かわづP 千早創世録 オープニングっぽいもの
はい、今日は久し振りにニコマスのお話でございます。
わかんないお客さん、ごめんなさいねぇ!!(^-^;)
今日はですね、ちょいといつもとは趣向を変えまして、いくつも作品を並べていくのではなく、特定のシリーズにスポットを当ててみようと思います。先日、ぷよm@sの記事がやたらウケましたんで、ちょーし乗っちゃおうかなと!(^-^)
ご紹介させて頂きますのは、過去に二度ほど単品で貼りました、かわづP制作の架空戦記、『千早創世録』です。
⇒ 千早創世録 マイリスト
(かわづP御自身のマイリストを、投稿の古い順にソートし直したリンク)
かわづP 【アイドルマスター】千早創世録 第0話【信長の野望】
シリーズは、上の『第0話』から、79話に相当する『最終話』まで続きました。
恐ろしいことに、なんと毎週の投稿です。プレイ画面は過去の映像のようですが、そこからこう、ホイホイとシナリオに仕上げられる力量と、それを最終話まで一年四ヵ月強、毎週手掛けられる根気とモチベーションの強靭さに、他架空戦記Pならず一般視聴者まで驚かされました。
一目瞭然の通り、コーエー発売の歴史戦略シミュレーションゲーム(?^^;)、『信長の野望』シリーズより、天下創世を元にしたお話です。何人もの架空戦記Pが手掛けられましたよね。
今も連載の続きます別所就治P制作の『美希の天下創世』シリーズや、同じく連載中である宗滴P制作の『あずさの天下創世』シリーズが頭をよぎる方も多いと思います。(マイリストリンクは先程と同様、作者御自身のマイリストを投稿の古い順にソートし直した物)
別所就治P 【アイドルマスター】 美希の天下創世1 【信長の野望】
宗滴P アイマスの野望 あずさの天下創世 序章0話
これは以前にも書きましたが、架空戦記P全般的に、一般ノベマスPとまたちょっと違う意味で本当に実力者が多いんですよね。
ただ、千早創世録というシリーズは、今の両実力者制作のシリーズと少し傾向が異なる様に、私個人的には感じられます。苦境に置かれる部下たちが主君・星井美希を心の拠り所とする人間模様を描く『美希天』や、悲運に生まれた後、人間的に成熟してゆく軍母たる朝倉あずさ(後、三浦あずさ)の苦悩と慈愛を描く『あず天』をファイナルファンタジーに例えれば、『心の声』の明示に伴う”より”直線的な心情描写と、スピーディな展開による疾走感に心を躍らされる『千早創世』はドラゴンクエストに例えられると思います。
(『【アイドルマスター】千早創世録 第12話前編【信長の野望】』より抜粋)
(『【アイドルマスター】千早創世録 第40話【信長の野望】』より抜粋)
まぁ、ご存知の方も多いとは思いますが、元々PVで活動してみえた方がこうして文章系、しかも架空戦記を出されたということで、視聴者を大変驚かせたのですが…………PVって、先程の第0話投稿六日前に出たのがこんな感じのですぜ?(´・ω・`)
かわづP アイドルマスター 千早後ろから前から
ま~~、タイトルからサムネから選曲から、どうぞ突っ込んで下さいっていうアウトっぷりなわけですが、一週間も経たないうちにガチシリアスっぽく始まった当シリーズ、現在は消えてますが連載開始当時は『きれいなかわづP』タグが付いておりました。
(『【アイドルマスター】千早創世録 第2話【信長の野望】』より抜粋)
あ、画像だけ見るとネタっぽいですが、話の流れ的にここは『純粋な泣かせ所』です。もう、この回はこの台詞を見るために何度も再生したと言っても過言ではありません。
ちなみに、先程『第0話』を再生された方はお気づきと思いますが、タイトルからして明らかに千早が主人公の物語ではありますが、最初に登場するアイドルは如月千早でなく、萩原雪歩です。これが伏線として後々大いに生きるのですが、小説的に見ればこの時点で「三人称神視点の話なのだな」と想像出来ますね。先程の『心の声』は最終話まで頻繁に挿入されますが、そう考えると合点が行きます。
また、ご本人は意外と「地の文(台詞以外の文章)を書くのが苦手なんですよねぇ」なんて仰いますが、とんでもない。
何を仰るウサギさんと異議を申し立てたい所でしてね、シリーズ中で稀にしか出てこない『地の文』が、非常に上手いんですよ。最小限の文章で、多くの事柄・心情・背景を余すところ無く表現されてしまいます。
(『【アイドルマスター】千早創世録 第40話【信長の野望】』より抜粋)
今まで何枚か画像を御覧になられて、皆さんお気づきですかね?
