いやいやいやいやもうね、昨日の記事、大変な反響を頂きまして(^-^;)
何かと申しますと『カセットテープ』のお話なんでございますが、現在はすっかりCDの世の中ですが、青春をカセットテープに刻まれた方がこんなにも多いのだなぁ、と感慨深いものがございますw
というわけで、せっかくなのでそのカセットテープについて、今日は懐かしんで参ろうではございませんか!!
まぁ、今でも『レコード屋』なんて言いますように、楽曲の発売はレコードが中心でした。
しかし、『録音したい』『持ち歩いて聴きたい』となりますと、やはりカセットテープになるわけです。ダビングするために配線やジャックの知識を蓄えられた方も多いと思います。
またね、テレビやラジオから録音しようって時なんかに、むか~~しは配線を繋ぐ為の構造ってのが今みたいにしっかりしてなかったりだったので、テレビラジオの前にラジカセを置いて、録音ボタンを押したりなんかしたものでした。
「○○ちゃん、ご飯よ~?^^」
「声入っちゃったじゃないかこのあんぽんたん!!!><;」
なんてのも、クラスに何人かは経験されたことでしょうw
また、メーカーもテープ自体や、再生機械を著しく進化させて『本物志向』をくすぐりました。
それまで使用されていた一般的なテープを『ノーマル』として、TYPE-Ⅰの『ノーマル』からTYPE-Ⅳの『メタル』まで、四つのポジションを設けたのです。
TYPE-Ⅰ ノーマル
TYPE-Ⅱ ハイポジション
TYPE-Ⅲ フェリクローム(Fe-Cr)
TYPE-Ⅳ メタル
ところが、メタルポジション専用モードを持つ再生機器は希少なので、一般的にはノーマルとハイポジションを使い分ける感じでした。
TYPE-Ⅱのハイポジション用のモードでTYPE-Ⅳのメタルも再生出来るという扱いでしたが、性能を十全に発揮出来なかったことでしょう。
その、ハイポジションを普及させたのは、このカッコいいCMだったのではないかと私は思っています。
Maxellが、まさかの『Wham!』起用で一気にイメージを高めました。若者は「あれ、カッコいい!!」と飛びついたわけです。新しい時代の幕開けを感じさせられました。
ちなみにTYPE-ⅢのFe-Crはノーマルポジション再生用の機械で対応出来ました。そこに安っぽさが感じられたのか、余り売れなかったようです。
ポジションによって、何が変わるかと言いますと『対応出来る周波数域』の広さと、『データ密度』だったように記憶しております。(正確な表現ではないかもしれません)
音には『倍音』と言いまして、ひとつの響きの中に、ずっと高い音を内包する性質があるので、高周波まで対応出来た方が音質が録音元に近づく(劣化しない)んですよね。
また、再生機器(ラジカセ・コンポ・ウォークマン類)も各メーカー競って進化させ、ドルビーはとりあえず当たり前、それ以外で他メーカーと差別化を図ろうと、重低音を発達させたりしました。
あの小さな物体が、非常に高いレベルの音質や、好みのサウンドを楽しめる時代が来たのです。
ところが、カセットテープは多くの欠点を孕んでいました。
・切れる
90分や120分のテープになると薄くなり、絡まったり、切れてしまったりしました。
切れた箇所を一生懸命繋ぎ合わせたのも良き思い出です。
・伸びる
テープは引っ張って再生しますし、柔らかい素材の為、気に入ったテープなどを繰り返し聴くうちにどんどんテープが伸びていきます。
そうすると当然、再生時間が長くなる ⇒ テンポが遅くなる ⇒ 音程が低くなる といった事が起こりました。
・音が劣化していく
再生側のヘッドも改善されたり、消磁キットも増えたりしましたけれども、それでもテープをこすって再生する構造上、音質の劣化はゼロには出来ませんでした。
これも、気に入って繰り返し聴く物ほど、劣化が進んでしまいました。
そこへ、コンパクトディスク(CD)の登場です。
再生専用として登場しましたが、テープの欠点を根本的に無くした物なので、各社こちらへ切り替えてしまっただけでなく、ユーザーも喜んで受け入れました。
しかし、レコード愛好家も言いましたように、テープ愛好家にとってもCDのクリアすぎるサウンドは、なかなか馴染めなかった方が多かったのではないでしょうか。私も最初は気持ち悪かったです。
写真なんかもそうですよね。
昔の写真は色が劣化しやすくても、あのセピア色こそ味があっていいんだ、という方は多いと思います。デジカメがCDに相当するわけですよね。
なので、オジサンにとってはやはり、CDやデジカメよりも、不便で劣化の激しいカセットテープやレコード、そしてフィルムの写真が懐かしくて仕方がないのでした。(^-^;)
あ、ちなみに、ですが。(・・)
テレビの時代劇なんか、他の番組と感じがなんとなく違うな、と気付かれる方もお見えではないでしょうか?
