【例の】キュン・・・♪【アレ】

えっ？
ハリアーPのポエムをじっくり
味わいたいって！？（＾－＾；）


ようがす、それではティンカーベル先輩と白雪先生による、永遠（とわ）に失われし天使たちの聖域（センクチュアリ）をお目にかけましょう！！


おいちゃん今日は機嫌いいからよぅ、張り切って書き写しちゃうぞ☆ミ

SAN値ごりごり削れるけど、なぁに大丈夫だ！　慣れればどうってこたぁねえ！！



二度と戻って来れねぇけんどな。（・・）



※ハートマークは表示出来ない為、（はぁと）で代用します。


ハリアーP　【ノベマス】Snow & Fairy【短編】



先輩…。今は…今は、お時間ありますか？

ええ。…久し振りに…あの場所へ行く？

はい…！　行きましょう。流れ星よりも早い、この世界…。
でも、雪のように静かな場所があるんだって知るために…

そうね。私の…心のカケラを拾い集める事のできる…
月に照らされた聖地（エデン）に…

最近…私も忙しくて。まるでシンギング・レインです…。
先輩、受験勉強は大変ですか？

言っても仕方ないけれど…。でも、風を感じながら…
永遠に続く刹那を、胸に抱く事もできないもの。

キュン…（はぁと）　今の最高です…！　そう…ですよね。
こんな空色さえも忘れてしまう心じゃ…「ポエム会話」もできませんよ…

※１

あなたとの出会いから…もう１年経つのね。
フェイトを連鎖させる、妖精の扉を開けた頃から…

先輩…私、幸せです。月の光から導き出される、星の流れのように…。
あなたと出会えて、私は鎖から解き放たれましたから…

奇遇だね…。風の導くシネラリア…。
まさか私以外に風を「聴く」子がいるなんて…

誰にも侵されない…私たち二人だけのファンタジア…。
先輩、久しぶりに…私を、あの名で呼んで下さい…

白雪。あなたの「声」を…聴かせて？

キュン…（はぁと）　ティンカーベル先輩…！
あなたの声を刻んで…。そう…途切れないメロディーを…

※２

先輩…。私、最近自分の表現に自信が持てないんです…。
雲に覆われた門の前で、小さく震える幼子のよう…

どうしてなの？　堕ちないで白雪。夜の闇に潜んでいる、
紅い眼をした女神に誘われてはダメ。

私、周りに先輩のような…まるで風を取り込むような
高貴な人が…いなくて…

どうして？　前に言っていたじゃない。まるで月のカケラが
生み出したような、美しい銀色の姫がいるって…

はい。その人は…とても美しくて…。どんな場所にいても、
月の明かりに照らし出されている…透明の花のようです…。

でも…最近は…その…。ラーメンという烈火に苛まれて…
私の風の声が届かないんです。まるで…誰にも知られずに
消え入る雪のよう…

うつろうもの…。人はそう…波のように…静かに、時に荒く…。
それでも、あなたは堕ちないで…白雪。あなたは…そう…

白い風を、天使の翼に変えて…翔ぶ事ができるのだから…

キュン…（はぁと）　先輩…私…。あなたのように、なりたかった…
木漏れ日に揺れる、金色の日差しのよう…

…白雪。誰よりも白く…誰よりも汚れないで…。あなただけは…。
そして許して。私のわがままなギルティを…

ええ…。きっと…きっと…私の…私だけの世界が飛び立つ時が来ます…。
その未完のディスティニーが完成される時を信じてます。

きっと…。きっと訪れる…。「しらせ」を運ぶ天使のように…。
私をも…飛び越えて…？

ティンカーベル先輩…

（ああ…。美しく…それでいて、誰よりも消え入りそうな強さが見える…）

（この人は…本当に存在しているのかな…もしかしたら…）

（…本当に…天使…？　いえ…妖精？）

※３

先輩…もし…よかったら…

私に…先輩の悩みを聞かせてくれませんか？　今の先輩は…
まるで湖に沈み行く、儚い女神の悲しさに似て…

白雪…。心を破壊していく真実に…あなたも…

私の…ほんの小さな白いインクが…。先輩の虹色を
少しでも明るくできれば…

…私も…そう。あなたと同じなの…

美しく…誰よりも淡く光り輝く翡翠のような、その人は…
私にとっての蒼い富貴桜…

でも、その人は…狂気に塗られた世界へ…自らを涙と共に押し上げて…そして…

その紫煙に包まれた…コキュートスから来る。蛇のような髪に絡めとられて…。
でも、わかってる…

すべては涙と共に流れる…オーシャン・メモリーズ…

