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電子書籍は頭に入らないか!?

2012-05-09 23:47:01 | 思考の散歩
 こんな記事がありました。

 昔ながらの紙の本と、現代急速に普及する電子書籍を比較して、電子書籍の方が頭に残らないという説らしいです。


電子書籍は記憶に残りにくい? 脳科学から問う 紙の本VS電子書籍



 実証はされてません。(;^-^)


 製紙業界からでも頼まれたんですかね?



 まぁ、私も個人的には紙の本の方が、味があって好きではあるんですけれども、だからと言って電子書籍が頭に入らないとは思いません。

 御高齢の方々ですと、実際その傾向はあるのかもしれない、とは思っています。


 なぜなら、長く親しんだ紙の本に愛着があって、電子書籍、それなんぞや? と生理的に受け付けない部分があると思われるからです。

 ネガティブに見た物は、実際頭に入りにくいですし、残りにくいです。

 どれだけ理性が納得したつもりでも、感性がどこかに「でも」「だって」を持っていれば、どうしても心に染み込まないですよね。


 上のリンク記事中にありました『記憶の結合』のような物は実際にあります。

 実際、あの本棚のこのあたりにある本の、指がこれぐらいページを掴んだあたりの右側三行目あたりにこの文があった、なんて感じで感覚的に覚えてますよね。

 推理小説なんかを読んでいましても、思わぬ人物が犯人だったりして
「アッ、そういえばあのあたりの左ページ真ん中あたりであいつ現場の事しゃべってたっけ」
なぁんて、『紙の感覚』で伏線を思い出したりなんかしますでしょ。


 しかし、パソコンなどに慣れ親しんだ若者はそれを
「マウスホイールをこのぐらい回してスクロールしたあたりで犯人が矛盾する事を言ってたな」
とか、ちゃんと手の感覚が記憶に結びつけていると思うんですよ。

 なぜならば、電子書籍にネガティブスタンスを持っていなく、新しい物を柔軟に取り入れられるからです。

 そういった世代が御高齢になられた頃にはまた、次なる媒体が発明されたとしても
「電子書籍の方が慣れ親しんでいて、記憶と感覚が結びつくのになぁ」
だなんて、もしかしたら言うのかもしれません。



 そして、製紙業界に取っては全く商売あがったりな電子書籍は、様々な方にとって好都合でもありますよね。


 出版業界は材料コストを削減出来る。

 不良在庫を抱えなくて済む。

 発送コスト・返本リスク・在庫置き場を無視出来る。

 そりゃあ、喜ぶわけですよ。


 そして、ちょっとお名前を失念してしまいましたが以前、『個人として日本で最も自宅に本を持っている人』と自称する方が、
「場所は取るし整理も付かないから、順次電子データに移行するつもりです。検索にも便利ですしね。
 今後、時代は電子媒体が主流になっていくと思いますよ」
なんて仰っていました。



 まぁ~~~~、ねぇ…………。

 リンク記事で仰りたい事も分かりますし、実際検証の目処も立ってみえないわけですが(誤差の無い実験が難しい)、脳の仕組みがとか、記憶の身体性ですとか、そんな言葉を持ち出さなくてもいいと思うんですよねぇ。




「ページを捲る時の、紙の匂いが好きなんだ」



 他に、どんな言葉が必要でありましょうや。







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