暫く更新せずにすみません。
休みはいいですが(といっても、休めたのは31日~2日までなのですが。まぁ、もっと過酷な方はいらっしゃいますので贅沢は言えません。)、休み明けは、仕事が溜まっているので憂鬱です。
さて、以前申しました、レオパレス(サブリースの中でも、私が対応しているのは、レオパレスだけなので、実体験を踏まえて。)の解約申入れに、素直に応じた方がいいのか、それとも争った方がいいのか。
以前、どちらにも一長一短あると申し上げました。基本的にはオーナーの考え方によるのですが、私の考えを述べさせていただきます。
1.応じて得なこと
レオパレスの合意解除書を見ますと、合意した方が得なことと言えば、「継続して入居を希望する入居者をそのまま引き継げる。」という点ぐらいでしょう。
それ以外の管理業者の紹介などは、賃貸業が素人のオーナーでも、業者を探すことはできますので。
ただ、「入居者を引き継げる」という点も、実は、特典でもなんでもなく、本来当然のことを、レオパレスが、虚偽の理由で入居者を強引に退去させるという違法行為によって、オーナーに圧力を掛けているのです。
つまり、転借人=入居者は、レオパレスがオーナーと合意解除しようが、強制解除しようが、建物の所有者に賃料を支払って、そのままその建物に住む権利があるのです。
参考:
つまり、転借人=入居者は、賃借人=オーナーからの賃貸借終了の通知があり、それに正当事由がない限り、追い出されることはないのです。そして、レオパレスが勝手に解除しても、オーナーが入居者に「出て行け」と通知することはないので、当然に入居者はそのまま住むことができ、とすればオーナーは入居者からそのまま家賃を頂けるわけです。
ところが、レオパレスは、入居者が上記の法律を知らないことをいいことに、入居者に嘘をついて追い出すのです。どのような嘘をつくか、これは私が直接入居者の人に伺ったのですが、「オーナーから、この建物の賃貸借を解除された。それで、もうレオパレスはこの建物を借りることができないので、入居者には出て行ってもらわないと仕方がない。希望者には、新しいレオパレスを紹介する。」というものです。
なんと大嘘か。上記は、借地借家法のなきものにし、オーナーのみならず、入居者にも不利益を被らせる、本当に酷い行為です。
ただ、現実には、レオパレスが、上記のようにオーナー及び入居者に秘密裏に事を進めてしまうため、オーナーとしては、レオパレスに逆らわず、合意解除に応じた方が、入居者をそのまま確保できるということになっているのです。
「まぁ、仕方がない。穏便に入居者を確保する方が得。」とお考えのオーナーは、合意解除に応じる方がよいです。
2.応じてそんなこと
合意解除に応じてしまうと、後に述べる損害賠償の請求等ができなくなる可能性が高いです。
3.応じない方が得なこと
これは、以前も述べたとおり、まだ裁判例がないので、あくまで私の見解です。
ただ、証拠と、ちゃんとした理屈さえあれば、認められると思います。
1) まず、25年なり、30年なりの一括借上げを希望する人は、裁判で争えば、それを認めてもらえる可能性があります。
もともと、オーナーは自分で賃貸業を営む気持ちはありません。それをしなくていいというから、レオパレスと契約したのです。自分で賃貸業が営めるなら、いろいろ約束したことを変更したり、負担を言ってくるレオパレスなんぞに建物運用を任せません。自分で管理します。
それができない、そんなことやりたくないから、レオパレスに一括借上げしてもらったのです。それを、約束通り、最後までしてもらえる可能性があります。
2) 次に、レオパレスと手を切ったとしても、その後に、予定した賃料収入が入らない場合、レオパレスに損害賠償を請求できる可能性あります。
もう、レオパレスとは手を切りたい。
後になっていろいろ新たな負担を言ってきたり、サポートの条件を変更してきたり、「太陽光システムを付けないと解約や賃料を下げる」などと脅されるのはご免だ。レオパレスとは手を切って、新しい管理会社に任せたい、という人。
そういう人は、合意解除に応じず、レオパレスに解除させ、レオパレスが解除したから、仕方がなく他の会社に管理してもらった、又は自分で管理するようにした、という事実を作った方がよいと思います。
ただ、その場合は、レオパレスに約定してもらった賃料収入をあげることはできないと思うので、その差額を損害賠償で請求する、というものです。
ただし、他の管理会社に任せる前に、又は新しく賃借人を入れる前に、レオパレスに、内容証明でその旨を伝え、それが嫌なら、レオパレスが借上げを継続するよう要請しておくことは必要だと思います。
4.応じない方が損なこと
やはり、上記は裁判で実現しなければならないと思われることです。
裁判は、必ず勝つという保証はありません。
また、決着までに期間も掛ります。
裁判費用や弁護士に任せる場合は弁護士費用が掛ります。
そのような物心両面の負担があります。
以上が、年末に述べたブログの続きです。
ただ、やはり私は、レオパレスの違法・不当・卑怯なやり方は許せません。
それで、同じ考えを持つオーナーが団結してはと思うのです。
もし、同じようなオーナーがいらっしゃったら、ネット上で、レオパレスオーナー会、又はレオパレス被害者の会を作ってはどうかと思うのです。
幹事は、私がしても構いません。少し構想を考えたいと思います。
何か意見があれば、是非、よろしくお願いします。
情報有り難うございます。
そうですか。やはり、解除に際しては、自分達の顧客は持って行き、オーナーには空にして返還するのですね。
私の担当事案の解除の時も、法人ではありませんでしたが、入居者に近くのレオパレスを紹介していたようです。
家賃維持の約定は守らない、解除する時は入居者を根こそぎ持って行く、後の事はお構いなし…ますます許せません。
仕事が少し落ち着いたら、早く行政への申入書作成したいと思います。
もともと相続税対策で始めた事業ですが、築10年以上の物件に対してすでに2回、10年未満のものについても先日減額要求をされてしまいました。このまま賃料減額要求に応じていたらローンの返済もままならなくなってしまうのではと大変危惧しております。(実は夫が連帯保証人なので深刻です)
個人名をあげてしまって申し訳ありませんが、吉田様、レオパレスとのサブリース解除はどのように行ったのでしょうか?契約途中では違約金が発生するのですか?
