十六夜(いざよい)の
月もないてる
ホトトギス
遅すぎるけど
やっぱり好きで
十六夜……陰暦十六日の夜の月、「いざよう」は「ためらう」意の
雅語です。
十五夜よりも遅れて月がためらいがちに出てきます。
月がためらいがちに遅れて出てくる様子から「いざよい」なんて、昔の人はなんてロマンチックだったのかしら。
あらためて日本語って、日本人の感性って素敵です。
ホトトギスの花言葉は「永遠にあなたのもの」「秘めた意志」
晩夏から晩秋までの長い期間ひたむきに咲き続けることにちなんでいるそうです。
遅すぎるけど、報われないけど、なんだか無駄みたいだけど、
でも、そんな何の得にもならないようなことに夢中になれるって素敵なことだなって思います。
時間は巻き戻すことは出来ないけれど……
一歩出遅れた十六夜の月でもこんなに素敵なら
「やっぱり好きで」で生きていきたいと思います。
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