(データはコチラから)
複線で殆ど1方向にしか進むことのないCVにおいては、前回のスクリプトでほぼ問題はなさそうだが、両方向から進入してくる単線の場合はどうだろうか?ということで、汎用性について少々検証してみた。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/32/bfac6e0b2134a17aa5184c8f99ef91e0.png)
上記のようなシングルクロスの場合は特に問題なし。ところがダブルクロスになると制限が発生する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/e9/6509cf5c5007f84b54312c7f8494a852.png)
上側のダブルクロスのようにポイント4つのみで構成されると、ポイント1つの上にセンサーが2つ乗ることになり(確か1レールに1つのセンサーという原則があったと思う)、どちらか一方のセンサーしか作動せず、うまく動かない。よって下側のダブルクロスのようにポイント間に短いレールを挟む必要がある。
また、下図のように、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/88/bb5900890a12c4286451c85056b7c1e0.png)
ポイントが3つ以上連続しても問題が発生する。図の左側から進入し合流する形では問題は発生しないが、右側から進入し分岐する場合、一番左の黄色いポイントはこの場合直進方向へは進めない。一番右の合流ポイント用のセンサーが働いてしまうからである。
結局、これを回避するために一番右にオレンジ色のセンサーを置き、ここを通過するとスプリングポイント用のルーチンをオフにする仕組みを作った。そして左の青いセンサーを通過するとルーチンはオンになる。これで合流側ではスクリプトが働き、分岐側ではスクリプトは動作せず、手動で設定した通りの動作が得られる。
まぁポイント間に短いレールを挟めば良いという話もあるが、TOMIXのLAYOUT SUPPORT BOOK通りの配置を再現しておきたかったのでね。固定式レイアウトではこんな面倒なことをする必要はないし、センサーだらけでスマートではないが、名前の重複が有り得るモジュール式レイアウトだとこうする必要があるかな、というところ。
VRM4ではスクリプトを使い、様々の複雑な動作をさせることが出来るが、ポイントに関してはVRM3の方がシンプルで扱いやすいな、というあまり意味のない結論にしかならなかった。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/56/3f8421108654698d291cefe2d8e20c0c.png)
今はこの辺も踏まえ、上の複線と複々線の合流分岐駅や下の終着駅用レール配置なんかを考えているところだが、いよいよ3次元CADが本格的に稼動してきたので、今はそちらの方が面白いし、早く慣れる必要があるので重要である。まぁ何にせよ、仕事が面白いというのは良いことだ(笑)。