さんの女刑事音道貴子シリーズ短編集の最新文庫
です。愛読者にはうれしい滝沢刑事が登場する編や、恋人が犯人にされかけてしまう編等、今回も面白い短編が揃ってます。長編はどちらかと言うとハラハラドキドキ
と緊張感にあふれてますが、短編はどちらかというと日常的な感じで長編とは一味違った魅力
があります。本作は所轄の隅田川東署に異動となった音道刑事が機捜との違いを肌で感じならがらも活躍する姿が描かれています。舞台が墨田区なのに、いわゆる下町情緒や人情といった温かみが全然感じられない描き方がされており、下町の描き方がちょっと斬新だなと思いました。本書には下町ゆえに起こってしまった事件も…。
このシリーズはこれからも楽しみにしたいシリーズの一つです
 |
嗤う闇―女刑事音道貴子 (新潮文庫) 乃南 アサ 新潮社 このアイテムの詳細を見る |
