【事例の紹介です】
息子たち(長男かずき7歳・次男はるき5歳)が喧嘩をして、次男はるきが泣いた。
喧嘩を止めはしなかったが、私は長男かずきに嫌な顔をしてしまった。
かずきの様子が気になり、手当ての必要あると思い、声をかけてみた。
母 : かずき、お母さん、かずきの話を聞きたいんだけど、いいかな?
かずき : いやだよ。お母さん、どうせ怒るんでしょ。話も聞いてくれないし・・・。
母 : かずき、怒られると思っているんだね(膝の上にかずきを乗せる)。(能動的な聞き方)
かずき : そうだよ。いつも「お兄ちゃんだから」って言うけど、僕はお兄ちゃんじゃない!
母 : いつも怒られるのが嫌なんだね。お兄ちゃん、って言われるのも嫌なんだね。(能動的な聞き方)
かずき : はるきと一緒に遊ぼうとしてさぁ、はるきが悪いのに。いつも僕ばっかり・・・。
母 : はるきが悪くても、かずきばっかり怒られると思っているのね。(能動的な聞き方)
かずき : うん。もう眠いから寝ようよ。
母 : 眠いのね。(能動的な聞き方)
かずき : (寝る支度をして布団に入る)お母さん、ぼく、話をしてすっきりしたよ。
【お母さんの感想】
最後の思いがけない長男の言葉にびっくりして、涙が出てしまいました。
いつもは、姉や弟がいて、にぎやかな所で話すことが多かったのですが、本気モード(?)にして話を聞くと、長男は気持ちを話してくれました。
私は普段、あまり「かずきがお兄ちゃん」ということを意識していなかったのですが、長男が負担に思っていることを知ることができました。また、機会をみて話を聞きたいと思います。
その後、学校などで友達とケンカしたりすると、「今日、いやなことがあったんだよ」とか「話をしよう」と本人から言うようになりました。コミュニケーションがスムーズになりました。
誰でも、心の中にイライラやモヤモヤを抱えているとき、その心の扉を開けて自分の思いを自由に言葉にできると、気持ちが楽になります。
それを相手が「理解してくれた」とその人が感じれば、ますます気持ちが晴れ晴れとするものです。
子どもにとって、親の存在がいつでもそんなふうに「理解してくれる人」であれば、子どもが例え何か困難にぶつかっても、乗り越えていく原動力(=やる気)になるんですね。
息子たち(長男かずき7歳・次男はるき5歳)が喧嘩をして、次男はるきが泣いた。
喧嘩を止めはしなかったが、私は長男かずきに嫌な顔をしてしまった。
かずきの様子が気になり、手当ての必要あると思い、声をかけてみた。
母 : かずき、お母さん、かずきの話を聞きたいんだけど、いいかな?
かずき : いやだよ。お母さん、どうせ怒るんでしょ。話も聞いてくれないし・・・。
母 : かずき、怒られると思っているんだね(膝の上にかずきを乗せる)。(能動的な聞き方)
かずき : そうだよ。いつも「お兄ちゃんだから」って言うけど、僕はお兄ちゃんじゃない!
母 : いつも怒られるのが嫌なんだね。お兄ちゃん、って言われるのも嫌なんだね。(能動的な聞き方)
かずき : はるきと一緒に遊ぼうとしてさぁ、はるきが悪いのに。いつも僕ばっかり・・・。
母 : はるきが悪くても、かずきばっかり怒られると思っているのね。(能動的な聞き方)
かずき : うん。もう眠いから寝ようよ。
母 : 眠いのね。(能動的な聞き方)
かずき : (寝る支度をして布団に入る)お母さん、ぼく、話をしてすっきりしたよ。
【お母さんの感想】
最後の思いがけない長男の言葉にびっくりして、涙が出てしまいました。
いつもは、姉や弟がいて、にぎやかな所で話すことが多かったのですが、本気モード(?)にして話を聞くと、長男は気持ちを話してくれました。
私は普段、あまり「かずきがお兄ちゃん」ということを意識していなかったのですが、長男が負担に思っていることを知ることができました。また、機会をみて話を聞きたいと思います。
その後、学校などで友達とケンカしたりすると、「今日、いやなことがあったんだよ」とか「話をしよう」と本人から言うようになりました。コミュニケーションがスムーズになりました。
誰でも、心の中にイライラやモヤモヤを抱えているとき、その心の扉を開けて自分の思いを自由に言葉にできると、気持ちが楽になります。
それを相手が「理解してくれた」とその人が感じれば、ますます気持ちが晴れ晴れとするものです。
子どもにとって、親の存在がいつでもそんなふうに「理解してくれる人」であれば、子どもが例え何か困難にぶつかっても、乗り越えていく原動力(=やる気)になるんですね。