イギリス、イラク戦争検証独立調査委が7年をかけて「侵攻の事前検討も決定した政策の実施も不十分だった」と結論を出しとニュースが伝えています。イラク戦争は「誤っていた」ということです。ブレア元首相ら150人以上から聴取。報告書案を利害関係者に見せて反論させたりしたそうです。日本政府は検証をすることもなく、イラク戦争は間違っていなかったとの立場です。
「イスラム国」や「難民」を生み出す発端となったのはイラク戦争(イスラム教スンニ派が壊滅し、一部が「IS」に参加、シリアなどを舞台に破壊が始まり、 多くの難民が生まれました)。アメリカやイギリスは「国連の支持がない」ままイラク戦争をはじめました。それゆえ、イラク攻撃に賛同する「33の国」を発 表しました。この中に中米の国「コスタリカ」が入っていました。
コスタリカは「軍隊を無くす」ことで「国の防衛」をしようとする国のひとつです(日本もそうだったと思いますが、既成事実の積み重ねで、そうでなくなりま した)。ところが、賛同する33の国の中にコスタリカが入っていたのです。つまり戦争を支持してしまったのです(軍隊を出したわけではないのです)。
軍隊を持たないということは「敵」を作らないということです。相手がたとえ嫌いでもです。それが軍事的に一方に加担してしまったのです。メディアは「恥知らずな大統領」との見出しを掲げ、人々は大規模なデモを繰り広げたそうです。世論調査では9割以上が反対。訴訟が起こされ、1年余りの審議 で、7人の判事「全員一致」で大統領に違憲判決を下したそうです。訴訟の一人は行政職で、上司の大統領を訴えた人もいたのです。アメリカに頼らない、軍事 拡大でではない道もあるのです。(
tomo)
「イスラム国」や「難民」を生み出す発端となったのはイラク戦争(イスラム教スンニ派が壊滅し、一部が「IS」に参加、シリアなどを舞台に破壊が始まり、 多くの難民が生まれました)。アメリカやイギリスは「国連の支持がない」ままイラク戦争をはじめました。それゆえ、イラク攻撃に賛同する「33の国」を発 表しました。この中に中米の国「コスタリカ」が入っていました。
コスタリカは「軍隊を無くす」ことで「国の防衛」をしようとする国のひとつです(日本もそうだったと思いますが、既成事実の積み重ねで、そうでなくなりま した)。ところが、賛同する33の国の中にコスタリカが入っていたのです。つまり戦争を支持してしまったのです(軍隊を出したわけではないのです)。
軍隊を持たないということは「敵」を作らないということです。相手がたとえ嫌いでもです。それが軍事的に一方に加担してしまったのです。メディアは「恥知らずな大統領」との見出しを掲げ、人々は大規模なデモを繰り広げたそうです。世論調査では9割以上が反対。訴訟が起こされ、1年余りの審議 で、7人の判事「全員一致」で大統領に違憲判決を下したそうです。訴訟の一人は行政職で、上司の大統領を訴えた人もいたのです。アメリカに頼らない、軍事 拡大でではない道もあるのです。(
tomo)