ときめき山歩き:出逢いの記

山の中を歩いていると時として心に残る嬉しい出逢いが有ります。草花や木々や空・・共感して戴ける方に見て貰えたら幸いです。

かぐや姫の色々話

2014年01月24日 | あれこれ四方山

                                                                      キンメイモウソウチク: 林業試験場~2009年12月撮影

 

              

映画「かぐや姫の物語」の影響もあるのでしょうか~佐賀植物友の会:26年度の始まり~総会での研究発表は、

「かぐや姫の生まれた竹の種類はいかに」「佐賀県武雄自治領のさく葉帖」 についてのお話で、興味深いものでした。

 (植物友の会の観察会は毎月1回・・・昨年は4回の参加でした。今年の目標は5回といたしましょう!

少しずつでも新しい植物と出逢い、知識を深めていけたら嬉しいものです♪ 好きなことですから~

26年度も、楽しみな観察会です。 2月23日の観察会は多良山系中山ルート。~会員募集されてます~)

                

 さて本題                

  研究発表より~ 竹取物語から竹の世界を見る 「かぐや姫の生まれた竹の種類はいかに」

かぐや姫は3寸(約9cm) ばかりなる人。

日本には600種以上の竹があり、その中で、9センチ以上の直径になるのは3種のみで、

                                     孟宗竹、真竹、破竹(淡竹)だそうです。

    ●竹取り物語が書かれた時代、日本にはモウソウチクがなかった。

    ● 「なよ竹のかぐや姫」という名・・・なよ竹とはメダケ又は細くてしなやかな竹をいう。

            真竹は(真っすぐな竹)である。

    ●古代から平安時代は、ハチクの全盛時代であった。

           竹やりなどの武器、食べ物、神事に使用されていた。

    ●竹細工の変遷とともに、ハチクからマダケに変わっていった。

    

他、端折りましたが、かぐや姫の生まれた竹は、ハチクと想定出来るそうでした。・・・・なるほど~

          

     ◎ ミニ知識

          ○ハチクは、現在、茶せんに利用。

          ○藪医者より、質の悪い医者は、タケノコ医者と言われた(藪にもなれない)。

          ○皮が成長後に脱落するものをタケ、成長後も残っているものをササという。                                         

                                             発表有難うございました。

 

 最近話題の映画   アニメの「かぐや姫の物語」は、その色彩に感動しました。

柔らかで~深みのある色合いで、「水彩画が動いている~!」 と感じました。

 

髪の毛の細い美しい線の表現では、佐賀県民には、お馴染みの中島潔氏の絵画がありますので

          新たな感動にはなりません。映画は、途中で、すっごく眠くなって一部観そびれたかな~

                                     < 風の画家  中島 潔氏 絵葉書より  >

 

  同じ物語でも、巨匠 市川 崑 監督「竹取物語」の映画は、今でも美しい映像美を思い出します。

何となく、見に行って~忘れられない作品です。 

記録映画が芸術的な作品になっている「東京オリンピック」の監督ですものね~素晴らしいはずでしょうか~

思い出してまた見たくなりました。 バブル期に二十億円もの製作費が投入されたそうですからね~

                                             ビデオでも借りて見直してみましょう!

 

  手持ちの本 コミグラフィック(コミック調の漫画と写真映像で再現)の「竹取物語」 は・・・

     

 

アニメ映画(美男とまではいかなかった・・)と違ってとてもハンサムな帝です。 

「竹取物語」の映画では、石坂浩二・・ハンサムでしたね~  

絵巻の帝をルーペで見る・・高貴な感じはするけど、美形ではないような~目鼻立ちが不鮮明で、残念!

(この本には、「竹取物語絵巻」の映像を要所々に載せてあって、こちらは、繊細で素晴らしい絵です。

                     国立国会図書館蔵、東京大学国文学研究室蔵 だったりするものです。)

話が前後しますが、この本を再び開いて見て・・・

          高畑アニメの映像は、「竹取物語絵巻が動いている感じなのね~」 とも思いましたよ~

 

千年以上もの昔から、日本人の心の中に生き続けてきた古典・・・物語の結末が、物悲しいですね~

私、ハッピーエンドでないお話は・・・ちょっと~苦手なんですが、

        竹の研究発表を聞いたり、美しい映像に感動したものですから、振り返ってみたりしました。

 

ここのところ寒い日が続きますね~夜は皆様暖かくしてお休みになり、免疫力UP!

                                               風邪など召されませんように~

                                                                         see  you  later

 


最新の画像もっと見る