分かったよーなこと、言ったって~!!

中途半端な知識で適当ぶっこく無法地帯へようこそ( ^-^)ノ

創作上の、個人的悩みの話。

2011-12-20 05:27:46 | SS・小説
 まぁ、最近ちっとも書いていないのですが(笑)

 オリジナルSS一本書きかけ。
 真・律子・涼のファンタジーSSはプロット止まり。
 雪歩他四名の架空戦記動画もプロット止まりで素材も未手配。

 しかし、過去の作品は見返したり、他の方の創作物は以前程でなくともチェックはするわけです。


 ずっと以前から思っていた事ではあるのですが、最近特に強く

「もしかして、自分の好みって世間とズレているんじゃないだろうか?」

と思うようになってきたのです。



 SSは全てpixiv投稿ですが、
・「これはイケる」と思った物が伸びない
・自分で同レベルの出来だと思っていたAとBの閲覧数が大差
・「疑問が残り、納得いかない」と思う物が逆にえらい伸びる

 ただ、その『伸びる』に関しては種類が分かれます。

・閲覧数(単純に読んで頂けた回数)
・評価点(イイと思ったら十段階で点を付けられる)
・ブックマーク(また読みたいから自分のデータに入れる)

 これ、私の作風がバラバラなのもあるかもしれませんが、それぞれがほとんど合っていないんですよね。


 閲覧数がそんなに無い作品に、えらい評価点を頂いたり。
 閲覧数はそこそこ、ブックマークも頂いていても評価点が0だったり。
 評価点はそこそこ頂いていてもブックマークされなかったり。


 これは、大変悩ましいですね。それぞれ、客層が違うのかなとも思っています。


 閲覧数が望外に伸びる、と言うのはおそらくツイッターやブログなどのサイトで御紹介頂いたんだと思われます。
 ブックマークは……、ニコ動のマイリストでもそうですが、スタンスは人それぞれのようです。とにかくティン! と来ればすぐリストに突っ込む方もみえれば、『リストに入れるに足る、完全に納得出来る作品』しか入れられないコダワリ型もいらっしゃいます。
 評価点は……どうでしょうね。ニコ動で言えば、気軽にコメントを打つ様なタイプの方が点を入れていって下さるのかもしれませんね。

 また、私は毎回アンケートを設定しておりますが、厳しい選択をポチッて下さる方はおそらく『分かってらっしゃる方』なんだと思います。本当ならば、自由回答形式で詳しくお書き頂きたい所ですねぇ。匿名で全然結構なので。そういうシステムにすると荒れちゃうのかなー。

 なので、どの過去作も閲覧数・評価点・ブックマークのどれか最低ひとつは低いわけで、どうしても瑕疵性があるんだと思います。どこか、何か『引っ掛かる』的な。もちろん、それぞれの方の好みの要因もあるのでしょうが、自分でウケる・ウケないの判断が付かないのは、私と読み手でどこか感性が違うのだろうか、と。


 これは他の方の作品でもそうなんですよね。

 私が『これは!!』と思った作品が、あまり伸びていなかったり。
 界隈のお歴々がこぞってブックマークされる作品に、私はティン! と来なかったり。


 なんだろう。
 なんでしょう?

 私は今後、作品を書いても良いのだろうか? とか。
 それとも、『好みの違い』と割り切って脇目も振らずに突き進むべきなのか、とか。
 いやいや、何をもって『良い』と判断すべきか、ちゃんと『正しい視点』を持てる様に自分を矯正するべきなのだろうか、とか。


 う~~~ん、これはですね、動画を作る時には余り深く考えないんですよ。
 「好きにやらせてもらいまっせ~(´ー`)」って、割り切っちゃえるんですよね。

 しかし、SSとなりますと…………どうにも、そう言えないんですよ私。モロにシナリオを剥き出しにした作品がSSですからね。





 ――――と、今、書いていないから悩んでしまいますが。


 実際何かが降りてきちゃったら、そんな事すっかり忘れていつも通り書くんじゃないかと思いますね^^;



 つまり、あれですかね?

 「迷わず書けよ、書けば分かるさ」的な?