先輩…まさか…。大切な人を失って…？

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

…先輩？

…ダメよ白雪。そんなコトでは…

今のあなた…。『果実の罪』だった…。それではいけない…。
翼を…広げて…？

…！　あぁ…すみません…！　私ったら…
幻覚に捕らわれた人形のように…吐息を見失って…

※４

…まだ、つなぎ止めているの。でも…いつからなんだろう…

あの人を…近くにいるあの人を…まるで求めるように、傷付き始めたのは…。
一人っきりの夜を泳いで…彷徨い始めたのは…

…そんな色あせた世界で…。先輩が…誰にも言わずにいたのはどうして…？

…夢も、現実も…自分自身も…傷つけたくなかったから…

…夢を求めて命の色を削るのは…どうして？

…結局は…「愛が欲しい」に…行き着くのかもしれない…

キュン…（はぁと）　せ、先輩…。私…。涙を…「今」で癒して…

ありがとう…その優しさこそが…天使交響曲の最終楽章を奏でる、白いヴィオラ…

私も…私も強く生きて行きます…！
蜃気楼に彩られた街でも…百合の吐息は感じ取れる…

止めようとしても…心は自らの富貴菊を真実に満たしていく…それは決して止まらない…

心の傷を…白い雪で癒して…

堕ちないで…。風のベルが、きっと輝く…






※１『ポエム会話』とは？

会話にポエムを交えて会話する…というエレガントすぎる遊び。（二人曰く 祈り）
今のところ、日本広しと言えども知っているのは、この二人のみ（多分）


※２『ティンカーベル先輩』とは？

雪歩の通う高校の先輩。雪歩いわく
「去年の今頃、私と同じく風の声を聴く事のできる方にお会いしました。
　それがティンカーベル先輩…。
　白い肌に、美しく透き通るような金髪…そして清楚なたたずまい。
　その麗しの唇から流れ出る表現は、私の琴線を優しく弾きました…」
ちなみに、完全なる日本人である。本名は雪歩も知らない。


※３　どうでもよすぎる豆知識

雪歩は、ティンカーベル先輩の事を何も知らない。
同じ高校ではあるが、この『ポエム会話』は二人だけの秘密であって、誰も知らない。

そして、それ以外の事は互いに干渉していない…
という、ある意味ファンタジックな関係なのだ。


※４『罪の果実』とは？

「ポエム会話」の中に、ポエムを交えなかった事。
別にそれで減点とか、されるワケでも何でもない。

しかし、それは「ポエム会話」中では「不吉」とされる感じ…という、
どうでもよすぎる決まり事。








　はい、ここまでですが、実は今日の記事、ただ写し書いただけじゃなくって、ちゃんとオチがあります。


　お経なんか、よく昔から『写経』をしますよね。紙に書き写すヤツ。
　今回のポエムも、まぁ、実際に紙に書くんじゃなくてタイピングしてただけなわけですけれども、理解度が全く変わるように思えますね。

　ハリアーP５０作記念動画の中に『白雪先生のポエム講座』みたいなのが織り込まれていますが、確かその中で
「こう、こう、こうやってあとはそれっぽい言葉に変換していって『なんか深い意味がありそうだな』と思わせればいい」
みたいな説明が出て来ました。実際、それぞれの単語ひとつひとつに対して明確な象徴や暗喩を含ませているわけではないのでしょうが、このポエム会話は結構精巧に作り上げられていると改めて思いました。

　普段はなんとなく雰囲気で笑って、文章を細かく読んでいる人は余り多くないんじゃないかと思われますが、まず大まかに
・先輩がタチで、雪歩がネコだな
・技術的に先輩の方が余裕がありそうだな
・雪歩は感覚派の色が濃いな（キュン・・・を雪歩しか使わない・果実の罠に嵌るのは雪歩だけ、等）

と言う印象はなんとなくどなたも感じられているんじゃないかと。

　それが、結構徹底されてるなぁと、写している間ずっと強く感じましたね。


　いや～、コメ消しでずっと観てると結構ツラいものがありましたけどねｗ


　だから…あなたももっと触れてみて？
　通り過ぎた風を追いかける、迷子になった独りぼっちの堕天使が彷徨い嘆くように…

















　キュン…（はぁと）



















　ボスケテ('A`)










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