一般的な架空戦記に比べて、台詞ウィンドウが極端に小さいんですよ。それだけ少ない文字数で、キャラクターに言いたい事を言わせきっているわけで、文章を要約される力量がハンパじゃないです。改行も、不自然に感じさせられる事はまずありません。そこに心の声まで加筆して、あの小さいウィンドウに毎回収まってしまっています。これは私もノベル系の動画を投稿する身として大変勉強させられました。
ただ、そういった文章の凝縮力に納得もさせられるんですよね。
シリーズ中、短歌が幾度も出てきます。
(『【アイドルマスター】千早創世録 第61話【信長の野望】』より抜粋)
かわづP御自身の手による歌も散見されますね。
(『【アイドルマスター】千早創世録 第28話【信長の野望】』より抜粋、安東舜季 辞世の句)
返歌(へんか・かえしうた)としても出てきます。
(『【アイドルマスター】千早創世録 第19話【信長の野望】』より抜粋)
解説:我が祖先に梅が枝示せる都人此度も行ける竜田川かな
千早が禁中に使者として参内した時、公家が紅葉を差し出したことを受けて、とっさに返した歌。
史実で蝦夷の血を引く安倍宗任に、奥州の蝦夷は花の名前も知らないだろうと侮蔑した公家が、梅の枝を渡した所、「わが国の梅の花とは見つれとも 大宮人は如何か言ふらむ」と返歌したことと、紅葉の景勝地として和歌に詠まれている竜田川を併せた歌になっている。「やんごとなきお方」が讃めた「己の名と名歌を……」は、在原業平が詠んだ歌「ちはや(千早)ぶる 神代もきかず竜田川 からくれなゐに水くくるとは」をふまえたもの。
尚、史実では伊達政宗が公家に桜の枝を渡された所、 「大宮人(みやこびと) 梅にも懲りず 桜かな」と痛切に皮肉ったエピソードがある。
(iM@S架空戦記シリーズ補完wiki 作品別用語集 - 千早創世録part4より引用)
懸歌(かけうた)と、返歌がセットになる事もあります。
(『【アイドルマスター】千早創世録 第75話【信長の野望】』より抜粋)
まぁ、こんな感じで『限られた文字数に様々な表現を盛り込む』というのがお得意のようでして、だから小さいウィンドウでもストーリーが進むのか、と。
そして他の歴史物架空戦記P同様、時代考察(道具や出来事、風習など)、人物考察(性格や性質、それぞれの関係や史実のイベント)、言語考察(古い言い回しや、身分による言葉の違い)に大変明るい御様子なので、いきなりカタカナ言葉が出てきても時代観を損ないません。
と言うか、凄い数の武将他さまざまな人物が登場しますけれども、95%以上の方は嗜好がブッ飛んでます。
(『【アイドルマスター】千早創世録 第45話【信長の野望】』より抜粋)
濃姫ですら、御覧の有り様です。
しかし、かわづPと同じく『神速』と呼ばれるどくへびさんのイラストの雰囲気や、時代にマッチしすぎたミヤコ衣裳さんのキャラ絵の力と相俟って、このシリーズはキャラクターたちがその時代に生きているんだという感覚を視聴者から奪わないんですよね。
そして、キャラ崩壊とバランスが取れるだけのシリアスが根底に脈打っていまして、大局的に見ればちゃんとイイハナシに仕上げられています。
短く上手に纏められた台詞の連続がテンポ良く続き、自分も城内や戦場でその場面を見ているような感覚。誰かを失い、誰かと出会い、共に戦い、または対峙する。罠、裏切り、駆け引き、そういったドロドロした人間臭いものも明快に描写され、視聴者は各キャラクターと共に痛快に戦い、悩み、乗り越える。
そうして最後に大団円、希望が叶えられるという手法を、先程『ドラゴンクエストに例えられる』と表現したわけなんです。
笑いながら泣ける動画が観たいなんて方には、打ってつけのシリーズですね。
敷居は低いですし、歴史にお詳しい方なら更に楽しめるので、是非、お気軽にクリックして頂けたらなと思います。
正直、私はぼろっぼろ泣きましたね。
アイマスわかんない方にはネタが通じないでしょうけど(;^-^)
今、この記事を書きながら、部屋の窓から稲葉山城(現:岐阜城)が見えるわけなんですが、「もしかして、今あそこに春香が居るのかもしれないな」或いは「小鳥さん、戻ってきて下さいよ」なんて、つい考えてしまいます^^;
最後に――――――
(『【アイドルマスター】千早創世録 第45話【信長の野望】』より抜粋)
\りっちゃーん!/\りっちゃーん!/\りっちゃーん!/
←例のアレです!! お気が向かれましたら。