私は素人ですがレオパレスに関しては評判が悪いし業績も怪しいので、1棟ずつでも縁を切って自主管理に切り替えた方がいいと思っています。
来訪してきて
翌年の1月振り込み分で契約の解除または
継続の場合はほぼ半額での更新だと言われ
管理会社を数件紹介される形で解除の道を選びました
レオパレスの移管担当の説明では今までのケースだと
半数が残ると説明されましたが
調べたところ引き継いだ実績のある数社の業者では
全室退去が普通で半分も残ったケースはないと言われました(苦笑)
当方の場合、約20年間丸投げでしたから
楽ができて感謝の念もあるんですけどね・・・
次の業者が入居者を入れるまでの間の賃料の
半分くらいは保証して欲しい物です。
レオパレスとの解除をする場合、合意解除と一方的解除があります。
合意解除は皆さんが書かれているように、利点として管理業者の紹介と現在の入居者を引き継ぐ利点があります。
しかし、そうすんなりと行かないことも多いようで、私の得た情報では、管理会社を紹介すると言いながら、放置状態で、弁護士が社長宛に内容証明を送付してからやっと動いたという話を聞いております。担当者によるのかもしれませんが、社長宛に内容証明を出さないと動かないというのは、担当者レベルの問題とは思えせん。この点、解除前に十分にくぎを刺しておく必要があります。
また、入居者を引き継ぐ話にしても、私が交渉した担当者に(私の場合は解除された方ですが。)、入居者を引き継ぐ話をし、担当者がそれを了解したにもかかわらず、近くにある別のレオパレスへの転居を勧めていたように、レオパレス自身の入居者の確保とレオパレスが悪者にならない形での引継ぎを重視するので、入居者にどのような説明をされるか分かりません。そこで、入居者には、レオパレスより前に、オーナー自身か、オーナーが選んだ管理会社で説明しておく方が良いと思います。吉田氏やHH氏のおっしゃっている通りです。
一方的解除は、レオパレスは一括借り上げ期間中でもできるという考えですので、オーナーが勝手にする分には文句は言わないでしょう。ただし、その場合、レオパレスは、現在の入居者を退去させ、空っぽにして建物を返還してきます。まるで嫌がらせのようですね。
すみません、レスが遅くなりました。
以前ここでは、相談への返信はできません。ご了承下さい、と記載しましたが、あまりの酷さに、適宜、「私の考え」として述べさせて頂きます。
ただし、レオパレスの社員等も見ているようですので、あまり突っ込んだ回答はできません。また、ネット相談会を開くと、私の方がパンクしてしまいますで、必ずとは限りませんし、直ぐにレスできるか分かりません。
さて、「H22.10月の改定で家具・家電の積立金をレオ社口座に移されその後の一室2000円づつの天引きも、ほとんど使われていませんので、これは返還請求」ということでしたが、これは「ファニチャーファンド」の次のシステムでしょうか。また、情報を下さい。
契約の内容が分からないのですが、レオ口座に移ったのが、オーナー金の管理であれば、余っているのでしたら、当然返還してもらえると思います。消費してしまったというのであれば、何に使ったか、当然情報開示請求できます。
以前のファニチャーファンドですら、家具家電の買換の負担をオーナーがしておきながら、所有権はレオパレスにあり、解約時にはレオパレスが引き上げるというものでしたが、オーナーがお金を出しているのに、所有権がレオパレス…という根拠が分かりません。「契約で承諾しているから」とでも言うのかも知れませんが、対等な契約とはとてもいい難いと思います。
出したお金を返還請求する法律構成はあると思います。
とにかく、使途不明なお金は、請求すべきですし、使途を徹底的に開示させるべきです。
単に「管理金」を使途不明金に使ってしまったのなら、極端に言えば「横領」です。