 じゃ、降りてきて下さいよ!! ヽ(`Д´)ノ








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【主にアイマス】SS(小説)紹介(4)

2011-12-15 22:02:57 | SS・小説
  主にpixivに於けるアイマスSSや、アイマス関係者のオリジナルSSを御紹介して行こうと言うシリーズ。

 基本的に私がpixivでブックマークさせて頂いた作品が中心になりますが、それ以外にも印象に残っている名作を並べる事もございます。
 尚、このシリーズに於いて作者リンクはpixivアカウントになっていますが、ニコ動でP名をお持ちの方は『P』付きで表記させて頂いております。



(敬称略)



ある
『行く道の帰る場所』(全4ページ)

 浪漫派、と言ったイメージの作風の方ですが、夢の描写と言う物は時に残酷を映します。
 そんなわけない、そんな事困る、違う俺の望みはそうじゃないんだ。
 主人公の痛切な叫びは、夢の中では余りにも儚く、届かない。





肉塊
『On your stage』
寓話
『Cast a special spell on me !』

 どちらもpixiv外です。そして、どちらも挿絵が二枚配置されています。
 私もお世話になった絵師さんの晴嵐改さんが描かれた二枚のイラストを元に、お二人がSSを書かれた作品なのですが、私、読んでだいぶ経ってから
私「確か、一枚目の絵は同じで、二枚目はそれぞれ違う絵が入れられてましたよね?」
お二人「………………ふるふるふる(首が横に振られる)」 (※表現は、イメージです)
なんて事がありまして、改めて拝見したら確かに完全に一致。同じ絵でも、書き手によって世界は変わるのだなぁ、と感慨深かったものです。また、二枚の配置の仕方も全く違いましたね。どちらも効果的な演出をなされてます。





晴嵐改
『アイドルマスター異伝~鬼斬録』

 先程の絵師さんもSSを書かれます。さすが、非常に描写的で『映像や場面転換が目に浮かぶ』印象が強いですよね。
 読みながら、動画を観ている様な錯覚を感じてしまいます。この角度から敵を睨んでいて、その敵はこんなグロテスクな笑みを浮かべている。踏み出した敵に対してこちらはこのぐらい飛び退った。アングルから動き、パンまでなんとなく分かってしまう。おそらく書き手と共有出来てしまう。
 そこが、書き手でもあり描き手でもある作者の力なのかな、と感心しつつ「私も勉強しなければ(;・・)」と身が引き締まる思いです。




くろこ
『げんごう!あまみはるか伝』(全3ページ)

 作者名は何度か変わってみえますので、もしかしたら今後も同じではないかもしれません。
 これは、半ばお遊び的に書かれたようですので、この記事が作者さんに見つかったら「もっと、他の作品を選んでよ!」と、お叱りを受けるかもしれませんが、導入と言いますか、最初の『ツカミ』に於いて、この作品程、後々まで印象に残り続けた作品は他に存じません。

 特にこういったシチュエーションの作品は、とにかく導入が命ですので、ここまで鮮やかに、最初に掴んでしまえると世界にすぅっと入って行けます。
 結構前の作品なのですが、本当、いまだに道歩いていてもこのフレーズが頭に出てくるんですよ。





うめこぶっちゃー(梅子茶P)
『ひざまくら』

 この方は、ニコ動上の全作品に於いて『抗い難い何か』と言うテーマが一貫してある、と仰いまして、確かにどの動画にも根底にソレがありました。
 そして、このSSにもやはり、ソレがあるのです。

 作品はSS・動画企画『青春m@ster』参加作品で1000字以内の縛り。1000字以内に切り取られた青春の中にある『抗い難い』物。
 実は『青春』と言う物自体が、人生の中で『抗い、戦う』部分を切り取った物なのかもしれませんね。







 あー…………。





 今回はコメディ忘れてました(・・)
 無理に入れる事もないですかね?^^;




 今回はここまでっ







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【主にアイマス】SS(小説)紹介(3)

2011-12-08 03:24:59 | SS・小説
  主にpixivに於けるアイマスSSや、アイマス関係者のオリジナルSSを御紹介して行こうと言うこのシリーズ。

 基本的に私がpixivでブックマークさせて頂いた作品が中心になりますが、それ以外にも印象に残っている名作を並べる事もございます。
 ブックマーク機能は最初の頃使ってなかったので、昔読んだ物は結構行方不明になってたりしますけどね~~~orz

 このシリーズに於いて、作者リンクはpixivアカウントになっていますが、ニコ動でP名をお持ちの方は『P』付きで表記させて頂いております。


(敬称略)



sinseiP
『或る少女の肖像』(全5ページ)

 これはとんでもない発想、と言うかとんでもない設定。
 しかし、開始から戸惑わされる状況は、人間ならばあってもおかしくない。
 そこで納得させられた所から始まる、人間ではありえない進行。