はい、今日は久し振りにニコマスのお話でございます。
わかんないお客さん、ごめんなさいねぇ!!(^-^;)
今日はですね、ちょいといつもとは趣向を変えまして、いくつも作品を並べていくのではなく、特定のシリーズにスポットを当ててみようと思います。先日、ぷよm@sの記事がやたらウケましたんで、ちょーし乗っちゃおうかなと!(^-^)
ご紹介させて頂きますのは、過去に二度ほど単品で貼りました、かわづP制作の架空戦記、『千早創世録』です。
⇒ 千早創世録 マイリスト
(かわづP御自身のマイリストを、投稿の古い順にソートし直したリンク)
かわづP 【アイドルマスター】千早創世録 第0話【信長の野望】
シリーズは、上の『第0話』から、79話に相当する『最終話』まで続きました。
恐ろしいことに、なんと毎週の投稿です。プレイ画面は過去の映像のようですが、そこからこう、ホイホイとシナリオに仕上げられる力量と、それを最終話まで一年四ヵ月強、毎週手掛けられる根気とモチベーションの強靭さに、他架空戦記Pならず一般視聴者まで驚かされました。
一目瞭然の通り、コーエー発売の歴史戦略シミュレーションゲーム(?^^;)、『信長の野望』シリーズより、天下創世を元にしたお話です。何人もの架空戦記Pが手掛けられましたよね。
今も連載の続きます別所就治P制作の『美希の天下創世』シリーズや、同じく連載中である宗滴P制作の『あずさの天下創世』シリーズが頭をよぎる方も多いと思います。(マイリストリンクは先程と同様、作者御自身のマイリストを投稿の古い順にソートし直した物)
別所就治P 【アイドルマスター】 美希の天下創世1 【信長の野望】
宗滴P アイマスの野望 あずさの天下創世 序章0話
これは以前にも書きましたが、架空戦記P全般的に、一般ノベマスPとまたちょっと違う意味で本当に実力者が多いんですよね。
ただ、千早創世録というシリーズは、今の両実力者制作のシリーズと少し傾向が異なる様に、私個人的には感じられます。苦境に置かれる部下たちが主君・星井美希を心の拠り所とする人間模様を描く『美希天』や、悲運に生まれた後、人間的に成熟してゆく軍母たる朝倉あずさ(後、三浦あずさ)の苦悩と慈愛を描く『あず天』をファイナルファンタジーに例えれば、『心の声』の明示に伴う”より”直線的な心情描写と、スピーディな展開による疾走感に心を躍らされる『千早創世』はドラゴンクエストに例えられると思います。
(『【アイドルマスター】千早創世録 第12話前編【信長の野望】』より抜粋)
(『【アイドルマスター】千早創世録 第40話【信長の野望】』より抜粋)
まぁ、ご存知の方も多いとは思いますが、元々PVで活動してみえた方がこうして文章系、しかも架空戦記を出されたということで、視聴者を大変驚かせたのですが…………PVって、先程の第0話投稿六日前に出たのがこんな感じのですぜ?(´・ω・`)
かわづP アイドルマスター 千早後ろから前から
ま~~、タイトルからサムネから選曲から、どうぞ突っ込んで下さいっていうアウトっぷりなわけですが、一週間も経たないうちにガチシリアスっぽく始まった当シリーズ、現在は消えてますが連載開始当時は『きれいなかわづP』タグが付いておりました。
(『【アイドルマスター】千早創世録 第2話【信長の野望】』より抜粋)
あ、画像だけ見るとネタっぽいですが、話の流れ的にここは『純粋な泣かせ所』です。もう、この回はこの台詞を見るために何度も再生したと言っても過言ではありません。
ちなみに、先程『第0話』を再生された方はお気づきと思いますが、タイトルからして明らかに千早が主人公の物語ではありますが、最初に登場するアイドルは如月千早でなく、萩原雪歩です。これが伏線として後々大いに生きるのですが、小説的に見ればこの時点で「三人称神視点の話なのだな」と想像出来ますね。先程の『心の声』は最終話まで頻繁に挿入されますが、そう考えると合点が行きます。
また、ご本人は意外と「地の文(台詞以外の文章)を書くのが苦手なんですよねぇ」なんて仰いますが、とんでもない。
何を仰るウサギさんと異議を申し立てたい所でしてね、シリーズ中で稀にしか出てこない『地の文』が、非常に上手いんですよ。最小限の文章で、多くの事柄・心情・背景を余すところ無く表現されてしまいます。
(『【アイドルマスター】千早創世録 第40話【信長の野望】』より抜粋)
今まで何枚か画像を御覧になられて、皆さんお気づきですかね?
