同じ場所で咲いていても、道行く人は変わる。

次の季節は花泥棒が手折って新しい場所に連れ去るかも。

ただ咲くことだけを考える。

人生はご縁

やってきたら

ご縁に従え💖

。。。。

お肌の細胞は28日で新しくなるといいますが、他の細胞も一部を除いて1年後には今の自分と違うそうです。

新品ってこと!✨

「日々新又日新 (ひびにあらたにしてまたひにあらたなり)

殷王朝の初代帝である湯王(とうおう)はこの言葉を自分の洗面器の盤に刻み、毎朝顔を洗うたびに自分の戒めにしたそうです。

「鉱物成分ゼロ源泉」ミネラル豊富な源泉の化粧品をいただきました。

私も湯王の真似して

顔洗うたびに

「日々新又日新 今日も幸せ❤」

こんな呪文で源泉の化粧品使ったら若返るかな?✨

横浜はもう夏のようなお天気。

夏の恋にはまだ早いけど、その前に「恋の歌会」を💕
そろそろって思ってます✨


花に酔ってる〜風待月〜

2019-06-02 09:28:56 | 日記

風待月(かぜまちづき)

届かぬ想い

もてあまし

ため息まじりで

花に酔ってる

 

6月には「風待月(かぜまちづき)」という美しい呼び名があります。

ギリシアの哲学者プラトンは
「恋をしている時は、誰でもが詩人だ」と言いました。

恋をするとささやかな風にも心が揺れてしまいますものね。

“風を恋しく待つ月”なんて素敵。

以前の我が家はブーケ制作やレッスンの後は残ったお花で本当に酔そうでした。

今は歌に酔ってます。

花に酔いながら歌を詠むときは、アナログ派です。

文字にもエネルギーがあるんですよね💕

6月もほろ酔い気分ですごしたいなとお花に話しかける朝です。

素敵な6月になりますように。