 ネタバレ出来ないので詳細は申しませんが、割りと手に汗握らされる全5ページです。





ぴよすきP
合いの子

 こちらも以前御紹介させて頂きました、複数の作家同士でシェアする世界『偶像町幻想百景』に基づく三次創作です。
 ニコマス上でぴよすきPが投稿された『吾輩は猫である。』シリーズに見られる通り、この方はこういった世界観の文章がとても得意でいらっしゃるとお見受けします。どうしてもっと早い段階でお勧めしなかったのか、と後悔したものです。

 ファンタジーっぽい世界へ読者を引き込むには、やはりこういった導入がピシャリと決まりますね。





あいうえおP
春香、765プロへ行く

 『動画とSSは、全く別で考えている。と言うか、SSを動画に起こすなんて難し過ぎ』と仰り、私に衝撃を与えられた作者さん。
 動画に於いてもきめ細かさ等に凄さを感じられる方ですが、SSに於いてはまた違った面で力を見せ付けられます。
 書き手さんにはまま有ることですが、普段の面白い会話からは想像が付かない程、SS内の世界観に於けるロマンティシズムに隙が無く、引き込まれたまま帰ってこれません。そして読了後、いつも「あぁ、終わってしまった。このままこの世界が続けばいいのに」と思わされるのです。

 あ。ちなみに全くの偶然ですが、この方、私と同じ高校出身でいらっしゃるようです^^;





寓話
私立アイマス女学園☆青春部結成篇(全7ページ)

 これは『青春m@ster』に投稿された、挿絵付きの物語です。
 この企画には『1000字以内』と言う縛りがあったのですが、ページ分けや複数の挿絵、改行によりそんな縛りを感じさせません。文字数はそれでも1000字以内に纏められたようです。

 『青春』と言う、ともすれば汗臭くなってしまいがちなジャンルを、子供にページを捲らせる絵本のような優しい物語に仕上げ、ほっこりさせられるハッピーエンドへ導く。また、付き合いが長いだけあり、にわP肉塊さん等のように、晴嵐改さんのイラストにとても馴染んでみえます。挿絵付きSSのお手本のような作品ですね。

 また、これは個人的な想いではありますが…………私が御縁を持たせて頂いた作家陣の中で、最も『書き手の怖さ』を感じる方でもあります。普段の静かな物腰の中から、書き手特有の『物事の読み・状況判断』『行動の選択・立ち振る舞い』と申しますか、何か普段から現実世界にシナリオ性を重ね合わされる様な眼力? いや、そこまで言っては失礼かもしれませんが、『歩く書き手』と言うイメージを持っております(・・;)





 さて……

 えー、もう毎回ラストはギャグって定番化期待されてますかね?^^;

 それじゃ、またコントを。


肉塊
ジュピターコント:即売会でガッツリ

 ニコマスでもジュピターは『ウケ狙い』ポジが定着してきました。そんな形でも、世間に迎え入れられる様になったのは喜ばしい事ですね。
 また、三人それぞれの『キャラ』が明確になってきまして、こういったネタも出来る様になりましたね。

 また、元々ジュピターは年齢も性向もバラバラと言う所に、こういったコントに使う素地があったのかもしれません。
 お互い全くキャラが被らないんですよねぇ。






 さて、今回はここまでです。

 よく『動画と違って、SSを読む人は少ないですからねぇ』なんて書き手同士で話が出ていましたが、実はそんな事はなく、SSを楽しめる層は潜在的に結構広かった、と最近思っております。

 …………私みたいのでもたまーに書いてましたんで、皆さんも書き始めてみてはいかがですか?^^;










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【主にアイマス】SS(小説)紹介(2)

2011-12-02 02:10:26 | SS・小説
 主にpixivに於けるアイマスSSや、アイマス関係者のオリジナルSSを御紹介して行こうと言うシリーズ。

 基本的に私がpixivでブックマークさせて頂いた作品が中心になりますが、それ以外にも印象に残っている名作を並べる事もございます。


 まぁ、私が駄文を連ねるより早速行ってみましょう^^;


(敬称略)




肉塊
『Cigarettes』

 これは、ずっと御紹介したかった作品です。前回のラストでコント作品を貼りました、肉塊さんのシリアスSS。

 実は元々ツイッターでこの作品の最初の段落、四行分を呟かれまして、

「駄目だな。くしゃぽい」

と仰ったのを私と誰かが「ちょ、ま、まま待ってくださいよ!?(^-^;)」と追い縋ったのに応えて完成させて下さった作品だったりします。
 導入からして非常に引き込まれる、所謂『名作の匂いがする』シチュエーションなので懇願致しましたが、私の想像をまた超えた味わい深い名作となりました。

 ただ、バッドエンドと言うのはやはり一般的に受けが良くないのは書き手も理解しているので、御本人は「何が支持されるのか、分からないものだなぁ」としみじみ仰ってました。私はこの作品、もう身が震える程大好きですね。





