キンメイモウソウチク: 林業試験場~2009年12月撮影
映画「かぐや姫の物語」の影響もあるのでしょうか~佐賀植物友の会:26年度の始まり~総会での研究発表は、
「かぐや姫の生まれた竹の種類はいかに」「佐賀県武雄自治領のさく葉帖」 についてのお話で、興味深いものでした。
(植物友の会の観察会は毎月1回・・・昨年は4回の参加でした。今年の目標は5回といたしましょう!
少しずつでも新しい植物と出逢い、知識を深めていけたら嬉しいものです♪ 好きなことですから~
26年度も、楽しみな観察会です。 2月23日の観察会は多良山系中山ルート。~会員募集されてます~)
さて本題
研究発表より~ 竹取物語から竹の世界を見る 「かぐや姫の生まれた竹の種類はいかに」
かぐや姫は3寸(約9cm) ばかりなる人。
日本には600種以上の竹があり、その中で、9センチ以上の直径になるのは3種のみで、
孟宗竹、真竹、破竹(淡竹)だそうです。
●竹取り物語が書かれた時代、日本にはモウソウチクがなかった。
● 「なよ竹のかぐや姫」という名・・・なよ竹とはメダケ又は細くてしなやかな竹をいう。
真竹は(真っすぐな竹)である。
●古代から平安時代は、ハチクの全盛時代であった。
竹やりなどの武器、食べ物、神事に使用されていた。
●竹細工の変遷とともに、ハチクからマダケに変わっていった。
他、端折りましたが、かぐや姫の生まれた竹は、ハチクと想定出来るそうでした。・・・・なるほど~
◎ ミニ知識
○ハチクは、現在、茶せんに利用。
○藪医者より、質の悪い医者は、タケノコ医者と言われた(藪にもなれない)。
○皮が成長後に脱落するものをタケ、成長後も残っているものをササという。
発表有難うございました。
最近話題の映画 アニメの「かぐや姫の物語」は、その色彩に感動しました。
柔らかで~深みのある色合いで、「水彩画が動いている~!」 と感じました。
髪の毛の細い美しい線の表現では、佐賀県民には、お馴染みの中島潔氏の絵画がありますので
新たな感動にはなりません。映画は、途中で、すっごく眠くなって一部観そびれたかな~
< 風の画家 中島 潔氏 絵葉書より >
同じ物語でも、巨匠 市川 崑 監督「竹取物語」の映画は、今でも美しい映像美を思い出します。
何となく、見に行って~忘れられない作品です。
記録映画が芸術的な作品になっている「東京オリンピック」の監督ですものね~素晴らしいはずでしょうか~
思い出してまた見たくなりました。 バブル期に二十億円もの製作費が投入されたそうですからね~
ビデオでも借りて見直してみましょう!
手持ちの本 コミグラフィック(コミック調の漫画と写真映像で再現)の「竹取物語」 は・・・
アニメ映画(美男とまではいかなかった・・)と違ってとてもハンサムな帝です。
「竹取物語」の映画では、石坂浩二・・ハンサムでしたね~
絵巻の帝をルーペで見る・・高貴な感じはするけど、美形ではないような~目鼻立ちが不鮮明で、残念!
(この本には、「竹取物語絵巻」の映像を要所々に載せてあって、こちらは、繊細で素晴らしい絵です。
国立国会図書館蔵、東京大学国文学研究室蔵 だったりするものです。)
話が前後しますが、この本を再び開いて見て・・・
高畑アニメの映像は、「竹取物語絵巻が動いている感じなのね~」 とも思いましたよ~
千年以上もの昔から、日本人の心の中に生き続けてきた古典・・・物語の結末が、物悲しいですね~
私、ハッピーエンドでないお話は・・・ちょっと~苦手なんですが、
竹の研究発表を聞いたり、美しい映像に感動したものですから、振り返ってみたりしました。
ここのところ寒い日が続きますね~夜は皆様暖かくしてお休みになり、免疫力UP!
風邪など召されませんように~
see you later