第64回 別府大分毎日マラソン 2015 後半

いきなりフィニッシャータオルの写真はいけませんね。
まだ後半戦があります。

別大国道を過ぎて、いよいよ大分市内に突入すると、別府市内に負けず劣らずの温かい声援です。
とにかく応援が途切れることがありません。

●25km 23:05
声援に背中を押してもらい、この区間も大きな落ち込みもなく通過することができました。
浜町を過ぎると、本日2度目のトップ集団との遭遇です。
既に単独トップでひた走っていました。
相変わらずすごいスピードです。
あと30歳若ければ・・・・無理無理(笑)

30kmの新日鉄正門のはるか手前で、優勝者を称える花火の音がこだましました。
立ち止まって拍手をしたいところですが、段々余裕がなくなってきました。

●30km 23:19
案の定、段々とペースが落ちてきています。
こんな調子だと前半の貯金は、すぐに食い尽くしてしまいそうです。
やはりマラソンは30kmからだなあなんて思いながら進みます。

期せずしてこの辺りから見も知らぬ女性ランナーと並走することになりました。
ペースもほとんど同じで、加えて時折苦しそうにウェストポーチのドリンクを補給していました。
単純ですが、これからの区間、みんなしんどい思いして走っていることに改めて気づかされました。

●35km 23:37
当然のように、ペースはどんどん落ちていきます。

ここにきて足指の骨折の影響で十分な走り込みができなかったことが影響してきたようです。
天草マラソン後の１か月間、トレーニングできなかったことが悔やまれます。
そんなこと考えていると、足の骨折箇所が痛くなったりして、完全にネガティブ思考です。

ふと我に返ると、さっきまで並走していた女性ランナーとの差が5mほどに開いています。
これはいか～ん！と一念発起！
グワーンと加速し無理やり並走します。

●40km 23:59
女性ランナーを抜きつ抜かれつでこの5km、なんとかに23分台で走ることができましたが、この区間でキロ4:59の最悪ラップも記録しています。

40kmを過ぎ舞鶴橋手前の登坂から、最後の力を振り絞りラストスパート！
ターボエンジンに点火し女性ランナーを振り切ります。

この1kmのラップ、なんと4:25！

もうここから先は誰にも抜かれないぞという強い気持ちで必死で陸上競技場のゲートを目指します。
沿道の応援も「あと少し、ラスト～！」と声を枯らしてくれます。
いや～、うれしいねえ。

でも、足が思うように進まないのも事実……ペースはまた落ちてくるし、もう気持ちだけで前に進みます。

●42.195km 10:14
トラックを１周しゴールを目指します。
最後のラップペースはキロ4:15！
ゴール手前で数人を抜き去り、ありがたいことに今年も自己新記録でゴールすることができました。

GPSメモでは、　
総走行距離42.423km　 Av4:37
でしたので、想定の4:35～4:40のど真ん中に収まりました。

それにしても3.15の壁は厚いですね。
でも、ケガを乗り越えてのＰＢ・・・よしとしましょう。

私のマラソンの神様はよく考えていらっしゃいます。
区切りのいい目標をクリアしてしまうと、モチベーションをなくしてしまうことをよくご存じのようです。

また新たな目標ができました。

そうそう、30kmから並走してくれた女性ランナーの方にもお礼を言いたかったのですが忘れてしまいました。
この場をお借りして、心からお礼申し上げます。
お顔は拝見していませんが、お若いようでしたので別の大会で記録が伸びて、来年はきっとカテゴリー2に行かれることでしょう。
ご活躍を祈念します。