春日野
『まどろみを君に』

 この作品は、私がブックマークに入れている中でも異質です。他に似た物はひとつもありません。
 私と全く御縁の無い方ですが、ひょんな事からこの作品を知り、衝撃を受けました。こういった作品を書かれる方がみえたのか、と。

 浅学な私には分かりませんが、こういったジャンルもあるんですかね? ポエムと小説の合いの子みたいな。
 文章と言うよりも、心情をそのまま文字に起こした様な、一人称小説のメリットを最大限に生かす構成。
 余りのリアリティに、思わず読んでいる自分が主人公の春香と同化してしまったかの様な錯覚に陥ります。





百舌P
『彼女の夏の城』
『彼女の冬の色』

 こちらは両作品とも、ニコニコ動画として投稿してみえます。どちらもこのブログで貼らせて頂きましたね。
 『彼女の~』はアイドル達を四季に散りばめた四連作でしたが、特にこの、最初の二作品は印象深いです。

 『夏』は、自由気ままな美希のインナーワールドを垣間見て自分の頭の硬さを振り返らされる面白さ。
 『冬』は、同じ女性としての相対的な『大人と子供』の対比に、臨場感のある情景描写を読む楽しみ。

 全く、百舌Pはノベマス界の至宝やでぇ……と思いますね。






アミオP/弱気P
『恋なんて。』(全3ページ)

 ニコマス上で元々『弱気P』名義で活動されていて、後に『アミオP』と改名された方です。

 律子シナリオで、筋としてこういった方向性を持った作品は散見されるかもしれませんが、こういった表現は珍しいのではないでしょうか。しかし、珍しいながら「為るべくして、こう行き着いた」と言う納得感もあります。

 また、終幕開始に挿入されるフェイクとも取れるエピソードですが、これは動画で表現するよりもこういった文章作品の方がしっくり来ます。これが、SSの面白さなのでしょうね。






tonizaburou
『如月千早・ニューシングル発売直前インタビュー』

 今回も、最後にギャグを持ってきてみました^^;
 これは『名作』と言うカテゴリに入れる方向性ではないのですが、私はこういった『馬鹿馬鹿しさ』を表現出来る方に憧れるのですよ。ちょっとネタは酷いですが、私はイケる口なのでw

 最後のオチでやられまして、「あ。この人センスあるなぁ」と感心しましたねぇ。







 はい、今回はここまでです。

「俺のは! 俺のはまだなのか!?」

と仰る方もみえるかもしれませんが、ちゃんと候補に入ってますんでお待ち下さいねぇ^^;









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【主にアイマス】SS(小説)紹介(1)

2011-11-22 01:52:20 | SS・小説
 主にpixivに於けるアイマスSSや、アイマス関係者のオリジナルSSを御紹介して行こうと言う新シリーズ。

 ニコニコ動画であれだけ発達してしまった今、SSを読まれる方ってどのぐらいみえるのでしょうかねぇ?
 某ニコマスP曰く「動画とSSは全く別に考えている」だそうで、動画とはまた違った楽しみがある、と私は思うのです。


 では、リンクと紹介文をつらつらと、並べて行ってみましょう。
 名のあるSS作家陣に対して、ずいぶんと生意気な講評を述べます事は心苦しい限りですが、それにより「ちょっとクリックしてみようかな」と思って頂ければ、私も「仕事が出来た」と嬉しく思います。

 P名リンクは、基本的にpixivアカウントになっています。


(敬称略)




にわP
アイドルマスター 『みつけてくれたらうれしいな』(全3ページ)

 ニコマスに於いても小説的な作品が多く、主に小説好きから古く高い評価を受けてみえるにわPですが、知る方が最初に思い浮かべられるのは大作『Starting Over』ではないかと思います。
 実はこの大作、最初は今のリンクのバージョンではありませんでした。もう、元バージョンのページはプロバイダの一斉削除で消えてしまいましたので、普通には見る事が出来ませんが、いくつか間に以前無かった話が挟まっていたりしますので、最初のバージョンしかお読みになった事の無い方は、今一度今のリンク、最新バージョンを確かめられるといいと思います。

 実は今の大作、にわP御本人が仰るには「プロットは書いていないんですよね。頭の中の構想を一気に書きました」だそうでして、長編もスルッと書けてしまう方ではあるんですが、今作のような短編も味のある作品をお書きになります。
 「へぇ、にわPもこんな世界観のお話を書かれるんだ」と驚かされたのもありますが、にわP作品の中で、『S.O』を抜かせば私の一番好きな作品です。