一般的な架空戦記に比べて、台詞ウィンドウが極端に小さいんですよ。それだけ少ない文字数で、キャラクターに言いたい事を言わせきっているわけで、文章を要約される力量がハンパじゃないです。改行も、不自然に感じさせられる事はまずありません。そこに心の声まで加筆して、あの小さいウィンドウに毎回収まってしまっています。これは私もノベル系の動画を投稿する身として大変勉強させられました。
ただ、そういった文章の凝縮力に納得もさせられるんですよね。
シリーズ中、短歌が幾度も出てきます。
(『【アイドルマスター】千早創世録 第61話【信長の野望】』より抜粋)
かわづP御自身の手による歌も散見されますね。
(『【アイドルマスター】千早創世録 第28話【信長の野望】』より抜粋、安東舜季 辞世の句)
返歌(へんか・かえしうた)としても出てきます。
(『【アイドルマスター】千早創世録 第19話【信長の野望】』より抜粋)
解説:我が祖先に梅が枝示せる都人此度も行ける竜田川かな
千早が禁中に使者として参内した時、公家が紅葉を差し出したことを受けて、とっさに返した歌。
史実で蝦夷の血を引く安倍宗任に、奥州の蝦夷は花の名前も知らないだろうと侮蔑した公家が、梅の枝を渡した所、「わが国の梅の花とは見つれとも 大宮人は如何か言ふらむ」と返歌したことと、紅葉の景勝地として和歌に詠まれている竜田川を併せた歌になっている。「やんごとなきお方」が讃めた「己の名と名歌を……」は、在原業平が詠んだ歌「ちはや(千早)ぶる 神代もきかず竜田川 からくれなゐに水くくるとは」をふまえたもの。
尚、史実では伊達政宗が公家に桜の枝を渡された所、 「大宮人(みやこびと) 梅にも懲りず 桜かな」と痛切に皮肉ったエピソードがある。
(iM@S架空戦記シリーズ補完wiki 作品別用語集 - 千早創世録part4より引用)
懸歌(かけうた)と、返歌がセットになる事もあります。
(『【アイドルマスター】千早創世録 第75話【信長の野望】』より抜粋)
まぁ、こんな感じで『限られた文字数に様々な表現を盛り込む』というのがお得意のようでして、だから小さいウィンドウでもストーリーが進むのか、と。
そして他の歴史物架空戦記P同様、時代考察(道具や出来事、風習など)、人物考察(性格や性質、それぞれの関係や史実のイベント)、言語考察(古い言い回しや、身分による言葉の違い)に大変明るい御様子なので、いきなりカタカナ言葉が出てきても時代観を損ないません。
と言うか、凄い数の武将他さまざまな人物が登場しますけれども、95%以上の方は嗜好がブッ飛んでます。
(『【アイドルマスター】千早創世録 第45話【信長の野望】』より抜粋)
濃姫ですら、御覧の有り様です。
しかし、かわづPと同じく『神速』と呼ばれるどくへびさんのイラストの雰囲気や、時代にマッチしすぎたミヤコ衣裳さんのキャラ絵の力と相俟って、このシリーズはキャラクターたちがその時代に生きているんだという感覚を視聴者から奪わないんですよね。
そして、キャラ崩壊とバランスが取れるだけのシリアスが根底に脈打っていまして、大局的に見ればちゃんとイイハナシに仕上げられています。
短く上手に纏められた台詞の連続がテンポ良く続き、自分も城内や戦場でその場面を見ているような感覚。誰かを失い、誰かと出会い、共に戦い、または対峙する。罠、裏切り、駆け引き、そういったドロドロした人間臭いものも明快に描写され、視聴者は各キャラクターと共に痛快に戦い、悩み、乗り越える。
そうして最後に大団円、希望が叶えられるという手法を、先程『ドラゴンクエストに例えられる』と表現したわけなんです。
笑いながら泣ける動画が観たいなんて方には、打ってつけのシリーズですね。
敷居は低いですし、歴史にお詳しい方なら更に楽しめるので、是非、お気軽にクリックして頂けたらなと思います。
正直、私はぼろっぼろ泣きましたね。
アイマスわかんない方にはネタが通じないでしょうけど(;^-^)
今、この記事を書きながら、部屋の窓から稲葉山城(現:岐阜城)が見えるわけなんですが、「もしかして、今あそこに春香が居るのかもしれないな」或いは「小鳥さん、戻ってきて下さいよ」なんて、つい考えてしまいます^^;
最後に――――――
(『【アイドルマスター】千早創世録 第45話【信長の野望】』より抜粋)
\りっちゃーん!/\りっちゃーん!/\りっちゃーん!/
←例のアレです!! お気が向かれましたら。
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