お年寄りが馴染みやすいように、時代劇だけは昔の機材(フィルム?)を使用して収録されるのだそうです。
同じことですよね(^-^)
←例のアレです!! お気が向かれましたら。
何かと申しますと『カセットテープ』のお話なんでございますが、現在はすっかりCDの世の中ですが、青春をカセットテープに刻まれた方がこんなにも多いのだなぁ、と感慨深いものがございますw
というわけで、せっかくなのでそのカセットテープについて、今日は懐かしんで参ろうではございませんか!!
まぁ、今でも『レコード屋』なんて言いますように、楽曲の発売はレコードが中心でした。
しかし、『録音したい』『持ち歩いて聴きたい』となりますと、やはりカセットテープになるわけです。ダビングするために配線やジャックの知識を蓄えられた方も多いと思います。
またね、テレビやラジオから録音しようって時なんかに、むか~~しは配線を繋ぐ為の構造ってのが今みたいにしっかりしてなかったりだったので、テレビラジオの前にラジカセを置いて、録音ボタンを押したりなんかしたものでした。
「○○ちゃん、ご飯よ~?^^」
「声入っちゃったじゃないかこのあんぽんたん!!!><;」
なんてのも、クラスに何人かは経験されたことでしょうw
また、メーカーもテープ自体や、再生機械を著しく進化させて『本物志向』をくすぐりました。
それまで使用されていた一般的なテープを『ノーマル』として、TYPE-Ⅰの『ノーマル』からTYPE-Ⅳの『メタル』まで、四つのポジションを設けたのです。
TYPE-Ⅰ ノーマル
TYPE-Ⅱ ハイポジション
TYPE-Ⅲ フェリクローム(Fe-Cr)
TYPE-Ⅳ メタル
ところが、メタルポジション専用モードを持つ再生機器は希少なので、一般的にはノーマルとハイポジションを使い分ける感じでした。
TYPE-Ⅱのハイポジション用のモードでTYPE-Ⅳのメタルも再生出来るという扱いでしたが、性能を十全に発揮出来なかったことでしょう。
その、ハイポジションを普及させたのは、このカッコいいCMだったのではないかと私は思っています。
Maxellが、まさかの『Wham!』起用で一気にイメージを高めました。若者は「あれ、カッコいい!!」と飛びついたわけです。新しい時代の幕開けを感じさせられました。
ちなみにTYPE-ⅢのFe-Crはノーマルポジション再生用の機械で対応出来ました。そこに安っぽさが感じられたのか、余り売れなかったようです。
ポジションによって、何が変わるかと言いますと『対応出来る周波数域』の広さと、『データ密度』だったように記憶しております。(正確な表現ではないかもしれません)
音には『倍音』と言いまして、ひとつの響きの中に、ずっと高い音を内包する性質があるので、高周波まで対応出来た方が音質が録音元に近づく(劣化しない)んですよね。
また、再生機器(ラジカセ・コンポ・ウォークマン類)も各メーカー競って進化させ、ドルビーはとりあえず当たり前、それ以外で他メーカーと差別化を図ろうと、重低音を発達させたりしました。
あの小さな物体が、非常に高いレベルの音質や、好みのサウンドを楽しめる時代が来たのです。
ところが、カセットテープは多くの欠点を孕んでいました。
・切れる
90分や120分のテープになると薄くなり、絡まったり、切れてしまったりしました。
切れた箇所を一生懸命繋ぎ合わせたのも良き思い出です。
・伸びる
テープは引っ張って再生しますし、柔らかい素材の為、気に入ったテープなどを繰り返し聴くうちにどんどんテープが伸びていきます。
そうすると当然、再生時間が長くなる ⇒ テンポが遅くなる ⇒ 音程が低くなる といった事が起こりました。
・音が劣化していく
再生側のヘッドも改善されたり、消磁キットも増えたりしましたけれども、それでもテープをこすって再生する構造上、音質の劣化はゼロには出来ませんでした。
これも、気に入って繰り返し聴く物ほど、劣化が進んでしまいました。
そこへ、コンパクトディスク(CD)の登場です。
再生専用として登場しましたが、テープの欠点を根本的に無くした物なので、各社こちらへ切り替えてしまっただけでなく、ユーザーも喜んで受け入れました。
しかし、レコード愛好家も言いましたように、テープ愛好家にとってもCDのクリアすぎるサウンドは、なかなか馴染めなかった方が多かったのではないでしょうか。私も最初は気持ち悪かったです。
写真なんかもそうですよね。
昔の写真は色が劣化しやすくても、あのセピア色こそ味があっていいんだ、という方は多いと思います。デジカメがCDに相当するわけですよね。
なので、オジサンにとってはやはり、CDやデジカメよりも、不便で劣化の激しいカセットテープやレコード、そしてフィルムの写真が懐かしくて仕方がないのでした。(^-^;)
あ、ちなみに、ですが。(・・)
テレビの時代劇なんか、他の番組と感じがなんとなく違うな、と気付かれる方もお見えではないでしょうか?
お年寄りが馴染みやすいように、時代劇だけは昔の機材(フィルム?)を使用して収録されるのだそうです。
同じことですよね(^-^)
←例のアレです!! お気が向かれましたら。
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