Rosso Laboratory

まだポイント制御やってます

前回のスプリングポイントの話の続き。
(データはコチラから)

複線で殆ど1方向にしか進むことのないCVにおいては、前回のスクリプトでほぼ問題はなさそうだが、両方向から進入してくる単線の場合はどうだろうか?ということで、汎用性について少々検証してみた。

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上記のようなシングルクロスの場合は特に問題なし。ところがダブルクロスになると制限が発生する。



上側のダブルクロスのようにポイント4つのみで構成されると、ポイント1つの上にセンサーが2つ乗ることになり(確か1レールに1つのセンサーという原則があったと思う)、どちらか一方のセンサーしか作動せず、うまく動かない。よって下側のダブルクロスのようにポイント間に短いレールを挟む必要がある。

また、下図のように、



ポイントが3つ以上連続しても問題が発生する。図の左側から進入し合流する形では問題は発生しないが、右側から進入し分岐する場合、一番左の黄色いポイントはこの場合直進方向へは進めない。一番右の合流ポイント用のセンサーが働いてしまうからである。

結局、これを回避するために一番右にオレンジ色のセンサーを置き、ここを通過するとスプリングポイント用のルーチンをオフにする仕組みを作った。そして左の青いセンサーを通過するとルーチンはオンになる。これで合流側ではスクリプトが働き、分岐側ではスクリプトは動作せず、手動で設定した通りの動作が得られる。

まぁポイント間に短いレールを挟めば良いという話もあるが、TOMIXのLAYOUT SUPPORT BOOK通りの配置を再現しておきたかったのでね。固定式レイアウトではこんな面倒なことをする必要はないし、センサーだらけでスマートではないが、名前の重複が有り得るモジュール式レイアウトだとこうする必要があるかな、というところ。

VRM4ではスクリプトを使い、様々の複雑な動作をさせることが出来るが、ポイントに関してはVRM3の方がシンプルで扱いやすいな、というあまり意味のない結論にしかならなかった。

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今はこの辺も踏まえ、上の複線と複々線の合流分岐駅や下の終着駅用レール配置なんかを考えているところだが、いよいよ3次元CADが本格的に稼動してきたので、今はそちらの方が面白いし、早く慣れる必要があるので重要である。まぁ何にせよ、仕事が面白いというのは良いことだ(笑)。

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