私は残念ながら途中感じかけていた面白さはどこかに消えていました。
NODA・MAPの第15回公演『キャラクター』観劇直後のこと。
カルト書道教室を舞台にギリシャ神話を絡め、
「紙」→「神」→「袖」という風に野田秀樹お得意の
言葉遊びが散りばめられた作品。
よくあるカルト集団の話と思って観ていたのですが、
途中からこの書道教室のモデルはあそこか?と思い始め、
ラスト近くのビニール傘で確信。
その瞬間から胸の奥の方がキリキリ痛み始めました。
年月日がちょっとずれていたら私も確実に巻き込まれていたであろう、
昔の通学経路であり後の通勤経路で起こったあの事件。
当時私の地元を活動拠点にしていて
選挙中は何度も駅前で歌って踊るのを見かけたあの団体…。
普段はきれいさっぱり忘れて生活してるけど、
毎年何かしらで思い出すんだよなぁ。
最後のシーン、「お願いだから突かないで!!」と
心の中で叫んで祈っている自分がいました。
私には生々しくて痛すぎる舞台でしたね。
再演されても多分もう観ないです(苦笑)。
★★本日のエスカレーター★★
エスカレーター真後ろの人が
かなり大きな声で「あ、○○さんだ!」という独り言を発したので、
びくっとしたのですが、その人物は…篠山輝信くんでした…。
あーびっくりした。
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