は
快挙である。
私にしたら、なかなかの快挙であるのです。
画像を見ていただきたいのですが、このfacebookグループのヘッダー画像はまごう事なく先日染めた私の作品です。
このグループには世界中のタイダイクリエイターの猛者が五万人も集まって日々作品を掲載して切磋琢磨しているのです。
私から見ても再現不能、理解不能、謎技術のオンパレードな凄い奴らが集まっています。
その中で、優秀な作品しか選ばれないヘッダー画像に使っていただきました。
わー!!パチパチ!!
実は既に2回目なんですけどね。
さて、タイダイは日本において、どうも芸術とは見なされにくい印象があります。
絵画や彫刻、書画やら何やらに比べると地位がかなり低い気がします。
勿論、伝統的な藍染めとか何とか染めとかは地位が高い印象を受けますが、これがタイダイ染めと言うと、やはり色合いがポップ過ぎるのでしょうか美術的観点から取り沙汰される事は皆無ではないかと思います。
でも私は好きなんですね。タイダイ。
タイダイの最大の良いところは、最後に絶対に「神の手」が入るところです。
どれだけ技術を尽くして細心微細に目を凝らして、染料の僅か一滴をその箇所、タイミング、量、色合い、バランス、力具合、水温、気温、全てに完璧と時間と工夫を持って臨んでも最後の仕上げは神様がやります。
これが絵や彫刻と絶対的に違うところです。
人の力を最大限に発揮して、阿呆みたいな熱量と執念を持って努力を惜しみなく注いで、最後は神様に任せる。
偶然に任せる。
偶然が必然になるように手を尽くす。
絞りを解くと、
色、グラデーション、カタチ、空間、奥行き、深さ、全てが想像を超える事があるんです。
偶然が自身の想像と技術を遥かに超えて創造になるんです。
音楽で言うと、技術と感性を尽くしたメンバーとのインプロセッションの果てに、誰も想像もしなかった音楽の神々しい瞬間が不意に訪れるのに似ています。
やはり私は名前の付いてない、何か凄い瞬間を常にずっと追い求めてるんですね。
タイダイをやる人は、特に曼荼羅を染めようとする皆さんはどこかこんな気持ちを持ってらっしゃるんじゃないでしょうか?
絞りを解いた瞬間に現れる新しい宇宙に夢中でウットリな笑
今年こそ、そんな皆さんと何かやろうかな。何が出来るかな。
芸術におけるタイダイの地位なんて実際どうでもいいですけど、偶然に挑み続ける皆さんともっと楽しく何か出来るような気がします。
何かアイデアがありましたらどなたか教えてください。
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