引退と行進

サウジ一行の撮影日に撮影したＣＸとＬＨのＢ７４７． ＣＸは１０月１日の、羽田～香港を持ってＢ７４７パッセンジャーの引退を表明している。 これで、アジアの大手Ｂ７４７カスタマーはシンガポールなどに続きなくなる。 恐らくアジアではタイが保有機数では一番になろう。続いてＣＩ、ＣＡだろうか。 成田でも不定期でみたれたが、１０月以降はその姿も見納めになる。 方やＬＨ。最新鋭のＢ７４７－８Ｉを羽田に投入している。 成田からシフトして機材も段々大型化してきた。おかげで成田はＡ３４０－３００と 最小限の機材だ。しかし、このご時勢でＢ７４７を飛ばすカスタマーもほぼいない 中、大変貴重な存在だ。そしてこの日はＬＨのレトロカラーだった。 このカラーは１９９０年ごろには無くなっており、私が航空機撮影を始めた 頃に僅かに残っていたかどうかぐらいの記憶しかない。 あえてＢ７４７－８Ｉに施すような心憎い演出には脱帽だ。 ４００がいるうちに４００にも施して欲しいものだ。 お陰でわざわざこの機体のために羽田に来る必要はなくなったので 助かった。しかし、羽田の国際線化の進撃にはとどまる所を知らない勢いだ。 どんどん成田は寂れる一方だ。