ガルシアP 
『バードケージ』

 いきなりpixiv外の作品になりますが、リンクはガルシアP御本人のサイトへ飛びます。
 この作品はアイマスSS企画『一枚絵で書いてみm@ster』の、第八回に提出されたSSです。
 絵師さんが企画の為に描いて下さった一枚絵に、たくさんの方々でSSを書いて挿絵として挿入し、同じ絵なのに全く顔の違う作品に仕上がる個性を楽しむ企画だったわけですが、なかなか難しい所もある企画だったようです。
 絵の情報量が多い方が書きやすい方、少ない情報の絵から膨らませるのが得意な方と様々にいらっしゃいますので、絵師さんに「こんな感じでお願いします」と言う段階でも方向性に迷いますし、書きやすいキャラクターと、そうでないキャラクターも人によって違うので、テーマからして平等とはなりません。

 そんな中で「この絵が無ければ生まれなかった作品」を紡いで行く。発想と発想のぶつかり合い。SSを書く側は、そういった緊張感に悩まされつつも楽しめたのではないでしょうか?
 そう言った意味では、こちらの作品は一枚絵とSSの融合性について疑問符がどうしても浮かんでしまいますが、それでもこの猛烈な「書ききった感」に押し切られてしまうだけの力があると思います。こういった、お話の中に出てくる人物やアイテム、状況や想いの交錯の『有機性』が、ガルシアPの本領の様に思えます。





ふぁるくす(燦々P)
『シグナル』

 たった、四行です。
 本当は他にも良作は多いのですが、この方の強烈な個性が最も良く表れているpixivデビュー作を挙げさせて頂きました。

 アイマスSS企画『15行Poem@ster』提出予定だった作品でしたが、この方にとっては15行すら必要ではありませんでした。
 ニコマスP・アイマスSS作家全ての方の中で、この方ほど話の本質を要約するのが得意な方は、他に存じません。本当に必要な部分だけを残し、ダブルミーニング等で世界は文字数以上に表現してしまうと言う、実は私がこの界隈で最も恐れている方です。いつぞや私がニコ動に投稿致しました『最底辺ノベマス講座』前後編に於いて、この方だけ両方に名前が挙がったのもその表れでした。

 世界で最も短い手紙、と言えば皆さん御存知『ヴィクトル・ユーゴー』と出版社の間で交わされた『?』と『!』なわけですが、この作品はおそらく『古今東西世界で最も短い百合小説』だと思います。たった四行、しかもそれぞれの行の文字数も僅か。しかし、それでも『百合』が成立し、その後の展開にわくわくさせられてしまう、と言う恐ろしい作品だと私は思っております。





微熱体温(???P)
『一日染秋』
『色も変はらじ』

 ???Pって誰の事かって…………まぁ、御存知の方は御存知ですよね^^;
 今作もpixiv外です。こちらは二作とも偶像町幻想百景と言う、百合根P(pixiv名『sii』)がニコ動に投稿された動画を元に、その世界観をたくさんの方でシェアする三次創作です。私もこのSSに触発されまして、一日染秋作中の『季染師(ときそめし)』のお話を書こうかと思いましたが、とても私なぞではこの方に太刀打ち出来ず、諦めました^^;

 時代考察、色彩感、細かな心の動きの描写が実に秀逸でして、読んでいる間は自分が現代に生きている事をしばし忘れさせられますね。
 「あぁ、僕もこんな町に住んでみたいなぁ」
 そう感じてしまえば、作者大勝利だと思うのです。





肉塊
『THE コンビニm@ster』(全5ページ)

 この方は絵師さんでもあります。SS作家としては、コント等のギャグ方面から、人情物や悲恋物等のシリアスまで、実に作風の広い方です。
 こちらの作品はアイマス企画『青春m@ster』提出作品でして、開催日のスタートダッシュで私含め結構な人数がばばばばっと投稿致しましたが、その中で『オイシイ所を全部持ってかれちゃった!』と言うギャグコント集です^^;

 この方の凄い所は、ギャグを書いてる時はシリアスを書く人と思わせず、シリアスを書いてる時もギャグを書く人と全く感じさせないんですよね。シリアスはそのうちまた別に御紹介するとしまして、今作はそんな事をすっかり忘れて楽しめる作品でした。

 最初は3ページで投稿された物を、後に5ページに増やされるなど、結構ファン思いな所もおありです^^;







 今回はここでおしまいです。
 毎回このぐらいの作品数がちょうど良い感じですかねぇ?

 「小生意気な紹介文書いてるんじゃないよwww」など、御批判でもございましたら、なんなりと仰って下さいまし^^;









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